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公開:2023.11.30

愛知県で1,000万円台の家を建てるには?費用の内訳と施工実例を解説

ダイニング

個人のお買い物としては最も高額とされるマイホーム。理想を詰め込んだ住まいを実現したい一方で、かけられる金額には限りがある人がほとんどです。家づくりにかける金額は人それぞれですが、1,000万円台のローコストな住宅を建てたいと考える人も多く存在します。

この記事では、愛知県で1,000万円台の家を建てた施工実例と、県内で注文住宅を建てた人の平均額をまとめました

1,000万円台の家を建てる際の費用内訳も解説しているので、家づくりを検討している人はぜひ参考にしてください。

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注文住宅を建てるのにかかる費用の内訳

そもそも、注文住宅を建てる際にかかる費用はいくつかの種類があります。具体的には、以下4つの費用がかかることを覚えておきましょう。

  1. 建物本体工事費用:基礎工事や内外装、空調工事などの建物本体にかかる費用
  2. 付帯工事費用:照明や家電の取り付け、外構工事などにかかる費用
  3. 諸費用:契約手数料や各種税金などにかかる費用
  4. 土地代:土地を購入する場合にかかる費用


おおよその内訳としては、建物本体工事費用が約80%、付帯工事費用が約15%、諸費用が約5%とされています。

たとえば、1,800万円で家を建てる際の目安は、建物本体工事費用が1,440万円、付帯工事費用が270万円、諸費用が90万円程度です。まずは全体的なイメージを掴んでおきましょう。

 

愛知県で注文住宅を建てた人の平均額

ここでは、住宅金融支援機構がまとめたデータにもとづき、愛知県で注文住宅を建てた人の平均額を紹介します。

エリア 愛知県 全国
注文住宅(土地所有済み) 3,958.3万円 3,715.2万円
注文住宅(土地も購入) 建設費:3,506.6万円
土地取得費:1,736.2万円
建設費:3,194.6万円
土地取得費:1,499.5万円
(参考)建売住宅 3,402.0万円 3,719.0万円


上記のとおり、土地所有の有無に限らず、平均して3,500万円以上で注文住宅を購入しているという結果でした。

愛知県で1,000万円台のマイホームを建築するケースは、どちらかというと稀だと言えるでしょう。

引用元:独立行政法人住宅金融支援機構|フラット35利用者調査2022年度集計表

 

土地代は除いて考えるのが大前提

ここまで解説したように、注文住宅の購入に際しては、土地代を除いて考えるのが通常です。

先ほどの表に記載したように、土地も購入する場合の平均的な建築額は5,000万円を超える結果でした。

そのため、1,000万円台で住宅を購入する際は工務店選びが鍵を握ります。次の章では、愛知県で本体価格1,000万円台の注文住宅を建築した実例を紹介するので、ぜひ参考にしてください。

【関連記事】1000万円台の家はなぜ実現できるの?費用を抑える5つのポイントや間取りをご紹介

 

愛知県で1,000万円台の注文住宅を建てる場合の施工実例4選

ここでは、愛知県で1,000万円台の注文住宅を建てた実例を4つ紹介します。

  1. シンプルさを追求した無駄のない家(31.85坪)
  2. 空間ごとのテーマを設けた、遊び心あふれる家(33.07坪)
  3. グレイッシュモダンなリビングに家族が集う家(33.26坪)
  4. プライベートな庭があるモノトーンでシックな家(36.68坪)

 

施工実例①:シンプルさを追求した無駄のない家(31.85坪)

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「シンプルさを追求した無駄のない家」では、以下の2点をポイントに建築しています。

  1. 床材を内装に合わせて、どんなデザインにも合わせやすいナラ材を使用
  2. 木目調で色味を統一し、照明を使って温かみのある柔らかい空間を演出


内装はどんな空間にもなじみやすいオフホワイトで統一し、ナラの無垢材を床材に使用して、シンプルに仕上げました。

キッチン

キッチン収納の色味も木目調で統一し、取手のブラックがアクセントになっています。キッチン背面の収納量も豊富で、家電以外をスッキリと収納可能。

リビング

リビングダイニングに併設されたウッドデッキの中庭もシンプルにデザイン。プライバシーも確保されているので外からの視線も気にならず、家族でゆったりとした時間を過ごせるでしょう。

吹き抜け天井

ダイニングに採用した吹き抜けにより開放感もあり、2階に設置した窓からの採光と複数の間接照明で、室内の柔らかな雰囲気を演出しています。なお、この実例の本体価格は1,890万円です。

 

施工実例②:空間ごとのテーマを設けた、遊び心あふれる家(33.07坪)

