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公開:2024.01.22

ルンバの基地はどこがベスト?おすすめの設置場所と設計時の注意点を解説

ダイニングキッチン

「ルンバ基地」とは、ルンバのホームベース(充電器)を収納する場所のこと。

充電するための電源やある程度のスペースが必要になることから、「ルンバの基地はどこがベスト?」と迷う方も多いでしょう。

注意点を踏まえずに設計すると、ルンバが基地に戻れないなどのトラブルが発生するため、事前に十分検討しておくことが大切です。

そこでこの記事では、ルンバ基地のおすすめの設置場所や設計時の注意点を解説します。

おすすめサイズや施工実例についても紹介するので、参考にしてください。

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ルンバの基地はどこがいい?おすすめの設置場所5選

リビング、畳部屋

ルンバ基地のおすすめの設置場所は、以下の5つです。

  1. 足つき家具の下
  2. 小上がりの下に専用スペースを設計
  3. 階段下
  4. ウォークインクローゼットの中
  5. 洗面台の下


「ルンバの基地はどこがいい?」と悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

 

おすすめ①:足つき家具の下

足つき家具の下であれば、専用スペースを設計する必要なく、ルンバの基地を設けられます。

例えば、以下の家具の下がおすすめです。

  • テレビボード
  • ソファ
  • ハンガーラック


デッドスペースを活用できるのはもちろん、
人目につきにくく、来客時に隠す手間もありません。

ただし、ルンバの充電には電源が必須となるため、コンセントを適切な場所と高さに設置しましょう。

足つき家具の下は、専用スペースを確保できない方やスペースの無駄を省きたい方におすすめです。

 

おすすめ②:小上がりの下に専用スペースを設計

小上がりの下に専用スペースを設計して、ルンバの基地を配置すれば、スペースを有効活用しながら収納できます。

小上がりの下の一部をオープンスペースにして、コンセントを取り付けることでルンバの基地を設置することが可能です。

早期の段階から工務店やハウスメーカーに相談しておくと、スムーズに家づくりを進められるでしょう。

小上がりの下は引き出しを取り付けない限りはデッドスペースになりやすく、ルンバの基地として活用するのも最適です。

【関連記事】小上がり和室で後悔しない!メリット・デメリットやおしゃれな施工実例を解説

 

おすすめ③:階段下

階段下は活用しきれないケースも多いですが、ルンバの基地として使う方法があります。

設置する具体的な場所は、以下の通りです。

  • 1段目の下
  • 壁部のスペース


ルンバと充電器のサイズ次第では1段目下に収まるので、すっきりした見た目にできるのもメリットだといえます。

リビング階段を採用する場合にも、階段下のスペースを検討してみるのがおすすめです。

壁部には専用スペースを設置する必要がありますが、さまざまなサイズや高さに対応したルンバの基地を作成できます。

 

おすすめ④:ウォークインクローゼットの中

LDKなどに適当なスペースがない場合には、ウォークインクローゼットの中にルンバの基地を設置するのも1つの方法です。

ウォークインクローゼットであれば、来客時にも人目に触れる可能性がなく、生活や家事動線の邪魔にもなりません。

ただし、ウォークインクローゼットにWiFiの電波が届きにくいとルンバが正常に作動しない場合があり、ルーターの場所を検討しておくことが大切です。

なお、通常のクローゼットの扉下部を床から上げて収納することも可能ですが、奥行きが足りない場合もあるのでサイズに注意する必要があります。

 

おすすめ⑤:洗面台の下

ルンバの基地を設置する場所が見つからない場合には、洗面台の下のスペースも活用できます。

洗面台の下に置く方法は、以下の通りです。

  • 洗面台の下がオープンスペースとなるカウンタータイプを採用する
  • 洗面台下の棚を浮かせてルンバの基地を設置する


奥行きがないと、手や顔を洗う際に足がルンバに突っかかる可能性もあります。

LDKに設置したくない方や、人目につきにくい場所に設置したい方にもおすすめです。

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【関連記事】【2023年版】おすすめ洗面台メーカー3社を徹底比較

 

ルンバの基地を設計する際のおすすめサイズ

畳部屋

機種によってサイズが異なりますが、ルンバの基地を設計する際のおすすめサイズは下表の通りです。

ルンバ本体のサイズ 充電器のサイズ 基地に必要なサイズ
高さ 8.7~9.2cm 10cm 15cm以上
31~35cm 40cm以上
奥行き 31~35cm 5cm 30〜50cm


ルンバの基地には、
ルンバ本体と充電器の両方を考慮したサイズを設定する必要があります。

高さはルンバ本体よりも充電器のほうが高いため、充電器に合わせたサイズにすることが重要です。

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ルンバの基地を設計する際の注意点

畳部屋

ルンバの基地を設計する際の注意点は、以下の3つです。

  1. 専用のコンセントを設置する
  2. ジャストサイズで設計しない
  3. クリーンベースタイプを使う可能性を考慮する


入居してから後悔しないためにも、注意点を踏まえてルンバの基地を設定しましょう。

 

