2009年6月20日
柱・梁の構造部材の集成について①
構造に1番大切な柱・梁・土台・大引きに当社が集成材を使用している理由を説明させて頂きます。
木は大きくわけて無垢材と集成の2種類あります。それぞれの長所・短所を説明させて頂きます。
【無垢材の長所】
①湿気調整が大きい(材種によって違います。)
②自然素材100%
③伐採されるまでの樹齢の年数、耐久年数があると言われている。
④真壁仕様など木を見せる仕上げでは見た目が良い
⑤触った時に温かみを感じる
【集成材の長所】
①無垢材に比べ1.5倍上の強度があると言われている
②無垢材に比べ反り・曲りが少ない
③1本1本の品質が平均している
④樹齢・材種によって耐久年数が大きく影響されない
⑤柱4角の面の強度が平均している。
当社が一番に集成材を使用している理由は品質・安全面上、1本1本の品質が安定している事です。無垢材は柱の心があり心位置、節の数・大きさによって大きく強度が影響されます。また無垢材は柱4面の強度も差がありそれを見極める熟練の技術が必要とされます。集成材は大きさによって何層かになっていますので心・節によって強度の影響はありません。無垢材は材種によって強度が決まっていますが心・節の違いによる強度の決まりがないので場合によっては1番、家の大切な柱が1番弱い柱になっていてもわかりません。