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公開:2024.02.20   更新:2024.12.05

住宅における気密性の本当の重要性とは?快適な家づくりのポイントを解説

LDK

理想の住まいを実現するなかで、内装や外装、間取りにこだわるのはもちろんですが、住み心地のよさを重視したいと考える人も増えています。
断熱性や気密性の高い家なら、一年を通して快適に過ごせるので、自宅で過ごす時間をより充実させられるでしょう。

この記事では、家づくりにおいて気密性がどれほど重要であるか詳しくまとめました。
家の中で気密性が下がりやすい場所についても、実験を通して具体的に紹介しています。

本当に住み心地のよい家づくりを実現するためにできることも解説しているので、これからマイホームを建てようとしている人はぜひ参考にしてください。

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気密性とは

LDK

そもそも気密性とは、延べ床面積に対する家の中にある隙間の総量の割合です。

気密性の高い住宅は、家の中の隙間が少ない住宅と言い換えられ、室内と屋外の空気をしっかりと分断できるようになります。
一方、気密性が低い住宅は隙間の量が多いため室内を快適な環境に保ちにくく、冷暖房の効き目もイマイチになりがちです。

気密性が高ければ高いほど室内の温度や湿度を調整しやすくなり、一年を通して快適な空間を保ちやすくなります。
気密性の高い家にすることで冷暖房の使用量を抑えられ、省エネはもちろん、環境に配慮できるメリットも。

ただし、本当に快適な家を建てるには、気密性だけを高めればよいわけではありません。
詳しくは後述しますが、気密性だけではなく、断熱性も高めて「高気密・高断熱な家」を目指すことが、本当に快適な空間づくりに欠かせないのです。

 

気密性の計算方法と高性能住宅の基準値

LDK

気密性の高さが快適な家づくりに欠かせないのは先ほど解説したとおりです。

ここでは、気密性の計算方法と高気密な住宅の基準値について具体的に解説します。

 

気密性はC値で表せる

気密性を表す指標には「C値(相当隙間面積)」があります。
C値の計算式は以下のとおりです。

C値(㎠/㎡)=家の中にある隙間面積の合計(㎠)÷延べ床面積(㎡)

たとえば、延べ床面積が120㎡、隙間面積の合計が600㎠の場合、C値は5(㎠/㎡)と計算できます。

なお、C値を算出する際は「気密測定」と呼ばれる検査方法が確立されているので、気密性は実測できるのが大きな特徴です。

逆に、断熱性能は計算上の理論値は出せるものの実測値を出せないため、断熱性能が本当に確保されているか分からない点も覚えておきましょう。

 

高性能住宅と言えるC値の基準値

現在、「C値の数字が何であれば高性能な住宅である」という明確な基準はありませんが、工務店の間では以下の値が一つの暗黙の了解とされています。

  • C値が2~4.9 (はがき1~2枚程度の隙間):快適性を求めるには低レベル
  • C値が1.0程度(はがき半分程度の隙間):省エネ性の高い住宅
  • C値が0.5以下:海外先進国の高性能住宅と同レベル


つまり、省エネ性が高く、高性能な住宅と呼べるには、C値が1を下回るのが一つの基準です。

これから家づくりをする人は、快適さについて工務店を比較検討する指標として、C値が1を下回るかどうかチェックするとよいでしょう。
ただし、工務店によってはC値も理論値として算出しているだけで、実際に建てた住宅の気密測定を実施しないケースもあるので注意が必要です。

 

気密性が重要である2つの理由

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気密性を高める重要性として、以下2つの理由が挙げられます。

  1. 計画的に換気を行う
  2. 断熱性能を高める

 

理由①:計画的に換気を行うため

屋内の換気を計画的に行うにあたって、気密性の高さは密接に関係します。

なぜなら、気密性の低い住宅は隙間が比較的多く、換気システムを稼働させても、意図しない場所や隙間から空気が漏れてしまうからです。

築年数の長い住宅の場合、いわゆる「すきま風」が発生します。
特に冬場においては、暖房を使っても室内がなかなか暖まらない経験をしたことがある人もいるでしょう。

隙間が多いと意図したところから給気と排気ができず、思うような熱交換ができません。
言い換えると、隙間の少ない高気密な家であれば計画的に換気ができて、室内を一定の湿度や温度に保ちやすくなるのです。

その結果、一年を通して快適な空間を保ちやすくなります。

 

理由②:断熱性能を高めるため

気密性の高さが重要である2つ目の理由は、断熱性能を高めるためです。

先述したように、気密性が高いほど家の中の隙間は少なくなり、暖めた空気が屋外に漏れ出る事態を防ぎやすくなります。
逆に、空気が漏れ出た場合は外気から冷たい空気を取り込んでしまうので、冬場は底冷えしてしまうのです。

