2015年2月3日
注文住宅の住宅ローン
住宅ローンとは、宅地の取得や注文住宅の新築をするために、住宅を抵当にして金融機関からその資金を借りることです。しかし、借り入れる金額は何千万円と高額で、注文住宅ですと、まだ影も形もない状態で住宅ローンを組まなければなりません。
色々とややこしい手続きが必要ですし、時間もかかります。住宅ローンの流れを掴んで住宅ローンの申込時期をうまく決めることが大切です。住宅ローンの申込時期が遅れないように早い時期から検討しましょう。 注文住宅購入を決定し、購入申込をする頃には、住宅ローンも申し込みます。ですので、注文住宅の購入よりも前から、金融機関のローンセンターなどで、資金の相談をしておかなくてはなりません。
住宅ローンを申し込むと事前審査(仮審査や予備審査とも言います)を受けます。その審査のカギとなるのは、支払能力と信用度です。源泉徴収書や住民税決定通知書などを提出し、過去に金融関係の事故が無いか、また住宅ローンの対象となる物件の担保価値などが調査されます。事前審査には2~3週間ほどかかります。事前審査でOKとなれば、注文住宅の契約をします。その際、契約書に「ローン特約」の記載があることをチェックしてください。
事前審査でOKであっても、その後の本審査も100%通るとは限りません。「ローン特約」とは、予定の住宅ローンが借りられない場合は契約を解除できるというものです。本審査でOKとなれば、保存・移転登記を済ませ、抵当権を設定し、住宅ローンの契約(金銭消費賃借契約、略して金消契約)をして住宅ローンが実行されます。
住宅ローンを少しでも借りやすくするためには、勤務先のメインバンクに申し込む、あるいは給与振込口座のある金融機関に申し込む、3月や9月の決算期に住宅ローン申し込むなどの方法がよく言われています。