公開:2023.03.29 更新:2023.12.05
【プロの家づくりを覗き見】インテリアショップ店長の自邸、ラグの選び方とは?
ラグが欲しいけど、サイズや形、素材など種類が
たくさんあって何から決めたらいいのかわからない。
今回はACTUS四日市店の渡邊店長の自邸にお邪魔して
実際にどうやってご自宅のラグを選んでいったのか、
ラグ選びの流れやこだわりをきいてきました!
インテリアのプロならではのこだわりを
ラグ選びのコツを交えながらご紹介します♪
01|サイズ・形・素材、何から決める?
▲渡邊の自邸のリビング
スタッフ:
「ラグってサイズや素材も豊富で迷うことが多くて…
何から決めたらいいんですか?」
渡邊店長:
「ラグを選ぶときにお客様に最初に、
これを尋ねるんですけど「その空間で何をしたいか」
をイメージすることですね。
ラグの役割って色々あるんですよ。
さらに、空間の大部分を占めることになるので
選ぶものによって印象が大きく異なってくるんです!
例えば、ラグの上に座ったり、ゆったり、
ゴロゴロ寝転んだりと、床でくつろぎたい方は、
厚みと肌触りを重視。
ソファーに合わせるのであれば
踏み心地と装飾性(サイズ・柄)を重視。
他にも、空間に大きめのラグを取り入れることで
自然に空間を分けるゾーニングの役割も!」
▲取材時のオフショット
渡邊店長:
「私の場合は、ソファでくつろぐ方が
時間的には長いかなと。
けど、新しい家での生活を考えた時に…
長い時間をこの家で過ごしていくわけだし
ラグでゴロゴロするのもいいな~って。
そこで、肌触りの良い、
耐久性のあるラグを選んでいくことにしました。
あとは見た目も大事で、サイズ感と色も重要、
なんだかんだ全部ですね。」
02|ソファーに合うバランス感って?
▲ラグはソファーから左右に15cmずつはみ出るサイズ感(四日市店 平屋のモデルハウス|ACTUS四日市店コーディネート実例)
スタッフ:
「お店で『これいいな~』と思って買っても
実際、家に敷いてみると、なんか違うかもって…
サイズバランスってすごく難しい…」
渡邊店長:
「難しいですよね。なんか違うなっていう場合は、
サイズバランスによる失敗が多いんですよ。
ソファーより小さすぎると圧迫感が出てしまうし
逆に大きすぎると、ラグの主張が強すぎたり…
実は、ラグのサイズ選びにはコツがあって。
ソファーよりも少し大きめにするのが理想的。
“ソファー幅+左右に10cmずつはみ出るサイズ”
にするとバランスよく見えるんです。」
スタッフ:
「渡邊店長のおうちのラグはこの法則に則っていないんですね。」
渡邊店長:
「確かにソファーよりもラグが大きい方がバランスは
取りやすいけど、間取りや家具のレイアウトに
よってはそうでない場合もあるんです!
その例外が我が家なんですけど。」
▲渡邊の自邸の間取図、ソファー・ラグの寸法
「私の家の場合は、玄関からリビングを抜けて
ダイニング・キッチンへ行く間取り。
リビングの横にはワークスペースもあるし
窓側(庭側)の動線を確保したいなって。
さらにリビング全体で考えた時のバランスをみて
2m×2mの正方形のラグを採用。
どんなにゴロゴロしてもラグがズレないように
ラグをソファーの下に敷くことも
この時には既に想定していました。」
03|素足に心地よい素材って?
▲素足に心地よいポリアミド100%のドイツ製のラグ
スタッフ:
「普段、ご自宅では素足スタイルだそうですね。」
渡邊店長:
「家に帰ったら、速攻で靴下を脱いじゃいますね(笑)
自宅ではほぼ素足にラフな格好で過ごすことが
多いのでラグの肌触りは重要でした。
今回、選んだのはドイツのメーカー。
土足文化のある環境で使用されているので耐久性が強いんです。
たまにやっちゃうんですが…
朝方まで寝てしまっても体が痛くない気がします(笑)
夏はひんやり気持ちよく、
冬はだんだん体の熱で暖かく。
床暖房にも使えるのもありがたくて、
1年を通して使用できるラグなんです。」
1973年にカーペットブランドが誕生し、幅広いテクスチャーとカラーバリエーションを豊富に展開するほか、ノンアレルギーやサステナブルな商品も展開し、その品質の良さが世界中で知られています。
オリジナリティあふれるアイテムも展開し、デザインやテクスチャーを幅広くお楽しみいただけるコレクションとなっています!
04|コーディネートのコツは?
▲床・家具はオーク材、壁はホワイト、折り下げ天井はウォールナット調クロス
スタッフ:
「まとまりある空間にするためのコツはありますか?」
渡邊店長:
「全体バランスが大事だと考えます。
ラグだけでなく、長い目で考えるとインテリアは
そう簡単に変えることができないので、
飽きがこないように。
家が出来たからって完成でもないし
暮らしていく中で好きなものも変わっていくだろうし
後からアイテムを足していけるような
そんなイメージも大切に。
私の家も一気に揃えるというよりも、
少しずつアイテムを徐々に揃えていって
その時々に自分にあった心地よい空間にしていっています。」
▲実際に作成した渡邊邸の3Dシュミレーションの画像
渡邊店長:
「そうそう、コーディネートでいうと
私も家づくりの際に大変お世話になったのですが
おすすめのツールがあるんです!
それが、ACTUSのインテリア3Dシュミレーション。
部屋全体の色合いやサイズ感の確認はもちろん
その場で家具を変えたり、家具や生地の色を変えたり、
色々と試すことができるので面白いんです。
その場に立っているような視点でインテリアを
体感できますし、暮らしのイメージも膨らみますよ。
私の家の実際の写真と画像を見比べてみてください。
インテリア相談会、家づくりのお手伝いもできるので
お気軽に渡邊までご相談くださいね。」
▲リビング・ワークスペース
▲LDK全体
いかがでしたか?
これから家づくりを始める方は
間取りなどの確認も大切ですが
早い段階からインテリアにも目を向けると
さらに家づくりが充実します。
お店やモデルハウスに行って
何気にラグ触ってみたり、バランスを見たり
ぜひ、ラグにも注目してみてください☺