家づくりへの情熱

2021/08/19

【住宅】『罪を憎んで、人を憎まず』

私は来月(2021年9月)に『70歳の経営者』となります。24歳で独立してから46年間があっという間に過ぎてしまいました。しかしまあ私は進歩がないというか、成長しないというか、46年前の性格能力が以前と比べて全く変化していません。今も昔も相変わらず、失敗する社員さんたちを大きな声で『叱咤激励』しているのです。

 

中小企業に就職する社員さんは、一流大学や有名大学を出た人はほとんどいません。勉強ができなくて学校の成績が良くなかった学生さんが入社するのが日本の中小企業なのです。成績が悪いことが能力がないとは私は考えていません。しかし学校の勉強が嫌いで成績が悪くて先生達を悩ませていた学生さんは、会社に入って仕事をしても上司経営者を悩ませるものですね…。

 

能力』がない社員さんとは何でしょうか。それは『同じ失敗を繰り返す人』ということです。全てこの一言で終わります。能力には千差万別・大小あるのですが、それは一人一人の『個性』ですから、能力があってもなくても何の問題もありません。一流大学と三流私立大学は『英・数・国・社・理』だけの能力の差でしかありません。だから社会人として社員として『世のため人のため』に働く能力には何の問題もないのです。現実的に学校の成績が悪かった人の方が社会人になって、成長して能力を発揮している人がたくさんいます。(私の会社でもたくさんいます。たくさんいますというより、そんな社員さんばかりですが…。)

 

私は性格上大きな声で『叱咤』します。まあ『叱る』ということですね。しかし昔と比べて今では家でも学校でも『叱られた』経験のない人が多いようです。運動会でも全員手をつないでゴールして、全員一等賞なのですから時代は変わってしまいました。そして私は大きな声で『激励』します。『頑張れよ』と言っているつもりなのですが、声が大きいからでしょうか、どうも社員さんは叱られていると思うみたいですね。

 

私は感情的に社員さんを叱ることはありません。叱る時は必ずこの2つの理由がある時だけです。それは①同じ失敗を繰り返した時。②人に迷惑をかける行為をした時です。この2つ以外に叱ることはありません。能力のある人も、能力のない人も会社にはいますが、能力がない、仕事が遅い、成績が悪い人を叱ってはいけません。それは人には良いところも悪いところもあるのが当たり前なのですから、会社は組織で助け合ってみんなで成長するのが一番正しいことなのだと思います。

 

私はつい先日も住宅営業の社員さんを55人本社に集合させて、大きな声で叱りつけました。叱る前にビデオを設置して、今から私は理由があって皆さんを大きな声で叱ります。ビデオで録画しておくので、パワハラで訴えたい人にはこのビデオを渡しますと言ってから、わざと大きな声で叱り始めました。

 

70歳の経営者にもどうしても許せない社員さんの間違った行動がある時には、大きな声で注意すべきです。その元気のない経営者なら明日から辞任して経営者は辞めるべきですね。

 

さて私が営業社員を叱ったのは①決められたことを守らず、何回も同じ失敗を2年間も繰り返したからです。②そのせいで設計と工事の社員さんに限界を超える仕事量を与えてしまって、会社の成績も下げてしまったからですね。

 

私は人を嫌いになることがない、いい性格なのですが、こういう時も仕事の失敗はすごく憎んでも、失敗した一人一人の社員さんを感情的に憎む心は全くありません。『罪を憎んで人を憎まず』。一人一人の社員さんの個人個人の能力は大切にすべきだと思います。

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