公開:2023.02.02 更新:2023.05.01
愛知県でガレージハウスを建てる際の相場は?坪数別に紹介します
ガレージハウスは、「ビルトインガレージ」や「インナーガレージ」とも呼ばれ、愛車やバイクを持つ方の憧れの住宅の1つです。
しかし、地元の愛知県で注文住宅を建てる際の相場がわからず、不安がある方も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、愛知県でガレージハウスを建てる際の相場や、ポイントを紹介していきます。おすすめの間取りも一緒に紹介しているため、ガレージハウスを検討する際の参考にしてください。
目次
ガレージハウスとは?
ガレージハウスとは、建物にガレージ(車庫)が組み込まれた設計の家のことです。
敷地が広い場合は1階部分の横にあるタイプ、都心部などでは1階がガレージで2階が居住空間のガレージハウスが人気です。居住空間との動線を作れば、雨の日でも車の乗り降りが楽になり、重い荷物などが簡単に運べます。
また、シャッター付きのガレージは家の中で車を保管しているのと同じで、風雨や盗難などの外敵から守り、コンディションを保つことができるのも魅力です。
ガレージには愛車を置くだけではなく、メンテナンス道具の収納スペースを作ったり、趣味のスペースにしたりして活用できます。
【関連記事】インナーガレージとは?メリット・デメリットや建築費用相場をご紹介
愛知県(東海圏)の平均相場は?
以下では、愛知県で注文住宅を建てる際の平均相場をまとめました。
注文住宅では3,650万円、土地付きの注文住宅の場合は4,379万円必要だとわかります。
注文住宅の全国平均3,572万円や、土地付き注文住宅4,455万円と比べても高い傾向です。
全国 | 首都圏 | 東海圏 | |
住宅面積
(坪数) |
123.8㎡
(37.5坪) |
123.8㎡
(37.5坪) |
123.5㎡
(37.4坪) |
建築費用(建物のみ) | 3,572万円 | 3,899万円 | 3,650万円 |
住宅面積
(坪数) |
111.4㎡
(33.7坪) |
107.2㎡
(32.4坪) |
114.5㎡
(34.6坪) |
建築費用(土地+建物) | 4,455万円 | 5,133万円 | 4,379万円 |
引用元:独立行政法人住宅金融支援機構│2021年度フラット35利用者調査
注文住宅を建てる際には、土地や建物にどの程度予算を設けるかを家族や不動産会社とよく話し合ってから進めていきましょう。
費用相場や内訳を気にせずに進めていくと、予想以上にお金がかかってしまう場合や住宅ローン・自己資金の計画変更が必要になる場合もあります。
2021年度の住宅金融支援機構「フラット35利用者調査」から算出すると愛知県(東海圏)注文住宅の坪単価は3,650万円÷37.4坪=約97.6万円。
土地代も含めた坪単価の場合、4,379万円÷34.6坪=約126.6万円と算出されます。
この単価は大手ハウスメーカーで建てた場合も含まれているため、やや高めに表示される傾向にあります。
30坪の注文住宅は2,900万円から
30坪の注文住宅の費用相場は、土地あり・土地なしは、以下のようになります。
【土地を所有している】
坪単価97.6万円×30坪=約2,928万円
【土地を所有していない】
坪単価126.6万円×30坪=約3,798万円
この金額は、東海圏の平均から算出した金額です。
地域によっても異なり、県の中心部より郊外の方がお手頃価格で注文住宅が建てられるでしょう。
35坪の注文住宅は3,400万から
次に35坪の注文住宅の費用相場は、土地あり・土地なしは、以下のようになります。
【土地を所有している】
坪単価97.6万円×35坪=約3,416万円
【土地を所有していない】
坪単価126.6万円×35坪=約4,431万円
こちらの金額も、東海圏の平均から算出した金額です。
また、地域だけではなく、ハウスメーカーや工務店によっても住宅のコストは変動するため注意してください。
40坪の注文住宅は4,000万前後
最後に40坪の注文住宅の費用相場は、土地あり・土地なしは、以下のようになります。
【土地を所有している】
坪単価97.6万円×40坪=約3,904万円
【土地を所有していない】
坪単価126.6万円×40坪=約5,064万円
こちらの金額も、東海圏の平均から算出した金額です。
注文住宅を建てる際には、土地・ハウスメーカー・工務店・工法だけではなく、利便性や駅から徒歩圏内かなどによっても金額が変わってくるため注意してください。
愛知県でガレージハウスを建てる際のポイント
ガレージハウスを建てる際には、以下の3つのポイントが挙げられます。
- ガレージハウスの広さや間取りを工夫する
- 収納や作業スペースを確保する
- 家との動線をつなぎ快適に利用できる空間にする
ガレージハウスの駐車場は車1台分ですと、間口3.5m・奥行き6m程度あればスペース的には問題ありません。
しかしガレージハウスを建てるのであれば、愛車のお手入れのスペースや趣味の空間など満喫したいものです。
