2015年1月26日
住宅ローンと土地購入のローン
自己資金が潤沢で現金で土地を購入する場合は、土地のローンについては関係ありませんが、多くの人は土地を購入する際に、ローンを組みます。注文住宅を建てる場合、土地を先に購入してから、後で家を建てるという手順になるため、土地購入でローンを組みます。マンションや建売住宅のように、土地も家も同時に購入できないからです。
では、土地を先に購入する場合にも住宅ローンは使えるのかというと、実は使えません。建前上、住宅ローンは住宅に対して抵当権を設定して融資を実行するので、建物が完成していなければ融資の実行はされません。家を建てるのはまだまだ先という人は住宅ローンが使えず、土地だけのローンを長く組むことになります。
土地をローンで購入する場合には、土地先行融資やつなぎ融資という名称のローンを組むことになります。土地を購入してから期間が開いた後に家の建築を始めるなら、家が完成したときに住宅ローンの融資が下りるので、土地のローンが残っていれば、住宅ローンと一本化して借り換えるという方法で、住宅ローン控除も受けられることになります。
ところで、つなぎ融資とは、住宅ローンの融資が実行されるまでに一時的に借り入れすることです。住宅ローンを組む金融機関と同一の金融機関に依頼することでスムーズに融資が進みます。土地先行融資は、家を建てることを前提に土地代だけ先に融資してもらい、家が完成した時点で家の分の融資を追加してもらう方法です。
基本的には、家を建てるのがまだまだ先であっても、土地を購入してすぐ家を建てる場合であっても、注文住宅にするなら基本的には土地だけを先に購入するということになるのでローンの組み方については、大差ありません。しかし、家を建てるのはまだまだ先といっても、1年以上家を建てる予定がないけれど土地を購入しておきたいという、ゆっくりとした建築プランを建てている人もおられるでしょう。このケースについては、詳しくはグローバルタウンまでお問い合わせください。