公開:2023.11.13
どんな家を建てられる?1,000万円台から価格別で新築間取り事例を解説
「限られた予算内で、理想のマイホームを手に入れられるだろうか?」と不安に思う方も多いでしょう。
新築住宅を建てるとなると、外装や内装をはじめとしたさまざまな項目に費用が発生します。
中でも、間取りは簡単に変えられるものではないため、日々の生活を考慮した上で慎重に決めなければなりません。
ご自身のライフスタイルに合わせつつ住宅費用を予算内に収めたい場合は、どのような間取りを実現できるのでしょうか。
この記事では、新築間取りの事例を1,000万円台・1,500万円台・2,000万円台に分けてご紹介します。
バリエーション豊かな事例を参考に、新築住宅の間取りイメージを固めていきましょう。
目次
新築注文住宅にかかる費用の内訳
新築注文住宅を建てるには、大きく分けて以下4つの費用がかかります。
- 建物本体工事費用
- 付帯工事費用
- 諸費用
- 土地代
基礎工事や木工事、外装・内装、空調工事など建物本体にかかる費用が「建物本体工事費用」です。全体にかかる費用の約80%が相場で、住宅購入において大きな比率を占める項目です。
「付帯工事費」の相場は、全体の約15%ほど。照明や家電の取り付け、外構工事、水道管やガス管の引き込み工事などが含まれます。
そのほか、契約手数料や各種税金、家具の購入代金などは「諸費用」として計上され、全体の約5%が相場です。
なお、「土地代」は上記どちらの項目にも含まれません。提示されている物件価格とは別で、土地代が必要になる点には注意してください。
新築注文住宅を購入する際の予算は、物件価格と土地代を分けて組みましょう。
1,000万円台の注文住宅の間取り例3選
1,000万円台で注文住宅を建てる際におすすめの間取りと、それぞれの物件本体価格をご紹介します。
- 平屋3LDK 1,141万円(21.94坪)
- 平屋3LDK 1,180万円(22.69坪)
- 平屋3LDK 1,291万円(25.70坪)
1,000万円台の前半で住宅を建てる場合、コンパクトなサイズで仕様が一定程度決められた規格住宅になることが多いです。夫婦2人世帯やお子さまが1人いる3人家族の場合は、ちょうどよいサイズといえます。
間取り例①:平屋3LDK 1,141万円(21.94坪)
こちらは、16.5帖のLDKと4.5帖の洋室を3つ設けた、平屋3LDKの間取りです。物件本体価格は、1,141万円です。施工面積72.54㎡(21.94坪)でありながら、玄関スペースとホールを小さく設計したことで、LDKの面積を確保しました。
各個室に行くにはリビングを通らなければならない間取りなので、家族間のコミュニケーションを大切にしたいご家庭にもぴったりです。
リビングには収納スペースが、洋室にはクローゼットが設置されており、コンパクトな面積ながら無駄のない間取りを実現しています。
間取り例②:平屋3LDK 1,180万円(22.69坪)
こちらは、平屋の3LDK、物件本体価格が1,180万円の間取りです。施工面積が75.02㎡(22.69坪)の中に、17帖のLDKと3部屋の洋室を設けました。
各個室にクローゼットがあるほか、キッチン左側にも収納スペースを設置。個々の荷物管理から日用品のストックまで、無理なく行えるでしょう。
個室が3部屋あるので、書斎や物置き部屋として使うなど活用方法はさまざま。3〜4人家族にもおすすめの間取りです。
間取り例③:平屋3LDK 1,291万円(25.70坪)
続いて、平屋の3LDK、物件本体価格が1,291万円の間取りです。施工面積が84.96㎡(25.70坪)と、間取り例②に比べ10㎡ほど広くなり、全体的にゆとりが生まれました。
18.5帖あるLDKでは、リビング・ダイニング・キッチンそれぞれに十分なスペースが確保されています。玄関から一番奥にある洋室は、3部屋ある個室のうち一番広いため、主寝室としても使用できます。
玄関にはシューズインクローゼットが設置されているため、4人家族でも無理なく暮らせる間取りではないでしょうか。
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1,500万円までで実現できる注文住宅の間取り例4選
ここでは、1,500万円までで建てられる注文住宅の間取り例と、その物件本体価格をご紹介します。
- 平屋3LDK+WIC 1,313万円(26.45坪)
- 2階建て3LDK+WIC 1,447万円(30.31坪)
- 2階建て4LDK+WIC 1,498万円(35.07坪)
- 平屋4LDK 1,499万円(30.96坪)
1,500万円前後であれば、延べ床面積が30坪ほどの住宅を建てることも可能です。お子さまが2人いる家庭でも、4LDKの間取りで個室を用意できるでしょう。工務店によっては自由設計で建築できる場合もありますが、1,000万円台と同様に、規格住宅になるケースが多い傾向です。
間取り例①:平屋3LDK+WIC 1,313万円(26.45坪)
こちらは、ウォークインクローゼットを備えた平屋3LDKの間取りです。物件本体価格は1,313万円で、施工面積は87.44㎡(26.45坪)です。
16帖のLDKと6帖の洋室が3部屋あり、各部屋にはクローゼットを設けました。加えて、1部屋には2.5帖のウォークインクローゼットも備わっているため、多くの衣類収納も心配ありません。
玄関からキッチンまでの動線が一直線なので、買い物帰りの食料品の運搬もスムーズに行えるでしょう。
