公開:2022.02.24 更新:2023.05.18
1000万円台の家はなぜ実現できるの?費用を抑える5つのポイントや間取りをご紹介
新築の注文住宅を手に入れるとなると、その予算は何千万円も…と溜息をついたことはありませんか?ところが最近は1000万円台でも新築住宅が建てられるようになっています。もちろん品質が悪いということはありません。
本来ならもっと高額になるはずの新築住宅。なぜ1000万円台で実現できるのでしょうか?費用を抑えるポイントや、同価格帯の間取りについてご紹介します。
目次
1000万円台の家を実現する5つのポイント
1000万円台で新築の注文住宅を実現するためには5つのポイントがあります。夢のマイホームを手に入れるため、ぜひチェックしてみてくださいね。
ポイント①:ローコストが得意な工務店を選ぶ
1000万円台の住宅は「ローコスト住宅」と呼ばれています。大手のハウスメーカーや工務店をはじめ、いまやさまざまな企業が参入している注目のジャンルです。
ローコストで家を建てたいのであれば、「ローコスト住宅が得意な工務店」を探しましょう。
そのような工務店は、ローコスト住宅を実現するために必要な「低価格な仕入れルート」「一度に大量の仕入れが可能なルート」を持っています。そのルートがあるからこそ、建築内容の質を落とすことなく、高品質のままコストを抑えられるのです。
ポイント②:住宅設備を必要最低限に
誰でも夢に描くマイホームがあります。その設計図の中に描かれた住宅設備の中に、「あまり必要としないもの」「なくても困らないもの」はありませんか?
費用は住宅設備が多くなればなるほど高額になります。住宅設備を必要最低限にしてコストを抑えましょう。ただ、あまりにも削りすぎて生活の質が落ちてしまっては本末転倒です。バランスの良い塩梅で判断しましょう。設計士とじっくり相談するのもおすすめです。
ポイント③:デザインをシンプルに
外観や内部のデザインをシンプルにすると、やはりコストをおさえられます。また、使う素材を統一するのも賢い方法です。大量発注による価格低下が期待できます。このあたりは工務店がよく知っていますので、ぜひ相談してみてください。
ポイント④:人気芸能人などに広告費をかけていない工務店を選ぶ
大手のハウスメーカーや工務店では、高額の広告費を使っています。たとえば人気がある芸能人がCMに出ていると、かなりのギャラが出ていると考えられるでしょう。
そのような費用は企業の利益から出ています。つまり顧客が住宅を建てたときの利益も含まれています。
広告費をあまりかけていない工務店であれば、その心配はありません。派手な宣伝をしていなくても評判が良い工務店が見つけられるとベストですね。
ポイント⑤:地方の工務店を選ぶ
工務店がどこに本社を構えているかもコストを抑えるポイントです。都心の一等地に本社を構えている工務店は、オフィスをはじめとした関連施設の固定費が高くなります。固定費は利益から捻出しなければならず、建築費用が高くなりがちです。
いっぽう、地方の工務店ならそこまでの固定費は必要ありません。その分を建築費用(商品価格)に反映できるため、ローコストを実現しやすくなります。
1000万円台の家ならではの3つの魅力
1000万円台の家は価格だけが魅力なのではありません。その価格帯だからこそ感じられる魅力を持っています。
魅力①:費用が安い
価格だけが魅力ではないとはいえ、やはり見逃せない魅力であることも確かです。費用が安い分、自己資金のみですべてをまかなえることも少なくありません。住宅ローンを組むとしても借入総額を抑えられますので、返済の負担を低くできるメリットがあります。
魅力②:建て替えやリフォームをしやすい
ローコストで建てられた住宅は、建て替えやリフォームをしやすいのも魅力です。低予算で対応できるため、ライフスタイルの変化に合わせやすい特徴があります。
魅力③:建築基準法レベルの住宅性能
