公開:2023.04.05 更新:2023.04.07
ひと手間が楽しい。庭と家を繋ぐ薪ストーブのある暮らしとは?
150坪の広大な敷地で、ご夫婦とお子さまの4人で暮らすI様ご家族。
「絶対に譲れなかったのは、薪ストーブと
ハンモックが吊るせる梁のある空間です」と語るI様
コンセプトは “手間を楽しむ生活”をすること。
子どもたちがのびのびと走り回れる庭に
薪ストーブとハンモックのある空間など
ご家族でたくさん考えながら
理想を一つ一つ形にしてきました。
便利なものに溢れ、なんでも時短できる時代に
あえて手間を楽しみたいと話す
I様の暮らしを紐解いていきます。
目次
01|何十パターンも考えた間取り案
▲約150坪の広大な敷地。家の南西に設けられたお庭。
▲配置図・間取図
敷地面積151.25坪(499.99㎡)、延床面積39.30坪(129.93㎡)の2階建て。
▲ご主人様自らルーズリーフに書かれた間取り案。その数は数十枚にも及ぶ。
紙いっぱいに何十パターンの間取りが
書かれたルーズリーフ。
「これだったら空間が広く見えるかな?」
「どうやったら光がたくさん入るかな?」と
家事などの生活動線も考えながら。
担当営業の間取りをもとに
ルーズリーフに自分たちなりの間取りを
何十枚も書き出して考えたそう。
「一生に一度なので、できるだけ思い通りの間取りを作ろうと思って、たくさん悩んで考えました」とご主人様。
02|ひと手間が愛おしい薪ストーブの暮らし
▲伝統と革新を融合した新しいクラシックモダンモデル(JØTUL F 305)
リビングの主役ともいえる薪ストーブは
創業160年以上の歴史を持つ北欧ノルウェーの
薪ストーブメーカーJØTUL(ヨツール)のもの。
ご主人様:
薪ストーブは「やっぱり作ってよかった!」と
思っているものの一つです!
家を建てるときから、必ず置きたいと思っていて。
寒い日に薪ストーブに火を入れると本当に暖かい!
▲庭の一角の薪棚。棚も薪も全てご主人様自ら用意したもの。
庭の一角には、薪がぎっしりと詰まれた薪棚。
この量でもまだまだ足りないんだとか。
ご主人様:
まだまだ薪ストーブ初心者なので
薪を効率的に使えなくて。
結構な量を使っちゃうんです(笑)
たくさん薪が必要なので
ずっとつけておくのはまだ難しい!
今は寒いと感じたら朝とか夕方に
薪ストーブをつけている感じ。
薪のストックを増やさなくてはいけないのですが
そんな手間が楽しかったりするんですよね。
薪集めや薪づくり、メンテナンスも含めて、
これからも“手間を楽しむ生活”をしていきたいです。
03|”つくりたい”が次々に湧いてくるお庭
▲お手製の薪置き場兼お子さまのアスレチック。ご主人様がDIYで基礎から作られたんだそう。
ご主人様:
庭は、色々と調べながら
自分でちょっとずつ作っています。
庭全体の完成像はなくて、一つ作ったら
次はこれを作ろうっていうのが自然に出てくるんです!
最近は、仕事以外は庭にいることが多くて
芝生を張ったり、薪棚を増やしたり
少しずつ手を加えていっています。
庭ができたことで、アパート暮らしではできなかった
BBQやピクニックを毎週家族みんなで楽しんでいます!
▲元気に遊ぶお子さまたち。お絵かきできる黒板も。
滑り台にボルダリング、黒板まで
子どもたちへの想いが込められたお手製遊具。
ご主人様:
せっかく広い庭ができたし、
コロナで気軽に遊びに行けるところもないので、
子どもたちのためにボルダリングや滑り台作ったんですけど…
テレビが大好きなので
残念ながら思ったほど、遊んでくれなくて(笑)
家が広くなって、庭もあるおかげで
子どもたちものびのびと走り回って過ごせています!
04|仕事も趣味も没頭できる自分だけの空間
▲ご主人様が作られたレザーアイテム
DIYなど手を動かすことが好きだと話すご主人様。
書斎の一角にも、そんなご主人様の感性を
感じるスペースがありました。
ご主人様:
在宅ワークや趣味のレザークラフトをするために
4.5帖の書斎を作りました。
1日中過ごす場所なので、南側の日当たりの良い場所に
したのも正解だったなと感じています。
▲機械は使わず、手縫いで作り上げる。工具や作品が飾るように収納されている。
ご主人様:
革を買って、型紙を作り
それに合わせて革をカットして
針を使い、手縫いで作っています。
物にもよりますが、作業時間は3~4時間くらいかな。
なかなかまとまった時間は取れないので
夜みんなが寝静まったあと
少しずつ作っています。
没頭する場所ができたので
お酒を片手に楽しむことも!
▲ご主人様手作りのファーストシューズ
05|つくって良かった “こだわりの空間”
▲玄関入って目に入る正面の壁をアレンジし、印象的な玄関へ
ご主人様:
今飾っているニッチの場所は
計画段階では普通の角ばった壁でした。
玄関入ってすぐ、角が目に入るが嫌だなと思い
角を削って、飾れるようにしたんです!
実は、この壁の裏はファミリークローゼットの
L字の部分でパイプが重なるデッドスペース。
それだったら、ファリークローゼットを削って、
凹ませて飾り棚にしましょうって。
デットスペースも活用できたし
奥に凹ませたことで玄関が広く感じられるので
こだわってよかったところです。
▲リビングの暖炉上の吹き抜けを活かした洗濯術
2階にもこだわったところがあると
奥様に案内されたのは、暖炉の上の吹き抜けスペース…?
奥様:
2階にもう一つ作って良かったところは
リビングにあった薪ストーブの吹き抜けのところ。
薪ストーブの暖気を利用して洗濯物を乾かせるように
ホシ姫サマ(物干し竿)を付けたんです。
実際に住んでみて使ってみると
この空間がすごく暖かくなるんですよ。
タオルとかもすぐに乾きますし、夜干しても
次の日の朝にはからっと乾いちゃいます。
作ってよかったな~と感じています。
今回は、“手間を楽しむ生活”をテーマに
I様の暮らしを紐解いてきましたが
いかがでしたか?
便利になりすぎた時代だからこそ
手間のかかる時間も楽しみながら
ゆっくり過ごしていきたいものですね。
DIY で進化を続けるI様邸。
「庭は未完成なので、ドライガーデンとか
作っていこうと思っています」とご主人様。
暮らしとともに変わっていくお庭から目が離せない。
インタビュー記事: 憧れだった薪ストーブとハンモックのある暮らしを叶えられました!
ひと手間を楽しむ、薪ストーブのある家
薪ストーブやハンモック
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