間取り例②:2階建て3LDK+WIC 1,447万円(30.31坪)
続いては、物件本体価格1,447万円の2階建て住宅です。施工面積は、100.20㎡(30.31坪)です。
1階にはLDKと畳コーナー、水回りを設け、生活のメインとなるスペースをまとめました。リビング横に畳コーナーを配置したため、家族との会話を楽しみながら、ゆったり寛ぐことも可能です。
2階には、2つの個室とバルコニーを配置。主寝室には2.3帖のウォークインクローゼットも用意されています。バルコニーは、洗濯物やベッドシーツを干せるほど、十分なスペースを確保しました。
間取り例③:2階建て4LDK+WIC 1,498万円(35.07坪)
続いては、2階にリビングを設けた2階建て4LDK+WICタイプの間取り。物件本体価格は、1,498万円です。
1階には、ウォークインクローゼットを配した8帖の主寝室と2部屋の洋室を配置。玄関にシューズインクローゼットを設置できる、空間的余裕も持ちあわせています。
2階にリビングを配置したことで、採光と風通しのよさも期待できます。明るく穏やかな空間の中にある和室も、この間取りならでは。
施工面積が115.94㎡(35.07坪)あるため、1,500万円前後でも全体的にゆとりあるスペースを実現できるでしょう。
間取り例④:平屋4LDK 1,499万円(30.96坪)
こちらは平屋の4LDK、物件本体価格が1,499万円の間取りです。施工面積が102.35㎡(30.96坪)あり、最初に紹介した平屋に比べ15㎡ほど広い仕様に。
16帖のLDKと4部屋の個室を設け、各個室にはクローゼットを配備しています。各個室の出入り口とトイレ、クローゼットをすっきり一列に設計しました。
コンパクトな平屋ですが、5人家族でもプライベートを確保できるおすすめの間取りです。
【関連記事】ここを妥協すると失敗する!注文住宅を1500万円で建てるコツとは?
2,000万円台の注文住宅の間取り例3選
2,000万円台になると、40坪(132.2㎡)以上の施工面積が確保できます。間取りの詳細と物件本体価格の参考にご覧ください。
- 2階建て4LDK+2WIC+納戸+書斎 1,946万円(43.16坪)
- 2階建て4LDK+WIC 1,999万円(46.84坪)
- 2階建て5LDK+WIC 2,390万円(60.14坪)
2,000万円まで予算を用意できれば、延べ床面積が45坪ほどの住宅を建てられます。個室も十分なスペースを確保でき、ファミリー世帯でものびのびと暮らせる住まいを実現できるでしょう。自由設計で建築できる工務店も増えるので、間取りの自由度も広がります。
間取り例①:2階建て4LDK+2WIC+納戸+書斎 1,946万円(43.16坪)
まずは、施工面積が142.68㎡(43.16坪)、物件本体価格が1,946万円の間取りのご紹介です。
1階にはLDKと水回り設備、ウォークインクローゼットを備えた6帖の洋室を1部屋、そして納戸を配置しました。1階だけで生活が完結する間取りとなっているため、老後の暮らしを見据えたい方にもおすすめです。
2階には5〜8帖の洋室が3部屋と書斎、3帖のウォークインクローゼットが配置されています。書斎が2階にあることで、1階の生活音を気にせず作業に集中できる環境が整っています。
間取り例②:2階建て4LDK+WIC 1,999万円(46.84坪)
続いては、2階建て4LDKにウォークインクローゼットを備えたこちらの間取り。施工面積が154.85㎡(46.84坪)、物件本体価格は1,999万円です。
22帖ほどあるLDKに4.5帖の和室が併設され、広々とした居住空間が特徴の1階ゾーン。キッチン横のパントリーや随所に収納スペースを設けてあるため、スッキリと整頓された空間を維持しやすいでしょう。
2階には、洋室2部屋とウォークインクローゼットを備えた主寝室を配置。吹き抜け仕様になっているので、1階と2階でのコミュニケーションが取りやすい点もポイントです。
間取り例③:2階建て5LDK+WIC 2,390万円(60.14坪)
こちらは、2.4帖のウォークインクローゼットを備えた2階建て5LDKの間取りで、物件本体価格は2,390万円です。施工面積が198.80㎡(60.14坪)あり、4〜5人家族におすすめの間取りです。
1階には、LDKに加え7.2帖の和室を配置。和室が独立しているので、趣味の部屋やお昼寝にはもちろん、客室としても活用できます。また、洗面室と脱衣室を分けて設置しているので、入浴中にも気兼ねなく洗面室を使えるのもポイントです。
2階には7.2帖の個室を4部屋配置し、各個室には十分な収納スペースが備わっています。子ども部屋や物置き部屋、書斎など、ライフスタイルに合わせた活用法に期待できる間取りです。
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まとめ:建築費用を抑えた家づくりは工夫次第で実現できる
本記事では、当社がご提案する間取りを1,000万円台・1,500万円台・2,000万円台に分けてご紹介しました。
間取りはさまざまなバリエーションがあるため、予算やライフスタイルに合わせて検討することが大切です。
工夫次第では、限られた予算の中で理想の間取りに近づけることも可能でしょう。
本記事の間取り例を参考に、入居後の生活シーンをイメージしてみてください。ご自身に合う間取りを見つけて、楽しく快適な暮らしを手に入れましょう。
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