公開:2025.02.28
吹き抜けなしのリビング階段のメリット・デメリットとは?間取り例も解説
「吹き抜けなしのリビング階段にするか迷っている」とお悩みの方も多いでしょう。
吹き抜けなしのリビング階段には「2階の床面積を確保できる」など、多くのメリットがあり、近年取り入れる方が増えています。
しかし、デメリットを踏まえずに吹き抜けなしのリビング階段にすると、「イメージと違う」といった後悔を感じる可能性もあるので注意が必要です。
そこでこの記事では、吹き抜けなしのリビング階段のメリット・デメリットを解説します。
吹き抜けなしのリビング階段を取り入れた間取り例や、吹き抜けはセットにしたほうがよいのかも紹介するので、家づくりの参考にしてください。

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目次
吹き抜けなしのリビング階段のメリット
吹き抜けなしのリビング階段のメリットは、以下の3つです。
- 冷暖房の効率が高まる
- ニオイや音の反響が気になりにくい
- 2階の床面積を確保できる
メリット①:冷暖房の効率が高まる
吹き抜けなしのリビング階段は天井によって上下階が分かれるため、リビングの冷暖房効率が高まります。
「リビング階段は取り入れたいけど、光熱費の負担は増やしたくない」と考える方に、吹き抜けなしの間取りがおすすめです。
加えて、吹き抜けの窓から入り込む日差しによってリビングが暑くなり過ぎる心配もなく、空間を快適に保ちやすくなります。
吹き抜けなしのリビング階段であれば、高い位置にある窓の掃除や照明の交換などの手間もかかりません。
メリット②:ニオイや音の反響が気になりにくい
冷暖房効率アップと同様に、吹き抜けなしのリビング階段は上下の空間を分けられるので、ニオイや音の反響が気になりにくいのがメリットです。
1階の料理のニオイや家族の話し声が2階に響き、勉強や仕事に集中できないといったストレスもありません。
1階と2階で空間が区切れると家族間でプライバシーを確保できるので、子どもが思春期を迎えた場合にも対応しやすいです。
家族の生活時間やライフスタイルが変化しても、1階と2階で生活空間を分けられるメリットもあります。
メリット③:2階の床面積を確保できる
吹き抜けなしのリビング階段は、吹き抜け部分に相当する2階の床面積を有効活用できます。
生活スペースを確保しやすいため、狭小住宅など限られた空間にリビング階段を取り入れる場合に吹き抜けなしの間取りが最適です。
加えて、収納・書斎・子ども部屋など、ほかのスペースを広くしたかったり、新しく作りたかったりする場合にも、吹き抜けなしのリビング階段が向いています。
ライフスタイルやライフプランを参考にしながら間取りを検討し、ほかのスペースとのバランスを踏まえて、吹き抜けの有無を決めましょう。
吹き抜けなしのリビング階段のデメリット
吹き抜けなしのリビング階段のデメリットは、以下の3つです。
- 採光を確保しづらい
- 開放感を出しづらい
- デザイン性に欠ける場合がある
デメリット①:採光を確保しづらい
吹き抜けなしのリビング階段は吹き抜けありのリビング階段に比べて、採光を確保しづらいのが難点です。
住宅の周辺に高い建物があるなど、もともと日当たりを確保しにくい環境の場合は注意してください。
ただし、リビング階段をスケルトン階段にすれば、一定の採光を確保できます。
リビングを南向きに配置したり、大開口の窓を設置したりするなど、リビングを明るくする工夫も積極的に取り入れましょう。
デメリット②:開放感を出しづらい
吹き抜けなしのリビング階段は縦の広がりが限定的なので、開放感を出しづらいのがデメリットです。
加えて採光も確保しにくく、「リビングが暗くて窮屈に感じる」と後悔する可能性があります。
吹き抜けなしのリビング階段を取り入れる際に、開放感を演出するおすすめの方法は以下の通りです。
- リビングの空間を横に広くする
- 天井を高めに設定する
- 折り上げ天井を採用する
- 内装の配色を明るくする
入居後に上記の工事を実施するには大がかりなリフォームが必要になるため、あらかじめ施工プランに含めましょう。
天井が高い家は何cmか気になる方は、以下の記事をご覧ください。
【関連記事】天井が高い家は何cm?メリット・デメリット・開放感を演出するアイデアも
デメリット③:デザイン性に欠ける場合がある
吹き抜けなしのリビング階段は実用性が高い一方で、開放感が出しづらくデザイン性に欠ける場合があります。
ただし、スケルトン階段やスチール製の階段など、階段のデザインで空間をおしゃれに演出することが可能です。