仮に、断熱性能は同じで気密性が異なる住宅があった場合、気密性の低い住宅に比べて高い住宅のほうが断熱性能は高まります。

気密性が高ければ断熱性能も効果を発揮しやすくなり、冷暖房の効きも上がるので、光熱費の削減につながるでしょう。

家づくりで後悔しないためのポイントを把握しておきたい方は、以下の記事を参考にしてください。

【関連記事】家づくりで後悔しないためのポイント”4つ”~よくある事例をもとに解説~

 

C値の違いで外気がどの程度入るか実邸で比較してみた

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当社では、実際に建築した住宅の気密測定を実施しているのはもちろんですが、C値を意図的に操作して外気がどの程度入るか検証しています。

 

以下の写真は、C値が「0.4、0.78、1.22㎠/㎡」の状態を再現した場合の外気の流入状況です。

気密測定

 

アドバイザー
アドバイザー

左上の写真は、窓を完全に閉め切った状態で、スモークがほとんど入っていないことが分かります。
一方、左下のC値が1.22を再現した場合においては、外気の流入状況がはっきりと見て取れます。

オーナー様
オーナー様
C値が1.22でも、思った以上に外気が取り込まれるんですね…。
アドバイザー
アドバイザー

今回の検証は窓の開閉状況でC値を擬似的に再現したものであって、本来は家の各所に小さな隙間ができています。
窓を自ら開けない限り、一箇所に大きな隙間が生まれるケースは稀なので、写真のように外気が流入することはほとんどないですよ。

 

【要注意】実は隙間が生まれやすい部屋の場所

先ほど紹介した動画では、窓の開閉状況でC値(隙間の量)を変化させていますが、家の中でも、以下の場所には隙間が生まれやすいので特に注意が必要です。

  • 掃き出し窓のサッシ
  • エアコンの取付部

 

掃き出し窓のサッシ

イメージがつきやすいかもしれませんが、窓のサッシは隙間が生まれやすいため、商品の選定や工務店の施工技術によって気密性に差が出ます。

特に、床から天井付近までの高さがある掃き出し窓のサッシは、隙間が生まれやすいので注意が必要です。
以下の画像は、当社が建築し、引き渡しを終えた住宅で気密性の高さを検証した際の様子です。

和室の掃き出し窓

和室の掃き出し窓には、一般的に採用されている商品を用いています。
ただ、掃き出し窓の場合はレールの部分がどうしても隙間になりやすいため、以下の画像のように、トリプル樹脂サッシなどを採用するのが効果的です。

リビングの掃き出し窓

画像を見ても分かるように、リビングの掃き出し窓からは外気の流入をかなり抑えられています。

掃き出し窓を取り入れる際は、気密性が下がる傾向にあることを理解したうえで、隙間を作りにくいサッシの導入がおすすめです。

 

エアコンの取付部

実は隙間が生まれやすい場所として、エアコンの取付部にも注意が必要です。

エアコンの裏側

少し見づらいですが、エアコンの背面からスモークが少し出ています。
気密性の高い住宅を建築できたとしても、エアコンの取付時にできた穴を適切に塞がなければ、気密性は下がってしまうのです。

エアコンを取り付ける際は、施工業者に「気密性を高めたいのでしっかりと穴を埋めてください」などと依頼して、隙間を作らないようにしましょう。

 

断熱性能だけでは意味がない?住み心地のよさに気密性は不可欠

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「一年を通して快適な住まい=断熱性能が高い」というイメージを持つ方は多いかもしれません。
もちろん、断熱性能の高さは当然必要ですが、断熱性能だけではあまり意味がなく、気密性も高めることで本当に快適な住まいを実現できます。

そもそも、気密性と断熱性の大きな違いは、性能の高さを実測できるかどうかという点です。

断熱性は使用される断熱材の厚みや性能値、密度によって左右されますが、あくまで性能を数値化しただけで、住み心地のよさに直結するわけではありません。
一方、気密性は実際に建てた住宅からC値を計算するため、気密性の高さは住み心地のよい家の土台になります。

このように、本当に住み心地のよい家にするには、断熱性能を確保したうえで、気密性を高くする必要があるのです。

冬場の服装をイメージするとわかるように、厚いニットの上にウインドブレーカーやコートを羽織れば、暖かく快適な状態をキープできます。
どちらかが欠けると寒さを感じてしまうのと同じで、本当に快適な家づくりをするには、断熱性能と気密性の両方を重視することが大切です。

断熱材の特徴や種類については、以下の記事で詳しく解説しています。

【関連記事】断熱材とは?3つの種類と特徴・性能を徹底比較 | 選ぶ基準も解説

 

本当に気密性の高い家づくりのためにできること

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これまで解説してきたように、住み心地のよい家づくりのためには、断熱性能の確保とC値が1を下回るような気密性の高さが求められます。

ここでは、気密性の高い家づくりのためにできることを解説します。

 

