家づくりへの情熱

2020/11/19

【住宅】『100年住宅』と『100年保証住宅』

『日本一住宅』『世界一住宅』はもうだいたい完成しました。ですから今は全力でこの『100年』と『100年』に挑戦しています。こういうことを飽くなき挑戦というのでしょうか…。難しいことに挑戦するのが好きですし、人ができないことでオンリーワン・ナンバーワンになれれば、私はゾクゾクするほど嬉しくなる性格のようです。

 

さてしかし、この100年間使える木造の住宅はもの凄く難しいですね。何が難しいかというと、それは日本の湿気です。一番難しいのは『壁体内結露』次に『白蟻対策』。要するに室内や外壁は目で見えますが、壁の中は見えません。そこに結露していれば木が水分を含んで腐りますし、白蟻は水を含んだ甘い木を食べるのが習性ですから、柱や土台の木がスカスカになってしまいます。

 

昔の家だと通気が良くて夏暑く冬は寒い家でしたが、今の家は断熱性や気密性があり過ぎて、木の柱が空気に触れることがありません。それが壁の中や床下で結露して木が湿気を吸うと住宅は100年持ちません。だから100年住宅はもの凄く難しいのです。

 

その証拠は日本の住宅の耐用年数が平均27年だということです。アメリカの住宅の耐用年数は103年。イギリスは141年、ドイツは79年。日本の住宅だけが何故これだけ短いのでしょうか。法隆寺の木造建築は築1400年以上なのに、どうして日本の木造住宅だけがこんなに短いのでしょうか…。

 

大きな理由は2つです。①戦後に建てられた住宅があまりにも粗悪品だったこと。今建てる住宅はもう粗悪品ではないので、27年で使えなくなることはありませんが、100年間大丈夫ですとは言えませんね。第②の理由はやはり湿気です。アメリカもイギリスもドイツも日本の湿度より低いですから、ヨーロッパの石やレンガの住宅とともに、木造の家でも100年の耐用年数があって丈夫な建物です。やはり日本の家は湿気対策が一番重要となります。

 

もうずっと社内の設計工事会議で私はこの『湿気』と『白蟻』の話ばかりしています。なんとか完全に解決しないと『100年住宅』はできませんから、私は必死なんですね。少し見えてきましたから、なんとか年内には決着をつけて設計施工の方針を決定したいと考えています。

 

そして次の『100年修繕保証住宅』を発表したいのですが、この木造の100年住宅が完成しないと、この保証住宅もできません。私は建てさせていただいた住宅を100年間保証してご家族に安心した生活をしていただきたい気持ちなのですが、100年と一言で言っても気の遠くなる程の長い年月となります。

 

そしてこれはもう1つ別の考えがあるのですが、完成して引き渡した住宅のユーザー様(お客様)と100年間お付き合いしたいと考えているからです。私はもうすぐお亡くなりになりますが、若いご夫婦も100年の間には代が替わっていますね。それでも住宅の建築物件だけは100年間生きている訳です。そしてそこにお子様やお孫様がお住みなのではないでしょうか。(ローンのない住宅に長く住み続けると生活は豊かになります。それが欧米の考え方で、だから幸せなライフスタイルの基本は住宅だと考えられています。)

 

そして私共の会社も100年存在しなければなりません。でないと100年間の住宅のお世話ができませんね。私達がやりたいことは『100年修繕保証』です。修繕はリフォームではありませんし、施工ミスを直すことではありません。住宅という建物はいくら完全に施工しても『経年劣化』がありますから、100年間では何回も修繕しなければなりません。これが私の言う修繕を100年間保証することです。

 

さて100年間でその修繕の費用もたくさんかかりますから、それをどうするかですね。私にはアイデアがありますのでご安心ください。次回にお話しさせていただきます。

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