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公開:2022.07.29   更新:2023.05.18

新築の内装の決め方を8ステップで徹底解説!実例やよくある失敗も紹介

新築の内装の決め方は決まった方法がなく、分からないことも多いです。しかし、一生に一度の家づくりで後悔はしたくないと思う方が大半でしょう。

この記事では、新築の内装の決め方や実例、よくある失敗を紹介します。理想の家を完成させるために、必ずチェックしておきましょう。

 

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新築の内装の決め方を8ステップで解説

新築の部屋の内装を決めるときには、順番がとても重要です。新築の内装は下記8ステップで進めるとうまくいきます。

  1. たくさん例を見る
  2. ポイントを知る
  3. 話し合う
  4. 床の色と材質を決める
  5. 壁や天井の色を決める
  6. キッチンなどの設備を決める
  7. 照明を決める
  8. 家具を決める

順を追って見ていきましょう。

 

ステップ①:たくさん例を見る

まず実際の例を知らないと、イメージが浮かびません。そのため、たくさんのを見て吸収しましょう。

インターネット上で探したりモデルハウス見学に行ったりと、方法は色々あります。実際の打ち合わせの際にイメージが伝わりやすいため、写真を残しておくのがおすすめです。

 

ステップ②:ポイントを知る

イメージが少し浮かんできたら、内装を決める際のポイントを知りましょう。内装を決める際のポイントとしては、「壁や床の材質」や「コンセントの位置」などがあります。

ポイントを知らずに内装を決めてしまうと、後悔してしまう原因になりかねません。この記事でも紹介しているので、参考にしてください。

 

ステップ③:話し合う

2人以上で住む場合は、どのようなデザインがよいか話し合いましょう。好みは人それぞれ違うため、話し合いをせずにデザインを決めるとトラブルの原因になります。

どうしても意見がまとまらない場合は、ハウスメーカーや工務店の人も交えて話し合ってみましょう。自分たちだけでは気づかなかった視点が得られる可能性もあります。

 

ステップ④:床の色と材質を決める

具体的に内装を決める段階になったら、まずは床の色と材質を決めましょう。床は目に見える面積が大きく、部屋の印象を左右します。

ナチュラル系にするのかモダン系にするのかなど、家具にも関わってくるため最初に決めておきましょう。

 

ステップ⑤:壁や天井の色を決める

床の色と材質が決まったら、次は壁や天井の色を決めましょう。壁や天井も面積が広いため、部屋の印象を決める材料になります。

統一感のある部屋にするには、床・壁・天井を似た色味にしましょう。色が多すぎるとごちゃごちゃした印象になってしまうため、落ち着いた色を使うことをおすすめします。

 

ステップ⑥:キッチンなどの設備を決める

面積が広い場所のイメージが決まったら、キッチンやドアなどの設備を決めていきましょう。もちろん、床などの色味を考えて検討する必要があります。

差し色を入れてもよいですが、家具と違って設備は簡単に取り替えられません。家具で色を楽しみたい方は、白や黒などの無難な色がおすすめです。

 

ステップ⑦:照明を決める

照明も部屋の印象を決める大事な要素です。照明の種類から色味まで、種類は多岐にわたります。

部屋が完成してから選ぶ方もいますが、内装決めと同時並行で決める方が部屋のイメージが固まるのでおすすめです。

 

ステップ⑧:家具を決める

最後に部屋に設置する家具を決めましょう。何をどこに置くか、色はどうするかを決めます。

ポイントは大きい家具から決めることです。冷蔵庫やベッド大きなソファなどから決めるとよいでしょう。

【関連記事】家づくりで後悔しやすい5つのポイントを解説!コツを押さえて失敗を防ごう

 

新築の内装デザイン実例4選

新築の内装を決める際に、実際の例を知らなければイメージできません。参考として、下記4つの例を紹介します。

  1. モダン系
  2. ナチュラル系
  3. シック系
  4. 北欧系

あなたの家の内装を決める際の参考にしてください。

 

実例①:モダン系

黒を基調とした少しシックなモダンスタイルのお部屋です。壁は白をベースカラーとし、無機質な素材を使うことでモダン感を出しています。

直線的な家具が多いこともポイントで、スッキリとした印象を与えてくれます。モダン系にするなら、装飾の少ない直線的な家具を選ぶとよいでしょう。

 

実例②:ナチュラル系

木の優しい色味と白を基調としたナチュラル系のお部屋です。シンプルながらも温かい印象を感じます。

ナチュラル系にしたい場合は全体に統一感を持たせ、木目を意識するとよいです。木は温かみを感じるため、ナチュラル系のお家にするなら欠かせません。

 

実例③:シック系

濃い目の茶色と黒を基調としたシック系のお部屋です。横の大きな壁が存在感を放ち、落ち着いた印象を与えてくれます。

シック系にするには落ち着いた色を基調にします。特には手軽にシックな雰囲気を出せるため、おすすめです。

 