気密性の測定方法に注目

気密性の高い家づくりを実現するには、気密測定の方法に注目するのがおすすめです。

気密測定の方法には、測定のタイミングによって「中間気密測定」「完成気密測定」の2種類があることを覚えておきましょう。
その上で、工務店を比較する際は、以下のポイントを確認するようにしてください。

  • 施工時に気密性を実測しているかどうか
  • 測定するタイミングは中間・完成時のいつなのか
  • 過去に測定したC値の実測値の平均
  • C値の実測値が目標値(カタログ値)に届いていない場合の対応


そもそも、
C値の測定は義務化されておらず、工務店によっては測定していないケースもあるようです。
また、気密測定をしたとしても、完成時に測定して目標値に達していない場合は、是正を求めるべきでしょう。

気密性の高さは施工品質の高さに直結します。
施工品質の高さで工務店を選ぶなら、施工途中で気密測定をする「中間気密測定」を実施している工務店がおすすめです。

 

アサヒグローバルホームは中間気密測定が原則

当社では、気密性の高い家づくりを実現するために、中間気密測定を原則としています。

施工途中に気密性を確認することで、内装を完成させる前に隙間を埋めることが可能です。
その結果、完成時の気密性も担保でき、高い断熱効果も発揮します。

逆に、中間気密測定でC値が高い状態を放置したまま施工を進めると、隙間のある状態で壁というフタをするので、断熱性能も下がってしまうのです。

本当に気密性の高い家づくりを実現するには、気密測定のタイミングが重要であることを覚えておきましょう。

 

アサヒグローバルホームでは全棟気密保証付き

当社の家づくりでは、全棟標準の気密保証として「C値:0.57以下」をお約束しています。

一般的な高性能住宅として期待されるC値は1なので、基準をはるかに上回る気密性を実現する、施工品質の高い住宅をお引き渡しいたします。

気密性の高い家づくりを進めたい方は、アサヒグローバルホームにお任せください。
当社の気密性や断熱性へのこだわりに関しては、「断熱性・気密性ページ」からご確認いただけます。

 

気密性に関するよくある質問

LDK

最後に、気密性に関してよくある質問をまとめました。

  • 気密性の高い住宅は息苦しそうな印象があります
  • 気密性の高い住宅は湿気がこもって結露が発生しそうです
  • 気密性の高い住宅を建てるにはどうすればいいですか?

 

気密性の高い住宅は息苦しそうな印象があります

気密性が高いからといって、決して空気が循環していないわけではありません。
住宅には24時間換気の設置が義務付けられており、機械による適切な換気を行うことで、むしろきれいな空気を定期的に取り込むことが可能です。

気密性の高い住宅に24時間換気システムが導入されることで、室内の空気は常に入れ替わっており、計画的な換気を行える点は覚えておきましょう。

 

気密性の高い住宅は湿気がこもって結露が発生しそうです

高気密高断熱な住宅に対する懸念としてありがちなのが「湿気がこもって結露が発生するのではないか?」という点です。

この点に関しても、24時間換気システムがあることで空気を計画的に循環させられるため、結露も発生しづらくなります。

むしろ、気密性がイマイチな住宅の場合は隙間から空気が漏れて、壁の内側を冷やしてしまいます。
その結果として結露が発生する可能性もあるので、気密性の高い住宅で結露が発生するケースは稀といえます。

 

気密性の高い住宅を建てるにはどうすればいいですか?

気密性の高い住宅を建てたい場合は、技術力の高い工務店に依頼するのが最も重要です。
依頼先の選定に気をつけるのはもちろん、実際に気密測定を行っているかどうかも確認してください。

気密測定の結果に関しては、C値の実測値が最低でも1を下回り、0.7程度になるように施工を依頼することも重要です。

 

まとめ:気密性の高い家づくりで快適・エコな住まいを実現

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一年を通して快適な住空間を実現するには、断熱性能だけでなく、気密性の高さに着目する必要があります。

気密性の高さはC値で示され、断熱性能とは異なり実際の住宅で測定できるため、工務店を比較検討する際は、C値の実測値と測定方法に注目しましょう。
気密性が高く、高断熱な家を建てることで、冷暖房の効率も上がり、エコで家計に優しいというメリットもあります。

本記事で紹介した内容を踏まえて、本当に快適な住まいを実現させましょう。
アサヒグローバルホームでは、全棟標準で気密測定を実施しており、高性能住宅の基準値となる「C値:1」を大きく上回る「0.57以下」をお約束いたします。

当社の住宅の気密性を体感したい方は、来場予約ページにてご予約いただき、住宅展示場までぜひお越しください。

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この記事の監修

青木 達也

青木 達也

役職執行役員 住宅工事部 部長

保有資格一級建築施工管理技士、木造建築士、住宅用太陽光発電施工士

京都国際建築技術専門学校 (現・京都建築大学校)を卒業。
2000年にアサヒグローバルホーム入社後、延べ700棟以上の現場を担当。

現在はアサヒグローバルホーム執行役員 住宅工事部部長として家づくりに携わる。

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