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「空間ごとのテーマを設けた、遊び心あふれる家」では、以下の2点がポイントです。

  1. フローリングとアクセントウォール、インテリアをブラウン系で統一して落ち着ける空間に
  2. 随所にちりばめたアクセントクロスで遊び心をプラス


色味を抑えた全体的にシンプルで落ち着いたデザインながら、キッチンに折り下げ天井を採用したり、キッチンやリビングの背面に取り入れたアクセントウォールが空間を程よく引き締めます。

リビング

南側の大きな窓からたくさんの光が降り注ぎ、20.2帖のLDKが居心地よく快適な空間にまとまりました。

パントリー

パントリーにはハリネズミのアクセントクロスを採用。本来は収納のための空間ですが、遊び心をプラスして、パントリーを目にするたびにほっこりできそうです。

落ち着いた雰囲気のLDKとは異なるメリハリのある空間演出で、お施主様のこだわりがみてとれます。なお、こちらの実例の本体価格は1,587万円でした。

 

施工実例③:グレイッシュモダンなリビングに家族が集う家(33.26坪)

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「グレイッシュモダンなリビングに家族が集う家」のポイントは以下の2点です。

  1. 廊下を極力減らして家族みんなが集まれる広いリビングを確保
  2. フルフラットな対面キッチンを中心に全体を見渡せる空間づくり

 

20.7帖あるLDKは長い時間を過ごすからこそ、飽きがこないように木目や柄は採用せず、グレー・ホワイト・ブラックのグレイッシュモダンテイストに。

キッチン

廊下を極力無くせるようにオープン階段を採用し、階段下はお子さまの学習スペースとして活用。

フルフラットの対面キッチンからリビングダイニングはもちろん、学習スペースも見渡すことができ、奥様のこだわりがつまっています。

畳コーナー

リビングの背面には2帖の半個室型の畳コーナーを配置し、ちょっとしたお昼寝や遊び場としての空間、収納を確保しました。なお、こちらの実例の本体価格は1,750万円です。

 

施工実例④:プライベートな庭があるモノトーンでシックな家(36.68坪)

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「プライベートな庭があるモノトーンでシックな家」のポイントは以下の2点です。

  1. 室内をホワイトで統一して空間の広がりを演出
  2. キッチンからの見晴らしを意識した間取り設計


LDKは19.8帖の広さを確保していますが、大理石調の艶のある床材が光を拡散させて、広さをより一層際立たせています。

さらに、南側の庭を隔てる窓を開け放てば室内と外が一体の空間となり、さらなる開放感を演出。

庭

背の高さほどある塀を設置したプライベート感のある庭は、ご主人のお気に入りの1つ。防犯面と閉塞感を和らげるためのスリットも、ちょうどよいアクセントになっています。

ダイニングキッチン

キッチンとダイニング、小上がりの畳コーナーを一直線に並べて、お子さまが遊ぶ様子などをいつでも見守れる間取りにもこだわりました。

畳コーナーは部屋全体のスタイリッシュな空間となじむよう、グレーの畳とクロスでコーディネート。小上がりにした分、引出収納を設置して大容量の収納を確保しました。なお、こちらの実例の本体価格は1,871万円です。

【関連記事】コンパクトハウスとは?生活コストダウンを実現できる間取り例もご紹介

 

まとめ:愛知県で1,000万円の家を建てることは可能

リビング

注文住宅を建てる際は、大きく分けて4つの費用がかかります。

  1. 建物本体工事費用
  2. 付帯工事費用
  3. 諸費用
  4. 土地代


土地を所有していない人の場合、本記事で解説した「1,000万円の家」とは別で、土地の購入費用がかかる点には注意が必要です。

愛知県で注文住宅を建築した場合の平均額は3,500万円ほどですが、工夫次第では、限られた予算のなかでも理想の住まいに近づけられます。

本記事の内容を参考に、本体価格1,000万円台の家づくりを検討してみましょう。

アサヒグローバルホームでは、お客様の理想の住まいを実現するお手伝いをしています。注文住宅に関するご相談は随時受け付けていますので、住宅展示場ページをご確認いただき、お近くの展示場までお気軽にお問い合わせください。

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この記事の監修

川出 明洋

川出 明洋

役職執行役員 所長・店長

保有資格AFP(ファイナンシャルプランナー2級)、ローンアドバイザー

2003年 建築学部を卒業後、アサヒグローバルホーム㈱入社。
住宅営業18年間、個人にて4年連続アサヒグローバルホームNo.1。
今まで個人にて累計1,500件以上の住まいづくり相談に関わり、注文住宅お引渡313棟(2021.12時点)
現在は責任者としてお客さまの住まいづくりに携わる。

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