公開:2022.08.02 更新:2023.05.18
地元の工務店が安い4つの理由と選ぶ際の3つの注意点・よくある疑問を解説
地元の工務店が安いのには理由があります。この理由を知ることで、注文住宅に関する理解が深まり、理想の家づくりができる可能性が高まります。
この記事では、地元の工務店が安い理由と工務店を選ぶ際の注意点を紹介します。工務店に注文住宅を依頼しようと考えている方は、参考にしてください。
目次
注文住宅が地元の工務店だと安い4つの理由
地元の工務店だと注文住宅の値段が安いのには、いくつか理由があります。主な理由は下記の4つです。
- 人件費・広告費を抑えている
- モデルハウス・ショールームがない
- 自社施工をしている
- 建設地の地域に事務所を構えている
なぜ安いのかを理解することで、注文住宅に対する理解が深まります。注文住宅を検討している方は必見です。
理由①:人件費・広告費を抑えている
工務店は人件費・広告費が抑えられています。なぜなら、地域のつながりや知人の紹介でお客さんが見つかることが多いため、営業マンや広告費を抑えられるからです。
大手ハウスメーカーの場合は、たくさんの従業員を雇っています。特に営業マンが多く、歩合制という仕組み上、多くの契約を取るには多額の給料を払わなければいけません。その給料を払うために、住宅の値段が高くなってしまいます。
また、大手ハウスメーカーは広告にも多額の費用をかけています。チラシやテレビCMなどのあらゆる媒体で宣伝しているため、その分、住宅購入費用が高くなるのです。
理由②:モデルハウス・ショールームがない
工務店はモデルハウス・ショールームがないため、住宅価格を抑えられています。これも、口コミや地元での評判が主なアピールポイントになるからです。
ハウスメーカーなどが所有しているモデルハウスには、多額の費用がかかっています。土地を借りて家を建て、家具や光熱費の費用など、普通に家を建てる3倍~5倍のお金がかかっているケースも珍しくありません。
もちろん、モデルハウスの維持費用はみなさんの住宅購入費用から出ています。そのため、住宅購入費用が高くなってしまうのです。
理由③:自社施工をしている
工務店は主に自社で契約を取って自社で工事をするため、仲介手数料がなく、住宅購入費用を安くできます。ハウスメーカーの場合、契約後の工事は下請け会社に依頼されることが多いです。下請け会社に依頼する場合は仲介手数料が必須です。
大手ハウスメーカーになると下請け会社がいくつも存在するため、多額の仲介手数料が発生します。ただ、工務店でも社外に工事を依頼しているケースがあります。その場合は仲介手数料が発生するため、注意してください。
理由④:建設地の地域に事務所を構えている
工務店は地域密着型が多いため、建設地付近に事務所を構えていることが多いです。建設地と事務所が近いということは、移動費や輸送費が抑えられます。また、突発的なトラブルにもすぐ対応してもらえるため、何かと便利です。
一方、ハウスメーカーは事務所から建設地が離れていることが多いため、移動費や輸送費がかさばってしまいます。住宅購入費用も安く済み、トラブルにすぐ対応してもらえるのは工務店のメリットの一つです。
注文住宅が安い工務店を選ぶ際の3つの注意点
「家を建てるならなるべく安く建てたい」と思い、工務店への依頼を検討している人もいるでしょう。しかし、工務店ならどこでもいいというわけではありません。依頼の際は、下記3つを確認しましょう。
- 担当者の対応
- 自社施工の範囲
- 追加費用を確認する
後悔ない家づくりのためには、欠かせないチェックポイントです。しっかり確認しておきましょう。
注意点①:担当者の対応
安く家を建てるには、担当者がとても重要です。いくら工務店が安いからといっても、必要ないオプションなどを売りつけてくる担当者だった場合、結果的に費用が膨れ上がってしまいます。
担当者に会ったら、下記の項目をチェックしてみるとよいでしょう。
- 話しやすいか
- 話を聞いてくれるか
- こちらに寄り添った提案をしてくれるか
