2008年12月20日
床下換気とシロアリについて
今回、家の構造の中で一番大切な床下について書かせて頂きます。
なぜ床下が一番大切なのか?
家を支えているのは基礎であり床です。床が悪くなるといくら壁・天井・屋根がしっかりしていても足元から崩れてしまいます。現在床下が改善される要因は2つあります。まず1点目は一番大切な換気です。数年前までは基礎に大きさ、20㎝×40㎜程で約2~3m毎に開口をあけて換気するのが主流でした。現在当社で施工している基礎パッキンによる換気は基礎と土台の間にパッキンを付け床下全体を換気出来ます。その為、狭い部屋のトイレ・洗面所・UBなどの湿気が溜りやすい部屋が基礎パッキンを施工する事により格段に換気出来、湿気が少なくなりました。次に床を支える為の束が現在鋼製になりました。鋼製になる前は木で施工されており床下の湿気により腐ってしまう可能性がありましたが、鋼製になり改善されました。この大きな2点の内容より床下の湿気が少なくなり床下を支える束が鋼製になり腐らなくなりました。特に心配なシロアリ対策は床下の湿気を少なくし木を腐食させない事です。現在の施工ではシロアリ被害は非常に少なくなっていますが、次の事があった場合は注意して下さい。近くに山林がある・近隣でシロアリ被害があった。特に注意してシロアリ業者に相談する事をお勧めします。
シロアリについて少し説明します。体の形はシロアリは数珠状で直線的ですが普通の蟻はくびれがあります。特に間違いやすいのは羽アリですが写真の様に羽の大きさが4枚とも同じなのがシロアリです。シロアリが羽アリになり見かける時期は4月~7月です。ただ普通のアリの羽アリでもシロアリを食べる事があるので普通の羽アリを多く見かけたら注意が必要です。
最後に四角い換気口でも問題はありませんが、換気口の前に物置くなどしてふさがない様に注意して下さい。また床下の空気を拡散する機械や湿気を調整する砂や炭など現在多くの商品が出ていますので、心配な方は当社のメンテナンス又はシロアリ業者に相談してください。