家族みんながのびのび暮らせる二世帯同居のための家づくりストーリー
三重県 Y様
3世代が一つ屋根の下で暮らす同居生活を前提に、アサヒグローバルホームと始まった建て替え計画。素敵なお住まいが完成した今、ご家族の暮らしはどう変わったのでしょうか?お話を伺いました。
Q.Y様のご家族構成を教えてください。
奥様:母が60代、私たち夫婦は40代、子どもは10代の5人家族です。
Q.二世帯同居を始めたきっかけはなんですか?
お母様:息子夫婦の結婚が決まった当初、夫はすでに他界していて私一人暮らしでした。いずれは息子夫婦と同居を……と話になったとき「いつか同居するなら、最初から一緒に暮らそう」ということに。
それまで私が暮らしていた家で同居生活がスタートしました。
Q.二世帯同居生活、不安はありましたか?
奥様:同居が始まる前から、私も夫も仕事をしていたので、お互いのライフスタイルは尊重しつつ、程よい距離感で過ごしていました。私は料理がそれほど得意ではないので、早く帰宅できたときに「私が作っていいものか」と悩んだ時期もありました(笑)
とはいえ、同居することで食事も洗濯も母におんぶに抱っこになってしまっていて、「申し訳ない」と思いながらも正社員で働けることに感謝していました。
Q.以前のお住まいでの生活で不便を感じていたことはありましたか?
奥様:5人家族ですが、トイレが1つしかなかったり、洗面所が狭かったりした点は不便を感じていました。お互いに譲り合わなければならなかったので、みんな気を遣って生活していましたね。
お母様:家族の共有スペースがキッチンだけだったので、狭くて一家団欒ができなかったのも不便を感じていた点です。もともと二世帯同居を前提に考えられた間取りではなかったので、リビングを私の居室にしてもらっていて。家族が集まって食事をしたり、のんびりしたりする部屋が欲しいなと考えていました。
Q.家を建て替えようと決断されたきっかけはなんですか?
奥様:台風で近くの川が氾濫して、床下浸水してしまったのが大きなきっかけとなりました。
お母様:古い家だったので、1階の脱衣室や2階の居室の床板の凹みが目立つようになったのも、背中を押された理由です。
Q.建て替えプランはどのように計画されましたか?
お母様:みんなでくつろげる場所が欲しいと思っていたので、私自身の居室以外は、子どもたちにほとんどお任せでした。
奥様:そうですね、家族が集まれる場所を作るというのは大きなテーマでした。また、以前の家は陽当たりが良い家ではなかったので、明るい家にしたいというのもプランで大切にしたことです。
母の居室以外は、任せてくれたので夫婦で間取りについてはあれこれ考えました。子ども部屋や主人の書斎はそれぞれ壁紙などのコーディネートは各自の好みに。その他の共有スペースは、私が独断で決めさせてもらいました。
Q.間取りでこだわった点を教えてください。
奥様:中庭を設けたのが大きなこだわりポイントです。母が洗濯物を干す際に、2階まで上り下りするのは大変でしたから、中庭で洗濯を干せるように浴室との配置もじっくり検討しました。
また、二世帯同居ならではのこだわりとしては、1階にある母の居室の上に部屋を作らないようにしたことです。夜2階の物音が1階に響いて、睡眠を邪魔しないよう、部屋の配置も考えましたね。
お母様:自分の部屋のドアや壁紙などは私の好みで決めました。和モダンをテーマに落ち着いた雰囲気にしたかったので、今の仕上がりに満足しています。
また、窓を大きくして風通しのいい家にしたかったのですが、その希望も叶いました。中庭に面した窓のちょうど反対側となる玄関側にも窓を作ってもらいました。風がよく通りますし、近所のお友達が来たときに窓を開けておしゃべりできるのも良いですね。
Q. 「もっとこうしておけばよかった」という点はありますか?
奥様:二世帯住宅が完成して暮らし始めてから気づいたことなのですが、シャッターを電動にすればよかったです。毎日母が開け閉めしているのをみると、大変そうで。最近のシャッターは風を取り入れられるものもあるそうなので、閉めたままでも風通しを確保できるタイプを選んでもよかったかなと思っています。
Q.住み心地はいかがですか?
お母様:家のほとんどの扉が引き戸になり、とても暮らしやすくなりました。洗濯物が干しやすいのももちろんですが、玄関からキッチンまで一直線でつながる間取りも気に入っています。買い物帰りも荷物が運びやすいですね。キッチンの動線も使いやすくて良いですね。
奥様:中庭を作ったことですべての部屋に陽射しが届くようになり、明るい家になりました。念願だった家族がくつろげるリビングも、実現して満足しています。
唯一気になっているのは、キッチンの使い勝手。母と私は身長差があるのですが、キッチンの高さが母には高すぎるのでは?という点です。動線が使いやすいと今聞いて、少し安心しました。
――Y様、素敵なお話をお聞かせいただきありがとうございました!