公開:2021.02.18 更新:2023.01.31
「外壁」の種類とメンテナンスの注意点
【「外壁」の種類とメンテナンスの注意点 】
みなさん、こんにちは。アサヒグローバルです。
前回に続き、外壁材の違いをメンテナンス面から考えてみましょう。
世の中には「メンテナンスフリー」といった表現をしている商品や素材もありますが、半永久的に手入れが不要というモノはありません。
時間の経過や、環境の影響によって、どんなモノにも変化が生じます。
外壁材も同じで、長持ちする素材もありますが、それぞれの特性に応じたメンテナンスは必要になります。
まず、「サイディング(窯業系)外壁」ですが、紫外線や風雨によって表面の塗装は徐々に劣化が生じます。
環境にもよりますが、10年に1度くらいのサイクルで塗装の塗り替えを考えておきましょう。
また、継ぎ目のシーリング(コーキング)も紫外線などの影響でひび割れたりすることがあります。
最近は「30年間メンテナンス不要」など、高い耐久性を持つコーキングも登場しています。
「ガルバリウム(金属サイディング)外壁」は、素材自体は高い耐久性を持っていますが、塗装は10年前後で塗り替えが必要になります。
キズやへこみによって塗装が傷つくと、そこからさびが発生することがあるので、点検を怠らないようにしてください。
「タイル外壁」は粘土などを高温で焼き固めているため、石と同じような優れた性質をもち、とてもメンテナンス性にすぐれた素材です。
汚れやキズにも強く、紫外線や風雨による劣化もほとんどありません。
ただ、タイルとタイルの継ぎ目や、窓周りのコーキングなどは劣化が生じるので、一定のメンテナンスが必要になります。
コストやデザイン性などのメリットも含めて、それぞれの特性を踏まえて外壁を選びましょう。
次回はアサヒグローバルがおすすめしている外壁材についてご紹介いたします。