コミュニケーションをとってみて、こちらに親身になって話を聞き、提案してくれる担当者がいる工務店を選びましょう。
注意点②:自社施工の範囲
自社施工の範囲は工務店によってさまざまです。一口に工務店といっても、すべて自社で施工している工務店もあれば、下請け会社を利用している工務店もあります。
下請け会社が入ってくると仲介手数料が発生するため、費用がかさみます。あらかじめ、工務店側に自社施工の範囲を確認しておきましょう。
注意点として、ホームページなどに「自社施工」と書いてあっても、範囲は分かりません。設計から建設まですべて自社施工なのか、建築だけは下請け会社に任せているのかなど、ケースはさまざまです。
不安であれば、必ず確認しましょう。
注意点③:追加費用を確認する
追加費用はかからないのか、かかるならどれくらいかかるのかは必ず確認しておきましょう。オプションを付け加えていったら元の2倍の金額になるケースも珍しくありません。あらかじめつけるオプションも決めておき、オプション込みで費用を考えておきましょう。
また、メンテナンス費用もかさばりがちです。特に、フローリングや壁紙は頻繁にメンテナンスが必要なため、費用がかかります。後で後悔しないために、見積もりをよく見るようにしましょう。
【関連記事】工務店の選び方とは?理想の住まいを叶えてくれる会社を見極める5つの視点
工務店に関するよくある3つの疑問
最後に、工務店に関する下記3つのよくある疑問に回答します。
- 注文住宅はなぜ工務店の方が安い?
- 坪単価は工務店の方が安い?
- リフォームは工務店の方が安い?
よく出てくる疑問のため、必ずチェックしておきましょう。
疑問①:注文住宅はなぜ工務店の方が安い?
ハウスメーカーと比べて、工務店は人件費・広告費がかかっていません。先ほども述べましたが、地域のつながりや知人の紹介が主な集客のため、多数の営業マンや立派な広告は必要ないのです。
ハウスメーカーの人件費や広告費、モデルハウスの維持費などはすべて住宅購入費用に上乗せされています。充実のアフターフォローなどハウスメーカーならではのメリットはありますが、金額だけ見れば工務店の方が安いといえるでしょう。
疑問②:坪単価は工務店の方が安い?
基本的には、ハウスメーカーより工務店の方が坪単価は安く設定されています。大手ハウスメーカーは坪単価70万円~90万円なのに対して、工務店は坪単価50万円~の価格帯が多いです。
しかし、ハウスメーカーの中にも「ローコスト住宅」を得意としているハウスメーカーもいます。ローコスト住宅の場合、坪単価2、30万円~50万円が一般的です。
工務店の中でもローコスト住宅を扱っている工務店もあるため、坪単価に関しては事前に確認しておくことをおすすめします。
【Instagram】坪単価とは?
疑問③:リフォームは工務店の方が安い?
自社施工している工務店であれば、リフォーム費用も安いです。ただ、下請け会社に依頼している工務店だと、ハウスメーカーに依頼するのと変わらないくらいの費用がかかってしまう場合があります。
そのため、安くリフォームを依頼したいのであれば、「自社施工している工務店」を探してみましょう。
まとめ
地元の工務店が安いのは、経費を省けているからです。多額の人件費や広告費、モデルハウスの維持費などの大手ハウスメーカーがかけている費用を工務店はかけていません。
しかし、工務店であればどこでもいいわけではなく、担当者や追加費用などを確認する必要はあります。後悔ない家づくりをするためにも、今回紹介した注意点を参考に、あなたに合った工務店を探してみてください。
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〜地元の工務店が安い4つの理由〜
理由①:人件費・広告費を抑えている
理由②:モデルハウス・ショールームがない
理由③:自社施工をしている
理由④:建設地の地域に事務所を構えている
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