施工事例

◾️基本情報
　本体価格： 2530万円（70.7万円/坪）
　※オプション込み･付帯工事別（表示価格は施工当時の価格）

　家族構成：夫婦+子ども1人
　間取り　：3LDK
　敷地面積：299.85㎡（90.70坪）
　延床面積：118.42㎡（35.82坪）
　管理番号：4050542

◾️建築情報
　竣工年月：2025年3月
　駐車場　：3台

落ち着いた色合いでまとめた平屋の外観。明るい外壁と濃いグレーのボリュームを組み合わせたシンプルな形が、すっきりとした印象をつくっています。片流れの屋根と縦長の窓もアクセントになり、駐車スペースから玄関までの動線もわかりやすい計画です。

玄関に入ると、正面いっぱいに広がる大きな窓。外のデッキと植栽まで視線が抜け、住まいの奥行きをそのまま感じられる気持ちのいいスペース。やわらかい光が足元に落ち、明るく開放的な雰囲気に。右手の壁面にはさりげない飾り棚を設け、季節の枝ものが玄関に温かみを添えています。

大きな窓から光がたっぷり入り、全体が明るく心地よい雰囲気に包まれているリビングは、床と家具のやわらかな木の色がなじみ、家族が自然とくつろげる空間に。

奥様：「子どもがぐるぐる走り回ったり、ここで遊んだり。おでかけしなくても家の中だけで発散できるので本当に助かってます」

奥には小上がりの和室を設け、昼寝や遊び場として使える便利な一角にしました。

リビングの一角に設けた小上がりは、家族が自然と集まるやわらかな居場所になっています。床より一段上がっているだけで特別感が生まれ、腰掛けたり、ごろっと横になったり、使い道がいくつも広がります。窓からの光がやさしく入り、絵本を読む時間も心地よいひとときに。

小上がりの和室には、使い勝手を考えた収納をしっかりと採用。壁付けの吊り戸棚と畳下のスペースを合わせることで、クッションや子どものおもちゃなど、日常の細々したものを無理なく片づけられます。

窓の位置は低くし、やわらかな光だけが入る落ち着いた雰囲気に。床に座った姿勢でも外の気配を感じられ、こもりすぎない心地よさがあります。和室としても、家族の多目的なスペースとしても活躍する、使い勝手のいい一角です。

キッチンのすぐ奥には、三角の開口でつながるスタディールームを配置。料理をしているときも視線を少し向けるだけで、向こうで子どもが本を読んだりお絵かきをしたりしている様子が自然と目に入ります。

奥様：「キッチンから子どもの姿が見えるので、将来も『ちゃんと宿題やってるかな？』と声をかけやすそうで安心です」

キッチン奥のスタディールームは、こぢんまりしながらも落ち着いて過ごせる空間に。淡いブルーグレーの壁がやわらかく視界を整え、窓から入る自然光が手元を明るくしてくれます。

奥様：「子どもの写真をどんなふうに飾るかずっと迷っていて、最終的にChatGPTに頼って配置を決めました（笑）自分たちだけでは思いつかなかった並びになって、“この壁いいね”って夫婦で見るたびに話しています」

子どもの作品やお気に入りの写真を飾れる壁面があることで、「ここで過ごす時間」がぐっと自分の場所らしくなり、読書をしたり、お絵かきをしたり、家族と同じ空間にいながら集中できる、ちょうどいい距離感のスタディールームです。

落ち着いたトーンでまとめたトイレは、シンプルで使いやすい雰囲気に仕上げています。壁付けの小さな棚には必要なものだけを置けるスペースがあり、空間をすっきりと保て、上部から吊り下がるペンダントライトがやわらかく灯り、ほどよい陰影が生まれることで、狭さを感じさせない心地よさが広がります。

淡いブルーグレーのタイルが印象的な洗面スペースは、朝の支度が気持ちよく始められる明るい雰囲気に。タイルのやわらかな光沢が自然光を受けてほどよく反射し、鏡まわりをすっきりと見せてくれます。

建物に囲まれたデッキスペースは、外からの視線をやわらかく受け止めつつ、しっかり陽射しを取り込める場所になっています。リビングと高さをそろえているので、子どもがそのまま外へ出て遊んだり、夏にはビニールプールを出したりと、第二のリビングのように使えます。

奥様：「物干しざおの高さを現場で調整してもらって、“ウッドデッキを全面にするならこの高さがいいですよ”と提案してもらえたのが本当に良くて。洗濯もしやすいし、子どもも安心して遊べるスペースになりました」