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公開:2022.02.16   更新:2023.09.22

中庭のある二階建ての家の間取りやメリット・デメリットをご紹介

中庭のある二階建ては、広々とした立派な住宅に見えますね。昔から人々に愛されているタイプの住宅です。いろいろなタイプが選べる今の時代でも、憧れの住宅として根強い人気を誇ります。

中庭のある二階建ての家の間取りはどのようなものが理想的なのでしょうか?また、メリットだけではなくデメリットもあるのでしょうか。

本記事では、中庭の形の特徴やメリットやデメリットについて詳しくご紹介します。

 

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中庭とは

中庭とは「周囲を壁や塀に囲まれている敷地内の屋外スペース」のことです。その形状や使いかたは多彩で、持ち主やご家族の好み、そしてライフスタイルによって大きく異なります。

「子供が遊べる中庭が欲しい」「趣味のDIYスペースにしたい」「友人たちとホームパーティーをしたい」など、多くの希望をかなえられるのも中庭の良いところです。

 

中庭のある家の間取り

二階建て、かつ中庭にある家間取りは中庭の形も関係してきます。一般的な注文住宅で採用される中庭の形は大きく分けると3種類です。それぞれ特徴がありますので、設計したい家に合うかどうかを考えて選択しましょう。

 

間取り①:コの字型住宅の中庭

家をカタカナの「コ」の字のように建て、中庭を設置するスペースを確保します。この中庭は、まさに「コ」の形の通り、周囲の3方を囲む設計です。

周囲のすべてを覆っているわけではなく、1方は覆われていないため開放感があり、広々とした空間を楽しめます。

 

間取り②:ロの字型住宅の中庭

家をカタカナの「ロ」の字のように建てるタイプの中庭です。周囲の4方をすべて囲む設計になります。住宅の中央部分に設置される上に、周囲をすべて囲まれているため、完全にプライベートな空間としてプライバシーを守れる特徴があります。

 

間取り③:L字型住宅の中庭

家をアルファベットの「L」の字のように建てるタイプの中庭です。Lの字型に面する中庭は2方のみが囲まれるので外から見えやすいかもしれません。

その分、非常に開放感にあふれていたり、中庭として使えるスペースが広いという特徴を持っています。

 

中庭のある二階建ての家のメリット

二階建ての家に中庭を設置すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。明るさや風の通り、ほかにも多くの点で高い満足感を得られます。

 

メリット①:どの部屋にも光が入る

どんな住宅でも明るさは大切です。中庭付きの二階建てにするとどの部屋にも光を入れられるようになるため、家の明るさを優先したい人にとってはぴったりの条件です。

一般的に、住宅は北側に陽光が入りにくい構造です。しかし中庭をつけることにより、多方向からの採光が可能になるため、どの部屋でも満遍なく光を取り込めます。

 

メリット②:風が通りやすい

中庭を設置すると風が通りやすくなります。中庭がある住宅は窓が多くなる傾向があるため、換気気候の良い時期にはよく開けるようになるでしょう。

そのため全体的に循環がよくなり、心地よい生活環境ができあがります。風が抜ける感触はとても気持ち良く、穏やかな気持ちで過ごせそうですね。

 

メリット③:居住スペースが広く見える

中庭がある住宅は前述のとおり多くなる傾向があります。部屋の中から中庭を見ると、その向こうにある部屋や空間も目に入り、広々とした印象になるため、広く見えるようになるのです。

また、中庭は生活空間の一部として使えます。「使えるスペースが多い」と感じるのも「家が広い」と思える理由です。

 

メリット④:防犯・プライバシー性が高い

中庭側に窓を増やし、外側(道路側)の窓を減らせば、外部から敷地の中の様子が分かりにくくなります。不審者も侵入しにくくなるでしょう。

外部から見えにくくなるとプライバシーも守りやすくなるため、防犯面やプライバシーを大切にする人にとって大きなメリットになります。

 

メリット⑤:二世帯住宅では適度な距離を保てる

どんなに仲が良くても、二世帯住宅は少し気を遣います。中庭を挟んで世帯を分けると、遠すぎず、近すぎずの距離感を保てるでしょう。

それでいてお互いの世帯の気配を感じられるため、高齢者世帯小さな子供がいる世帯のどちらにとっても安心です。

 

中庭のある二階建ての家のデメリット

メリットが多数ある中庭つきの二階建てですが、どうしてもデメリットを感じてしまう部分もあるようです。完成後に後悔しないようにデメリットも把握しておきましょう。

 

デメリット①:費用がかかる

中庭つきの二階建ては、一般的な注文住宅よりも費用がかかる傾向にあります。中庭を囲む壁の数、複雑になりがちな設計、窓の数が増えるなどがその理由です。

資金計画に合った予算で可能な間取りやレイアウトを、設計士と相談すると良いでしょう。

 

デメリット②:中庭に熱や湿気がたまりやすい

中庭は、内部に熱や湿気がたまりやすいという特徴もあります。つくりによっては水たまりができやすく、そこから湿気を発生させることも。壁で囲まれているためがこもりやすくなってしまうのもネックです。

そのため、排水設備の設置や日々の手入れなどメンテナンスコストなども想定しておく必要があります。

 

デメリット③:室内の断熱性が悪い

断熱性の悪さもデメリットです。メリットである採光性のために増やした窓が関係します。窓が多い住宅は断熱性の面で劣るため、冷暖房の効率が悪くなりがちです。

そのため、すこしでも断熱性の高い材料や構造を選択できる工務店を選ぶことをおすすめします。

 

デメリット④:生活動線が長くなりやすい

中庭は大抵、家の中心部分に設置します。晴れた日なら中庭を突っ切って向かいの部屋に行ける間取りでも、悪天候の日には中庭の周囲をぐるっと回って行く必要がある間取りになるかもしれません。

この場合、生活動線が長く、少なからずストレスになる可能性があります。生活動線は生活の質に関係します。設計の段階で設計士とよく相談しておきましょう。

 

中庭のある二階建ての家の費用相場

家を建てる地域によって土地の価格が異なるため、多少の違いは出てきてしまいますが、平均的な費用相場について見てみましょう。

30坪ほどの土地に中庭のある二階建ての家を建てるとすると、建物のみの建築費用相場はおおむね1500万~1600万円だと言われています。

これに土地代を足すと、地域によっては3000万円を超えると考えておいたほうが良さそうです。

中庭のある二階建ては一般的な二階建ての注文住宅よりも費用相場が高くなります。こだわりがあればあるほど費用が上がる可能性がありますが、理想の家の実現を目指し、よく考えながら建築計画を立てていきましょう。

 

まとめ

中庭つきの二階建てはどの部屋にも光を入れることができ、風の通りも良い環境です。それに加え、家が広く感じられることや防犯性の高さなど、長く暮らす家としてのメリットがたくさんあります。

デメリットも存在しますが、決して解消できないわけではありません。設計段階でデメリットと感じる項目を洗い出し、満足できる間取りを作りましょう。

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この記事の監修

熊澤 浩

熊澤 浩

役職取締役設計部長

保有資格一級建築士、インテリアコーディネーター、既存住宅状況調査技術者、岐阜県建築士会:福祉まちづくり建築士

1989年 建築学科卒業(金沢工業大学)。
木造注文住宅の設計500棟以上を担当。材木業・林業の発展のため、岐阜県木造住宅アドバイザーの認定を受け、地元岐阜県中津川市に木材流通の基盤をつくる。
現在はアサヒグローバルホーム取締役 設計部長に就任し、モデルハウス提案・新商品開発に携わる。

#間取り #中庭