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公開:2024.09.23

二階建てのガレージハウスの価格相場は?メリット・デメリットや間取り例も

ガレージ

二階建てのガレージハウスを建てる際、どれくらいの予算が必要なのか気になる人は多いでしょう。
居住部分とは別でガレージを設けるため、建築コストは一般的な二階建てよりも高くなりがちです。

また、排気ガスや騒音への対策のために、特別な建材や設備などを設ける必要もあるので、さらにコストがかかります。

この記事では、二階建てのガレージハウスの価格相場について解説します。
ガレージハウスのメリット・デメリット、間取り例も紹介しますので、ガレージハウスを検討中の人は参考にしてください。

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ガレージハウスとは

ガレージハウスとは

ガレージハウスとは、住宅の一階部分に車を駐車できるスペースを組み込んだ家のことです。
ガレージスペースはインナーガレージやビルトインガレージとも呼ばれ、特に都心部などの確保できる土地が限られている地域で人気があります。

次に、二階建てのガレージハウスの価格相場と、ガレージハウスの一般的な広さについて解説します。

 

二階建てのガレージハウスの価格相場

二階建てのガレージハウスを建てる際の価格相場は、坪単価でおおよそ50〜80万円が一般的です。
車1台分で約5坪、2台分で約10坪を基準に見積もるとよいでしょう。

なお、ガレージハウスの費用は、建築費用とは別にかかるケースが一般的なので注意が必要です。
工務店によっては、ガレージ込みの価格を抑えたプランを提供している場合もあります。

予算をあまりかけずにガレージハウスを建築したい場合は、このようなプランを用意している工務店を探してみましょう。

予算については以下の記事でより詳しく解説していますので、あわせて参考にしてみてください。

【関連記事】注文住宅にビルトインガレージを採用するのにかかる費用は?施工事例も紹介

 

ガレージの一般的な広さ

ガレージの広さは、車1台分で約5坪、2台分で約10坪が一般的な目安です。
ただし、所有する車のサイズによって必要な広さは変わるため、ガレージスペースには余裕を持たせておきましょう。

たとえば、車椅子を利用する場合、国土交通省の基準では駐車スペースの幅を3.5m以上にすることが推奨されています。
同基準では軽自動車の幅員が約2m、最大の大型車でも3.3mであることから、通常より広めのスペースが必要と言えます。

さらに、ガレージを車のメンテナンスや収納、趣味などに利用する場合も考えると、広めのスペースを設けるのがおすすめです。

上記のポイントを考慮して、用途に応じた最適なガレージの広さを計画しましょう。

引用元:国土交通省|平成4年駐車場設計・施工指針について

 

二階建てのガレージハウスを建てるメリット・デメリット

二階建てのガレージハウスを建てるメリット・デメリットは、以下の表のとおりです。

メリット デメリット
  • 狭小地でも居住空間を確保できる
  • 同じ延べ床面積の平屋のガレージハウスに比べて、建築コストを抑えられる
  • 防犯性が高い
  • 一般的な総二階の住宅に比べるとコストがかかる
  • 音や排気ガスのニオイが気になりやすい
  • 車のサイズが限定され得る

 

二階建てのガレージハウスを建てるメリット

二階建てのガレージハウスを建てるメリットは、以下の3つです。

  1. 狭小地でも居住空間を確保できる
  2. 同じ延べ床面積の平屋のガレージハウスに比べて、建築コストを抑えられる
  3. 防犯性が高い


建ぺい率や容積率を考慮すれば、平屋より広い延べ床面積の住宅にできます。
さらに、二階建ては平屋に比べて、屋根と基礎の面積が小さくなるため、建築コストも抑えられます。

ガレージにシャッターをつければ、車をイタズラや盗難から守れるので、セキュリティ面も安心です。
シャッターを閉める習慣をつけることで、車の有無が分かりにくくなり、防犯効果も期待できます。

 

二階建てのガレージハウスを建てるデメリット

二階建てのガレージハウスには、以下3つのデメリットも存在します。

  1. 一般的な総二階の住宅に比べるとコストがかかる
  2. 音や排気ガスのニオイが気になりやすい
  3. 車のサイズが限定され得る


ビルトインガレージを設けるには、強度の高い建材や太い梁・柱を使用する必要があります。
そのため、一般的な総二階の住宅より建設コストが高くなりがちです。

ガレージの音や振動が居住空間に伝わりやすく、特に寝室など静かな環境が求められる部屋では不快に感じることがあります。
また、排気ガスの換気対策も重要で、適切な換気設備を設置しないと健康に影響を及ぼす可能性も。

さらに、車のサイズが限定されることもデメリットです。
たとえば、ガレージの設計時に軽自動車のサイズに合わせてしまうと、大きな車に買い替えた際に駐車できなくなるかもしれません。

 

二階建てのガレージハウスを建てる際のポイント

ガレージ

二階建てのガレージハウスを建てる際のポイントは、以下2点です。

  1. 音と排気ガスへの対策を施す
  2. 生活動線にこだわる

 

ポイント①:音と排気ガスへの対策を施す

ガレージハウスを建てる際には、音と排気ガスへの対策が欠かせません。
音に関しては、以下の対策が有効です。

  • 静音性の高いシャッターを採用する
  • 防音性や遮音性の高い建材を使用する
  • ガレージから離れた場所に寝室を配置する


排気ガスについては、ガレージ内に充満するのを防ぐために、換気対策を講じるとよいでしょう。
具体的には、気密性の高いドアの採用や換気扇の設置などが考えられます。

 