ガレージハウスを建てる際には、間取りから工夫して考えるのがおすすめ。
リビングから愛車を眺められるような開放的な空間にしたり、スキップフロアを利用してスペースを有効活用したりとさまざまな工夫を取り入れられます。
また、生活動線にも配慮したつくりにすると雨の日でも乗り降りがしやすく、小さなお子さまのいるご家庭でも快適に愛車との生活が楽しめるでしょう。
おすすめのガレージハウスの間取り
おすすめのガレージハウスの間取りを紹介します。
- 4LDK+ウォークインクローゼット
- 5LDK+2ウォークインクローゼット
ガレージハウスを検討している方は、参考にしてください。
間取り例①:4LDK+ウォークインクローゼット
1つ目の間取りは、4LDK+ウォークインクローゼットです。
この間取りは駐車場の奥に収納スペースを設け、お手入れ道具やちょっとした物を収納できるスペースを確保しています。
収納スペースがあれば、車のメンテナンスやスノーボードやサーフボードなども安心して収納できるでしょう。趣味の物やインテリアを置けば、大人の秘密基地としても楽しめます。
また、駐車場から直接洗面スペースへ移動できる間取りにしているため、帰ってきてすぐに手を洗うなど生活動線にも配慮されている点もポイントです。
駐車スペースは車だけではなく、お子さまの自転車や遊び道具の保管場所としても活用されています。
間取り例②:5LDK+2ウォークインクローゼット
2つ目の間取りは、5LDK+2ウォークインクローゼットです。
駐車スペースの奥に趣味の部屋を設け、インテリアや家具にもこだわった自分好みの空間を作れます。
愛車のメンテナンスする際にはドアを開けてオープンに、趣味を楽しむ際には個室として楽しめるのも魅力の1つ。
ガレージは間口を広く設けており、天気の良い日にはご家族とバーベキューをするなどさまざまな使い方ができます。
ガレージから直接食品ストック・洗面室・お風呂とつながる生活動線に配慮されている点もポイントです。
愛知県のガレージハウス事例
愛知県のガレージハウスの事例を3つ紹介していきます。
- 深みのある色が落ち着きをもたらすガレージの家
- ミニマルに暮らす平屋のガレージハウス
- ピアノの音色が心地よく響き渡るガレージハウス
それぞれ詳しく見ていきましょう。
事例①:深みのある色が落ち着きをもたらすガレージの家
最初に紹介する事例は、「深みのある色が落ち着きをもたらすガレージの家」です。
奥行きのある土地の形に合わせ、前面にガレージを設けたガレージハウス。
深みのあるブルーを基調とし、古材のようなブラウンを加えたスタイリッシュな仕上がりです。
当初は車やバイクのためのガレージとして利用されていましたが、今はお子さまのトランポリンや遊ぶスペース、家族と一緒にバーベキューを楽しむ場所としても活用されています。
また、熱帯魚を育てているご主人様のために観賞用のスペースも確保され、お湯の出る水栓を設けるなどこだわりがたくさん詰まったガレージです。
リビングは吹き抜けになっており、階段部分も合わせると約30帖の広さ。
ブラックのキッチンとホワイトのコントラストが印象的なキッチンでは、色味を揃えることで一体感を出しています。
事例②:ミニマルに暮らす平屋のガレージハウス
次に紹介する事例は、「ミニマルに暮らす平屋のガレージハウス」です。
1LDKとコンパクトな間取りでも、車2台分のインナーガレージを設置しています。
ガレージから玄関に直結しており、雨の日でも濡れることなく室内に入ることができます。
22帖のLDKはウォールナット調で、シックでありながら天井の化粧梁が見えるため木の温かみを感じられます。
ウォールシェルフが印象的なキッチンは、カフェのような雰囲気で家族の会話も弾みます。
事例③:ピアノの音色が心地よく響き渡るガレージハウス
最後に紹介する事例は、「ピアノの音色が心地よく響き渡るガレージハウス」です。
車好きなご主人様憧れのガレージハウスは、外壁の2色を使い分けた立体感のある作りが印象的です。
ガレージからお風呂に直行できるように設計されており、服が汚れていても部屋を汚さないように生活動線が考えられています。
光を取り込むために作られた吹き抜けに面して、お子さまのピアノが置かれたフリースペースからは、ガレージまでピアノの音色が響き渡ります。
12.2帖の広い子ども部屋は、将来お子さまが個室を欲しがった時用にドアや収納を2つ用意。
今はのびのびと走り回り、子供同士で遊べる空間として活用されています。
まとめ
愛知県でガレージハウスを建てる際には、土地なしで3,650万円、土地付きの注文住宅の場合は4,379万円が目安です。
また本記事では、ガレージハウスを建てるポイントやおすすめの間取りを紹介してきました。
ガレージハウスはただ車を置くスペースではなく、家族とのコミュニケーションの場としても活用されている事例も多数あります。
ガレージを趣味や大人の隠れ家など、暮らしと気持ちに大きなゆとりがある空間として楽しんでください。
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