【四日市】 Tel.0120-541-008
【桑名】 Tel.0120-932-144
【鈴鹿】 Tel.0120-002-047
【津】 Tel.0120-080-311
【一宮】 Tel.0120-597-011
【尾張旭】 Tel.0120-02-8670
【春日井】 Tel.0120-96-9466
【岐阜】 Tel.0120-920-769

営業時間 10:00〜18:00  定休日 火曜日

ブログ

公開:2015.04.22   更新:2023.12.01

高気密・高断熱の住宅のメリット・デメリットとは?失敗しないためのポイントも徹底解説

高気密・高断熱 メリット デメリット

高気密・高断熱は、最近の住宅関係の情報でよく耳にする言葉です。省エネ住宅が注目される今の時代、高気密・高断熱は省エネと切っても切れない関係になっています。

日本の家庭では、冷暖房の使用がエネルギー消費率の約30%を占めています。住宅の高気密・高断熱の性能を上げるとこの割合の減少を期待できるため、経済産業省の省エネルギー庁が本腰を入れて推奨し始めました。

省エネ性能が高い住宅を建築すると、補助金やポイント制度の利用ができる制度も導入されています。

高気密・高断熱の住宅は住み心地も良く、長く快適に住みたいマイホームにおすすめの性能です。高気密・高断熱の住宅のメリット・デメリットについてご紹介します。

 

高気密・高断熱住宅とは

高気密・高断熱 住宅とは

シンプルに言うと、高気密住宅は「隙間が少ない家」、高断熱は「冬は暖かく、夏は涼しい家」のことです。高気密・高断熱を実現した家はエアコンをはじめとしたエネルギー消費機器の使用を抑えられる、省エネ効果が高い家として高く評価されています。

高気密・高断熱は、C値・UA値という数値を用いて測ることができます。この値が小さいほど省エネ性能の高さの証明になるため、省エネ住宅を建てるときにはぜひ意識してみてください。

 

C値について

C値とは

C値とは「相当隙間面積」を指しています。住宅の気密性を表す数値として用いられており、隙間面積÷延べ床面積の計算式で算出可能です。

C値が表す住宅の気密性とは、「家にある隙間はどれくらいか」が分かるということです。このC値が高ければ家に隙間が多く、逆に低ければ「隙間が少ない家=高気密の家」として認定されます。

省エネ住宅は「高気密の家=隙間が少ない家」を推奨しているため、新築住宅を建てるときには意識しておきたい項目です。

 

UA値について

UA値とは

UA値とは「外皮平均熱貫流率」を指しています。「熱量が家の外に出入りしやすい割合」と考えます。UA値は外皮総熱損失量÷外皮総面積で求められます。

住宅の内部からは床や壁をすり抜けて、どうしても熱が逃げ出してしまいます。このUA値が小さいほど家から熱量が外に逃げ出しにくく、断熱性能が高いとされています。

C値と並び、省エネ住宅の重要な基準値です。省エネ住宅の購入を考えるときは、やはり意識しておきたい項目ですね。

 

高断熱住宅の仕組み

高気密・高断熱住宅 仕組み

高断熱住宅は、冬は暖かく、夏は涼しいという、魔法瓶のような性質を持った住宅です。どのような仕組みでできているのでしょうか。

 

仕組み①:内断熱

内断熱は内壁や床などに断熱材を入れる方法です。コストパフォーマンスが良く、予算と折り合いを付けやすい魅力があります。

壁と壁の間や柱の間、天井裏や床下など、隙間ができやすい場所に断熱材を入れて断熱性を高めます。

 

仕組み②:外断熱

外断熱は家全体を断熱材で覆う方法です。屋根や柱、梁などすべてを断熱材で囲み、断熱性を高めます。

内断熱に比べて断熱性が高く、家の気密性も上げることができます。高気密・高断熱が求められる省エネ住宅では大活躍する方法です。

 

高気密・高断熱住宅のメリット

高気密・高断熱 住宅

高気密・高断熱住宅のメリットは数多くあります。とくに光熱費や健康面、防音性は見逃せません。これらのメリットは家族の快適な生活に結び付きます。

 

メリット①:光熱費を節約できる

夏は涼しく冬は暖かい高気密・高断熱住宅は、冷暖房費を節約できる性質です。電気代や燃料費を減らせるため、家計に優しいという嬉しいメリットがあります。

 