ローコストでも工務店は手を抜きません。建築基準法を厳格に守った住宅を建ててくれます。コスト上の都合で最低基準になりますが、日本の建築基準法の最低基準は住み心地に影響しないレベルです。快適に暮らせる住宅を手に入れられます。
1000万円台の家を建てる際の2つの注意点
1000万円台でも充分に満足できる家が建てられます。ただ、コストを抑えるために多少の制限があることは理解しておく必要があります。建てる際には2つほど注意点を把握した上で計画を進めましょう。
注意点①:間取りや設備の選択肢が制限される
コストが高めの住宅に比べると、1000万円台の住宅は間取りや設備の選択肢が狭くなります。基本的に「予算内で実現できる間取り・設備」が取り入れられますので、その中から納得できるものを選びましょう。
注意点②:換気や断熱の性能が制限される
換気や断熱性も快適な生活に重要なポイントです。換気設備や断熱材にはさまざまなグレードがあり、価格も幅があります。1000万円台の家だとこの選択肢も制限されることになります。
とはいえ、コストを抑えたいあまりに極端に低いグレードを選択するのはおすすめできません。換気・断熱性能をおろそかにすると、かえって冷暖房のコストがかさむ可能性があります。
長期的に見るとそのほうがコストが高くなってしまうことも考えられますので、換気や断熱性能はじっくり考えて選んだほうが良さそうです。
1000万円台の家の間取りの例
実際に1000万円台で建てられた家はどのような間取りをしているのでしょうか。コスト面からは考えられないほど立派な家が多数誕生しています。
間取り①:2階建て3LDK
1000万円台でも立派な2階建ての3LDKが建てられます。合計延床面積は81.97平方メートル(24.80坪)におよび、居住性や収納の高さを実現しています。
1階は14.6帖のリビングを中心とし、キッチン、バスルーム、洗面室、トイレの水回りがまとめて配置されています。玄関ホールの横には2階へ続く階段下のスペースを活かした土間収納があり、家庭の収納問題の解決に役立つ構造です。
2階にはトイレのほか、6.0帖の主寝室が1つ、4.3帖の洋室が2つあります。いずれの部屋にもクローゼットがあり、ここでもしっかりした収納力を見せてくれます。
主寝室にはカウンターが設置されています。1000万円台でも設備が選べることが分かりますね。2つの洋室はバルコニーに繋がっており、採光性や開放感も十分楽しめます。
間取り②:平屋の2LDK
平屋は比較的コストが高くなる傾向があるのですが、ローコスト住宅が得意な工務店なら1000万円台でも満足できる住宅を完成させてくれます。
延床面積が62.11㎡(18.79坪)の平屋は、ポーチ付きの玄関を中心に生活空間が広がっています。12.0帖のLDKは広々としており、家族の時間を楽しむことにも向いているでしょう。
LDKから繋がる6.0帖の洋室には2.0帖ものウォークインクロゼットが設置されています。4.5帖の板間付きの和室にある押し入れと合わせると、かなりの収納力が期待できますね。
バスルーム、トイレ、洗面室は生活スペースの奥にまとめられ、コンパクトながらも快適な動線が確保されています。
まとめ
1000万円台の家は選択肢に多少の制限が出るという事実はありますが、それを上回るメリットを多数持つ構造です。もちろん品質に問題はありません。日本の建築基準法をしっかりと守り、快適性と安全性を持った住宅が生まれます。
もし不安があったとしても、1000万円台の家を得意とする工務店を見つけられればかなり頼りになります。どんなことでも相談して、疑問や不安を解決してくださいね。ローコストならではのメリットを楽しめる豊かな生活空間を手に入れましょう。
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~1000万円台の家を実現する5つのポイント~
ポイント①:ローコストが得意な工務店を選ぶ
ポイント②:住宅設備を必要最低限に
ポイント③:デザインをシンプルに
ポイント④:人気芸能人などに広告費をかけていない工務店を選ぶ
ポイント⑤:地方の工務店を選ぶ