実例④:北欧系

木と緑が映える北欧系のお部屋です。北欧は冬が長いため、なるべく日を取り入れようと窓が大きい傾向があります。大きな窓は北欧系にするポイントの一つです。

 

新築の内装を失敗しないための注意ポイント3選

新築の内装を決める際には、いくつか注意ポイントがあります。この注意ポイントを知らないと、後々後悔してしまう可能性があるため、知っておきましょう。

新築の内装を失敗しないための注意ポイントは下記の3つです。

  1. デザインやカラーを詰め込みすぎない
  2. 全体として考える
  3. 実物のサンプルを見る

一生に一度の家づくりで後悔しないために、必ずチェックしておきましょう。

 

ポイント①:デザインやカラーを詰め込みすぎない

自分だけの家なので、デザインやカラーをたくさん入れたくなってしまいます。しかし、あまり詰め込みすぎてしまうと、ごちゃごちゃした印象になりかねません。

ベースはシンプルにし、アクセントとして個性的なデザインや色を取り入れるくらいがちょうどよいでしょう。

 

ポイント②:全体として考える

床や壁、窓などをそれぞれ決めていきますが、決める際は必ず全体を見て決めましょう。一つひとつはおしゃれでも、全体としてみるとバランスが取れていない場合もあります。

メインとなる色を決め、その色に沿った色味でそれぞれの色を決めていくのがおすすめです。定期的に部屋全体のバランスを確認するようにしましょう。

 

ポイント③:実物のサンプルを見る

壁や床などの材質も重要になるものは、必ず実物のサンプルを見るようにしましょう。カタログで見ただけでは、細かい材質や凹凸は分かりづらいです。

材質が気に入らないと、その後ずっと後悔することになってしまいます。時間をかけてしっかり確認するようにしましょう。

 

新築の内装の決め方で失敗した4つの例

最後に、実際に新築の内装の決め方で失敗した例を紹介します。紹介する失敗例は下記の4つです。

  1. コンセントが足りなかった
  2. 出入口が狭くて家具が入らなかった
  3. 生活導線が確保できていなかった
  4. 色がイメージと違った

同じ失敗をしないように、実際の失敗例から学びましょう。

 

例①:コンセントが足りなかった

コンセントは住みやすさに直結するポイントですが、意外に見落としがちでもあります。使いたいときにコンセントが足りなくて使えなかった」という声も珍しくありません。

コンセントの数だけでなく、位置も重要なポイントになります。ダイニングテーブルの横などがオススメなので、色々イメージしながら内装を決められるとよいでしょう。

 

例②:出入口が狭くて家具が入らなかった

家具が搬入できなかった失敗例もよくあります。家具や内装にこだわる方は多いですが、見落としがちなのがドアや窓の大きさです。

せっかく新調した家具でも、家に入らなければ使えません。使いたい家具が決まっている場合は、あらかじめ寸法を測っておきましょう。

 

例③:生活導線が確保できていなかった

おしゃれな部屋を作ったが、実際に生活してみると住みづらかったという声もよくあります。内装を決める際は、生活導線を意識することが大事です。

キッチンからリビングまでの導線やリビングから寝室までの導線など、実際の生活を意識しながら内装を決めることをおすすめします。

 

例④:色がイメージと違った

壁や床の色がイメージと違ったというのもよく聞く失敗例です。カタログの紙面上実際の見え方は違ってきますし、照明や日の入り方によっても見え方は変わります。

必ず実物のサンプルを見て、照明や位置もふまえて検討するとよいでしょう。

 

まとめ

新築の内装の決め方には、押さえるべきポイントがあります。一生に一度の家づくりで後悔しないためにも、じっくり時間をかけて決めるのがおすすめです。

この記事で紹介した順番やポイントを意識し、理想の家づくりをしましょう。

〜新築の内装の決め方8ステップ〜


ステップ①:たくさん例を見る
ステップ②:ポイントを知る
ステップ③:話し合う
ステップ④:床の色と材質を決める
ステップ⑤:壁や天井の色を決める
ステップ⑥:キッチンなどの設備を決める
ステップ⑦:照明を決める
ステップ⑧:家具を決める

 

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この記事の監修

髙田 司

髙田 司

役職取締役設計部長

保有資格一級建築士、耐震診断士、福祉住環境コーディネーター2級

2003年 東海工業専門学校卒業
現場監督、営業、積算、設計などマルチな経歴を持つ。
現在は住宅設計部の部長として、組織づくりなどのマネジメント、クレーム管理、特殊案件の実施設計を担当。また商品開発の一環でモデルハウスの建て替えや、購買部も兼任している。

#内観 #家づくりの流れ