メリット②:防音効果が高まる

断熱性が高い住宅は遮音効果があります。また、断熱材も音を吸収する性質があるため、家屋全体の防音効果が高くなるでしょう。小さなお子さんの声や物音が気になるご家庭や、または外部の音を気にせず静かに暮らしたいご家庭に大きなメリットをもたらします。

 

メリット③:ヒートショックのリスクを軽減できる

寒暖差が激しい場所では心臓や血管に負担がかかり、ヒートショックの心配があります。高気密・高断熱住宅は家の中の寒暖差が少なくなるため、ヒートショックのリスクの軽減が可能です。リスクが高いお年寄りがいるご家庭で重宝されるメリットです。

 

高気密・高断熱住宅のデメリット

高気密・高断熱住宅にはメリットだけではなく、デメリットもあります。「こんなはずじゃなかった」となる前に、デメリットを把握しておきましょう。

 

デメリット①:建築費用が高くなる

高気密・高断熱住宅は建築資材が高価であったり、設計に関する費用が高くなる傾向にあります。建築費用が高くなってしまうことは、どうしても避けられません。

一方、光熱費は安くなります。快適に暮らせるというメリットと合わせると、長期的に良い効果が得られると考えてみてはいかがでしょうか。

 

デメリット②:壁内の結露のリスクがある

壁の間(壁内)にどうしても生じる空間に結露が発生するリスクがあります。家屋内の暖かい空気が原因です。見えにくい場所で発生するため、少々厄介な現象です。

施工段階で断熱材の隙間を可能な限り減らす対策を取り、内部結露のリスクを下げる必要があるでしょう。

 

デメリット③:石油ストーブ、石油ファンヒーターは使用できない

断熱性が高い住宅では暖房器具に制限がかかります。石油ストーブ石油ファンヒーターのように、排気を外に出すタイプは一酸化炭素中毒の危険があるため使えません。

小まめな換気をすれば問題ないのですが、危険であることは変わりませんし、何よりせっかくの省エネ住宅の魅力を損ねてしまいます。エアコンやファンヒーターを利用しましょう。

 

失敗しないために押さえておきたい高気密・高断熱住宅のポイント

高気密・高断熱 住宅

高い省エネ効果を持つ高気密・高断熱住宅を建てる際には、「せっかく建てたのにイマイチ!」とならないよう、失敗しないためのポイントを押さえておきたいものです。満足できる住宅を手に入れるために意識してみましょう。

 

ポイント①:窓も高気密・高断熱仕様に

家そのものが高気密・高断熱であっても、空気の出入り口になる窓が非高気密非高断熱のままでは省エネ性能が落ちてしまいます。居住性にも大きく関わりますので、ぜひ窓も高気密・高断熱仕様を選びましょう。

 

ポイント②:間取りに注意する

高気密・高断熱住宅は間取りも重要です。ハウスメーカーとよく相談し、省エネ性能を活かせる間取りを考えましょう。

家全体が暖かくなるため、居住する部屋を南向きにすることにこだわらなくても良く、その分ほかの間取りを自由に考えられるなど、高気密・高断熱住宅ならではのメリットを活かした間取りも可能です。

 

ポイント③:ハウスメーカー選び

ハウスメーカーは数多くありますが、各社ごとに得意な建築が違います。高気密・高断熱住宅が得意なハウスメーカーを選ぶべきでしょう。また、高気密・高断熱住宅が得意なハウスメーカーでも、使用する断熱材や工法が違うということもあります。
複数のハウスメーカーに相談し、納得できる提案をしてくれたハウスメーカーを選びましょう。

 

まとめ

高気密・高断熱住宅は、省エネ住宅が推奨される現代において、見逃せない存在です。建築費用はどうしても従来の住宅より高くなりますが、国が補助金やポイント制度を用意しているため、活用しましょう。

高気密・高断熱住宅にすると、夏冬の季節ならではの厳しい居住性がぐんと良くなります。居住用物件だけではなく、光熱費の軽減やヒートショックのリスク低下などのメリットも多数あります。新築住宅を建てる際には、ぜひ高気密・高断熱住宅も選択肢に入れてみてくださいね。

 

アサヒグローバルホームの高気密・高断熱住宅について、「もっと詳しく知りたい!!」というあなた。
施工事例集を無料プレゼントしております。

アサヒグローバルホームの家は
「断熱性」
「気密性」
「耐震性」
「耐久性」
「省エネ」
すべてTOPクラス。
お家の性能面を詳しく知りたい方はこちらから。

詳しくはこちら

# マイホームを建てるまで