2015年2月4日
ローコストと建て替え
長年生活をしていると、徐々に家は老朽化してくものです。家の建て替えというと、当然新築となるのですが、住んでいるところと違う場所に家を新築するのと建て替えではちょっと違います。
新築でローコスト住宅を建築する場合は、費用としては大きく括ると「土地代+建築費用+引越費用」となります。一方、建て替えとなると、土地代はかからないのですが、今住んでいる家の「解体費用+建築費用」、それに加えて建て替えをしている期間はどこかに仮住まいをしなければいけませんので、その際の「仮住まい費用」、2回にわたる「引っ越し費用」がかかります。
○新築ローコスト住宅の場合
土地代+建築費用+引越費用
○建替えの場合
解体費用+建築費用+仮住まい費用+引っ越し費用(2回分)
資金計画を行いローコスト住宅など検討されると資金が抑えられるかもしれません。また、建て替えをするとお金がかかるので、リフォームをすると考える人もいるでしょう。もちろん、その家の老朽具合によっては、リフォームの方がいい場合もありますし、逆に建て替えしてしまった方がいいのでは?と思うくらい費用がかかる場合もあります。どちらがいいかは、その見積もりを取ってみてから考える事でしょう。
リフォームをしても、新築よりは強度、真新しさなどいろいろな面で劣ってしまいます。また、数十年後には今度こそ建て替えしなければいけないでしょう。その点、ローコスト住宅に大きなメリットがあります。
建て替えをしてしまえば、今の住宅は何もなければ100年も十分に住めると言われています。建て替えをする場合にも、多くの人はローンを組むことになるでしょう。その場合、今住んでいる家のローンが残っているのであれば、本来はローンを組むことができません。基本的にはローンを完済してからしか新しい住宅ローンを組むことができないのです。
ですが、建て替えをする際には、建て替えにかかる費用とローンの残金を一緒にしてくれる借り換えローンというものがあります。必ずしもローンの残金があっても建て替えできないというわけでもありません。月々の返済が心配であれば、住宅をローコストに押さえれば負担を軽くできます。