階段単体でデザインを考えると、内装全体の雰囲気とちぐはぐになる可能性もあるので、トータルバランスを意識しましょう。
また、デザイン性はもちろん、安全性や動線のスムーズさも考慮してリビング階段を検討することが大切です。
アサヒグローバルホームでは、家づくりに関するイベントを随時開催しています。
家づくりに関する情報を収集したい方は、イベントページをご覧ください。
リビング階段と吹き抜けはセットにしたほうがよいのか
リビング階段と吹き抜けはセットにしたほうがよいのかは、間取りや設備における優先順位によって異なります。
例えば、隣家との距離が近いため上部から採光を確保したい場合は、吹き抜けありのリビング階段がおすすめです。
また、高気密高断熱な住宅にする場合は、吹き抜けありのリビング階段も視野に家づくりを進められます。
一方、床面積が限られるなかで部屋数や各スペースを広げたいなら、吹き抜けなしのリビング階段が最適です。
「リビング階段を設置したいけど、キッチンのニオイが充満するのは避けたい」と考える場合にも、吹き抜けなしのリビング階段が向いています。
高気密高断熱な住宅についてもっと知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
【関連記事】高気密高断熱な住宅を建てる際のポイントとは?メリット・デメリットも解説
吹き抜けなしのリビング階段を取り入れた間取り例
吹き抜けなしのリビング階段を取り入れた間取り例として、以下の3つを紹介します。
- 自然と触れ合えてガレージで趣味を満喫できる家
- 家族と楽しむアイデア満載、薪ストーブのある家
- 元雑貨店員の北欧インテリアを楽しむ家
間取り例①:自然と触れ合えてガレージで趣味を満喫できる家
こちらの住宅は、リビングとダイニングの間に吹き抜けなしのリビング階段を設けており、注目ポイントは以下の通りです。
- リビング階段は壁と同じホワイトカラーにしている
- 大きめの掃き出し窓を設置している
リビング階段と壁はホワイトカラーを採用しており、空間が広く感じられます。
また、リビング階段と壁のカラーを揃えることで、LDKに一体感が生まれているのもポイントです。
リビングには大きめの掃き出し窓を設置しているため、開放感を感じながら家族の時間を過ごせます。
間取り例②:家族と楽しむアイデア満載、薪ストーブのある家
こちらの住宅は、キッチン・ダイニング近くに吹き抜けなしのリビング階段を設置しており、注目ポイントは以下の通りです。
- 全体をホワイトにまとめつつ、踏板(ふみいた)にブラウンを取り入れている
- リビング階段横の壁が目隠しになっている
リビング階段を含めてLDKの内装にホワイトを取り入れているので、広さや開放感を感じやすくなります。
また、ブラウンの踏板によって空間にメリハリが生まれており、おしゃれにまとめているのも特徴です。
リビング階段横の壁が設置されており、来客の目に触れにくいように工夫しているのもポイントです。
間取り例③:元雑貨店員の北欧インテリアを楽しむ家
こちらの住宅は、吹き抜けなしのリビング階段を壁に沿って設置しており、注目ポイントは以下の通りです。
- ホワイトとウッドカラーを使ったリビング階段を採用している
- リビング階段下を収納スペースとして活用している
内装で使用されているホワイトとウッドカラーを使ったリビング階段を採用しており、LDKとリビング階段の一体感が生まれています。
リビング階段の踏板を木材にしているため、北欧テイストが増しているのも魅力です。
リビング階段下をキッズスペース兼おもちゃ収納スペースとして利用しており、空間をフル活用しています。
まとめ:吹き抜けなしのリビング階段で理想の住まいを実現
吹き抜けなしのリビング階段を取り入れると、冷暖房効率がアップしたり、2階の床面積を確保できたりするのがメリットです。
一方で、採光を確保しづらいなどのデメリットがあるので、対策を講じながら家づくりを進めましょう。
家づくりを成功させるには、実際に住宅を見学してイメージを膨らませることも重要です。
アサヒグローバルホームは、三重・愛知・岐阜県の住宅展示場で住宅を公開しています。
当社の住宅を見学したいという方は、展示場ページをご覧ください。
施工事例ページでは、本記事で紹介した間取り例以外にもさまざまな施工例を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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