ポイント②:生活動線にこだわる

二階建てガレージハウスでは、階段を使った上下の移動が日常的に発生するため、負担を減らすために生活動線にこだわりましょう。
たとえば、水回りを近くにまとめることで、キッチンや洗面所の往来が楽になるので効率よく家事をこなせるようになります。

ガレージハウスの場合、ガレージとパントリーを直結させるのもよいでしょう。
重い荷物を運ぶ負担を減らせるうえに、買ったものをすぐに収納できるため、利便性が高まります。

 

二階建てのガレージハウスの間取り例3選

当社が手掛けた二階建てのガレージハウスを間取りとともに3つ紹介します。

  1. 自然と触れ合えてガレージで趣味を満喫できる家
  2. グレーで統一した空間、猫と暮らす屋上がある家
  3. お子さまが思いっきり遊び回れるガレージハウス

 

間取り例①:自然と触れ合えてガレージで趣味を満喫できる家

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間取り図

「自然と触れ合えてガレージで趣味を満喫できる家」では、広い庭に豊かな緑が広がり、焚火を楽しめる空間を実現しました。

ガレージ

ガレージ内にはDIYで作られたカウンターやミラーボール、ドラムセットがあり、家族や友人と一緒に楽器を演奏したり、オリジナルドリンクを楽しんだりしています。

LDK

LDKは天井と床の木目を揃えることで奥行きを感じさせ、木の温かみを活かした家具と色味で統一されたシックな雰囲気が特徴です。

 

間取り例②:グレーで統一した空間、猫と暮らす屋上がある家

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「グレーで統一した空間、猫と暮らす屋上がある家」は、外装から内装まですべてグレーで統一されたデザインが特徴です。

間取り図

ガレージは車2台分の広さがあり、玄関から階段・2階のリビングへの動線を短く設計。

ルーフバルコニーの様子

ガレージ上部にあるルーフバルコニーは、プライバシーを守りつつ、リラックスできるように腰壁を高くしました。

LDK

2階にはLDKがあり、折り上げ天井や化粧梁で空間を緩やかに仕切ることで、広々とした開放感を実現しています。

折り上げ天井に興味のある人は、以下の記事も参考にしてください。

【関連記事】折り上げ天井で後悔しない!メリット・デメリット・おしゃれな施工例を解説

 

間取り例③:お子さまが思いっきり遊び回れるガレージハウス

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「お子さまが思いっきり遊び回れるガレージハウス」は、美しいスカイブルーのラップサイディングの外壁がとてもよく映える住宅です。

間取り図

車好きの施主様のために、車4台を駐車できる25帖のガレージを設けました。
利便性が高く、ガレージから土間収納を経由して直接キッチンへ食材や日用品を運べるうえに、ガレージ内の掃き出し窓から庭への出入りも可能です。

ウッドデッキ

リビングから続くウッドデッキのある庭には、人工芝を敷くことでお子さまが安全に遊べる環境を整備。
10人以上が集まったときも、庭とウッドデッキ、リビングの広々とした空間で快適に過ごせます。

 

東海3県で二階建てのガレージハウスを建てるならアサヒグローバルホーム

快適なガレージハウスを東海3県で建てるなら、アサヒグローバルホームにお任せください。
当社は「暮らしも気持ちも大きなゆとり。誰もが憧れる羨望の大空間」というコンセプトを大切にし、ガレージハウスづくりに励んでいます。

ガレージがあれば、車のメンテナンス用品や大型の趣味用品をたっぷり収納できるため、部屋を汚すことなく手入れが可能です。
趣味用品やインテリアを置いて、自分だけの空間を作ることも。

ガレージはもちろん、断熱性能や気密性といった住宅性能もハイレベルに仕上げます。
詳細は「ガレージの家」で紹介していますので、ぜひご覧ください。

 

まとめ:二階建てのガレージハウスで理想の住まいを実現

二階建てのガレージハウスで理想の住まいを実現

二階建てのガレージハウスの価格相場は、坪単価50〜80万円ほどです。
駐車する車の大きさや車椅子の使用の有無など、必要な広さがどの程度なのかを考え、予算を見積もってみましょう。

二階建てのガレージハウスは、収納や趣味のスペース確保、盗難防止といったメリットがありますが、排気ガス・騒音の対策や建築コストの増加などのデメリットもあります。
そのため、ガレージハウスを設計する際は、防音性の高い建材や換気設備の導入が重要です。

アサヒグローバルホームでは、上記のポイントを押さえた理想的なガレージハウスづくりをサポートしています。
ガレージハウスのほかにも、あらゆるニーズに応えられるように準備しているので、ぜひ「ラインナップページ」より詳細をご覧ください。

【関連記事】ビルトインガレージで後悔した事例と5つの対策・メリットデメリットも解説
【関連記事】インナーガレージにシャッターは必要?趣味と利便性を両立するコツ
【関連記事】おしゃれなビルトインガレージ14選!注意点とメリットを解説

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この記事の監修

髙田 司

髙田 司

役職取締役設計部長

保有資格一級建築士、耐震診断士、福祉住環境コーディネーター2級

2003年 東海工業専門学校卒業
現場監督、営業、積算、設計などマルチな経歴を持つ。
現在は住宅設計部の部長として、組織づくりなどのマネジメント、クレーム管理、特殊案件の実施設計を担当。また商品開発の一環でモデルハウスの建て替えや、購買部も兼任している。

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