公開:2025.12.22
【Vol.28|動画あり】床鳴りの原因と直し方|ミシミシ・コトコト音を自分で調整する方法

家の中を歩いたときに「ミシミシ」「コトコト」と床が鳴ることはありませんか?
床鳴りは多くの住宅で起こる現象ですが、原因が分からないと「欠陥では?」「修理が必要?」と不安になります。
この記事では、床鳴りの原因と自分でできるセルフメンテナンス方法を、動画とあわせて分かりやすくご紹介します。
▼青木の解説付き動画はこちら
目次
床鳴りが起こる主な原因とは?
床鳴りは、住宅の構造上どうしても起こり得る現象で、特に気温や湿度が変化する季節の変わり目に発生しやすくなります。
しかし多くの場合、家の安全性に直接影響するものではありません。
パキパキ・ミシミシと鳴る床鳴りの原因
「パキパキ」「ミシミシ」と小さく鳴る音は、フローリング材や構造用合板がわずかにこすれることで発生します。
木材は湿度によって伸び縮みするため、このタイプの床鳴りは自然な経年変化であることがほとんどです。

コトコトと鳴る床鳴りの原因
「コトコト」と音がする場合は、床を支える部材(鋼製束など)にわずかなゆるみが出ている可能性があります。
このケースでは、床下からの調整で改善することがあります。

自分でできる床鳴りの直し方
床下点検口がある住宅であれば、ご自身で確認・調整できる場合があります。
【用意するもの】
・モンキーレンチ
・電動ドライバーなどの工具
手順① 床下点検口から床下に入る
音が鳴る場所の下まで移動し、床を支えている部材を確認します。

手順② 鋼製束のナットを緩める
床下にある「鋼製束(こうせいづか)」のナット部分をゆるめ、鋼製束が動くようにします。

手順③ 鋼製束を回して高さを微調整
鋼製束を回し、他の鋼製束と高さがそろうように調整します。

手順④ ナットを締める
上下のナットを固く締めて、鋼製束が動かないことを確認したら作業完了です。

床鳴りは放置しても大丈夫?
床鳴りの多くは、すぐに修理が必要な不具合ではありません。
ただし、「音がだんだん大きくなる」「歩くと明らかに沈む」「床下作業に不安がある」場合は、無理をせず専門業者へ相談することをおすすめします。
まとめ|床鳴りは原因を知って正しく対処
床鳴りは、原因を知ることで必要以上に心配する必要がなくなります。
まずはどんな音か、どこで鳴るのかを確認し、必要に応じてセルフメンテナンスや点検を行いましょう。
住まいを長持ちさせるためにも、日頃のチェックが大切です😃