注意点①:専用のコンセントを設置する

ルンバの基地を設置してもコンセントがなければ充電できないので、専用のコンセントを取り付けましょう。

充電器に近く、かつ低い位置に設置すると、延長コードなしで充電できます。

また、抜き差ししやすいように、コンセントプレートを横向きにするのがおすすめです。

建築工事が始まってからではコンセント位置を変更するのは難しく、早めに工務店やハウスメーカーにルンバの基地を設置する意向を伝えてください。

 

注意点②:ジャストサイズで設計しない

ジャストサイズでルンバの基地を設計すると、ルンバが戻ってこない可能性があるため注意が必要です。

また、ぴったりサイズだと「持ち上げるのに不便」「ルンバを新調したらサイズが合わない」などのトラブルが発生する場合もあり、ある程度余裕を持たせましょう。

さらに、充電器を考慮したサイズで設計ができていない場合には、そもそも収納できなかったり、ルンバの一部がはみ出たりする可能性もあります。

 

注意点③:クリーンベースタイプを使う可能性を考慮する

通常の充電器の高さは10cm程度ですが、クリーンベースタイプは機種によっては高さが50㎝近くにもなるので、考慮してルンバの基地を設計する必要があります。

クリーンベースタイプとは自動ゴミ収集機のことで、集めたゴミをクリーンベースに送り、ゴミ回収の手間を減らせるのが特徴です。

高さの問題から家具の下などには設置できない可能性が高く、設置場所を十分に検討しましょう。

また、インテリアに合わない場合があり、クローゼットや洗面台の下など、人目につかない場所に設置するのがおすすめです。

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ルンバの基地を上手に作った施工実例

ルンバの基地を上手に作った施工実例として、以下の2つを紹介します。

  1. グレーで統一した空間、猫と暮らす屋上がある家
  2. 忙しい毎日をサポートするECO家事の家


設置場所に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

 

実例①:グレーで統一した空間、猫と暮らす屋上がある家

キッチン、リビング>>このお家の全ての写真を見る


「グレーで統一した空間、猫と暮らす屋上がある家」は、以下の2点がポイントです。

  1. 小上がりの下をルンバの基地として活用している
  2. LDKがフラットでルンバが掃除しやすい


小上がりの下をルンバの基地としており、スペースを無駄なく利用しています。

余裕を持った基地のサイズに設定しているため、ルンバをすっぽりとカバーでき、動線の邪魔になることもありません。

ルンバ基地

LDK内には段差がなく、ルンバがスムーズに移動できるので隅々まで掃除することが可能です。

 

実例②:忙しい毎日をサポートするECO家事の家

リビング>>このお家の全ての写真を見る


「ECO家事の家」では、以下の2点がポイントです。

  • 階段の下にルンバの基地を設置している
  • リビング奥で人目につきにくい


階段の1段目下にルンバを設置しており、デッドスペースを有効活用しています。

手を伸ばせばすぐに出し入れできるポジションのため、ゴミの回収がしやすいのも特徴です。

リビング奥の階段に配置していることから、人目につきにくく来客時にも安心できます。

階段

また、内装デザインの邪魔にならない場所なので、ウッドテイストを最大限に活かせるのも魅力です。

実際に「ECO家事の家」を見たいという方は、当社の来場予約をご覧ください。

その他の実例が気になる方は、当社の施工事例ページもチェックしてみてください。

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まとめ:ルンバの基地をどこにするかは最初に決めておこう

リビングダイニング

ルンバ基地とは、ルンバのホームベース(充電器)を収納するスペースのことです。

ルンバ基地のおすすめの設置場所を、おさらいしましょう。

  • 足つき家具の下
  • 小上がりの下に専用スペースを設計
  • 階段下
  • ウォークインクローゼットの中
  • 洗面台の下


デッドスペースで、無駄になりがちな空間を活用するのがおすすめです。

専用のコンセントを設置したり、クリーンベースタイプを使う可能性を踏まえたりして設計すると失敗を防げるでしょう。

本記事を参考にしながら、ルンバの基地を設置してみてください。

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この記事の監修

髙田 司

髙田 司

役職取締役設計部長

保有資格一級建築士、耐震診断士、福祉住環境コーディネーター2級

2003年 東海工業専門学校卒業
現場監督、営業、積算、設計などマルチな経歴を持つ。
現在は住宅設計部の部長として、組織づくりなどのマネジメント、クレーム管理、特殊案件の実施設計を担当。また商品開発の一環でモデルハウスの建て替えや、購買部も兼任している。

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