公開:2022.03.17 更新:2023.05.18
3LDKの平屋で間取りを考えるときのポイントとは?これだけ読めば失敗なし!
初めて平屋を建てる方であれば、どのような間取りにするべきか迷うのではないでしょうか。失敗せずに理想通りに3LDKの平屋を建てるためには、いくつかポイントを押さえる必要があります。
そこで本記事では、3LDKの平屋を建てる際の間取りのポイントや3LDK平屋の価格相場についてご紹介します。理想通りの平屋を建てたい方、必見です。
目次
3LDKの平屋の坪数目安
3LDKの平屋の坪数は、25~30坪が目安です。約50~60帖とも言い換えられます。3~4人が最適で、夫婦と子ども1~2人で住むのに向いています。
3LDKの平屋の間取り例
3LDKの平屋の間取り例を4つご紹介します。
間取り①:21.94坪
1つ目は、平均よりは少し狭い21.94坪の3LDK平屋の間取りです。
この広さであれば、4.5帖の個室が3つ、16.5帖のリビングダイニングキッチン、トイレ、お風呂というような間取りになります。
個室は3つ備え付けられますが、4.5帖と小さめです。
個室はやや狭くても、リビングの大きさを確保したい方におすすめの間取りです。
間取り②:26.45坪
2つ目は、ゆったりとした26.45坪の3LDK平屋の間取りです。
この広さであれば、4.5帖、5帖、6帖の個室と17.5帖のリビングダイニングキッチン、トイレ、お風呂、さらに2帖のウォークインクローゼットが付けられます。
1つ目の間取りに比べて、個室が大きくなり、リビングダイニングも余裕があります。
各部屋に備え付けのクローゼットを追加しても、十分伸び伸び過ごせる大きさです。
ウォークインクローゼットのようなオプションを付けられる広さが欲しい方におすすめの間取りです。
間取り③:22.77坪
3つ目は、22.77坪の3LDK平屋の間取りです。1つ目・2つ目の中間の大きさだと言えます。
この平屋は、4.5帖の個室が2つ、6.5帖の個室が1つ、16.5帖のリビングダイニングキッチン、トイレ、お風呂といった間取りです。
大きめの個室があるので、4.5帖の2部屋を子ども部屋に、6.5帖を夫婦の寝室にするなどの活用方法があります。
広めの個室を確保したい方におすすめの間取りです。
間取り④:31.56坪
4つ目は、31.56坪の3LDKとWIC、中庭のある間取り。
5帖の個室が2つ、7帖のWIC付きの個室が1つ、19.5帖のリビングダイニングキッチン、トイレ、お風呂、中庭があります。
ロの字型の中庭を配置することで家の中央からも光を取り込みやすくなっているので、家の中に居ながらも自然を感じられる間取りです。
3LDKの平屋の間取りのポイント
3LDK平屋の間取りを考える際のポイントを4つご紹介します。
ポイント①:日当たりや風通しを考慮する
1つ目のポイントは、日当たりや風通しを考慮することです。
例えば、リビングに太陽光を入れたい場合、光が入りやすい南側をリビングにして窓を設置する必要があります。反対の北側にも窓を設置すれば、風の循環が良くなるのでおすすめです。
また、平屋では真ん中の空間に光や風が届きにくくなる場合があります。
そのため、天窓や中庭を設置して光を取り入れたり、サーキュレーターを利用して風を循環させたりすると良いでしょう。
ポイント②:家の配置を考慮する
2つ目のポイントは、家の配置を考慮することです。
道路のすぐ近くに平屋を建ててしまうと、外から丸見えで防犯上良くありません。
また、道路や学校、ショッピングセンターの近くに建ててしまうと、騒音に悩む可能性があるので要注意。
この他、隣の家との距離が近すぎる場合もプライバシーが確保しにくいので配置を考慮したり、パーテーションや生垣などで目隠しを設けると良いでしょう。
ポイント③:生活動線から間取りを考える
3つ目のポイントは、生活動線から間取りを考えることです。
家事は同時並行で行った方が効率よくこなせます。そのため、キッチン、洗濯機設置場、洗濯干し場などは近い距離に設置することをおすすめします。
近い距離にすることで、料理の合間に洗濯ができたり、洗濯物をすぐに洗濯干し場に持っていけたりします。
家事をスムーズにこなすためにも、生活動線を考慮して間取りを考えましょう。
ポイント④:防犯対策をする
4つ目のポイントは、防犯対策です。
例えば、子ども部屋が道路に面していると、外からのぞきやすく、防犯上良くありません。また、お風呂や寝室などのプライベートな空間も人目につきにくい間取りにしましょう。
全部屋が1階にあることから、空き巣のリスクも高くなりやすいです。
そのため、二重ロックの窓にしたり防犯照明を設置したりする工夫をおすすめします。
3LDK平屋のメリット・デメリット
メリット
3LDK平屋の1番のメリットは、生活動線が短いことです。
例えば、キッチンやリビング、お風呂場といった各部屋が近接しているので、効率良く家事をこなせます。
また、個室とリビングの距離が近いので、家族間のコミュニケーションも活発になるでしょう。
さらに、平屋は階段がないため、高齢になり足腰が悪くなってしまっても、安心して暮らせます。
今から将来のことを考えて平屋にすれば、階段の上り下りで苦労することもないでしょう。
また、メンテナンス費用を抑えやすいのも大きなメリットです。
2階がないため、メンテナンスの際に大掛かりな足場を作る必要がなく、修繕費用を抑えられます。
平屋は、お得な住まいを求める方に向いています。
デメリット
3LDK平屋のデメリットは、部屋によっては日当たりが悪くなる可能性があることです。
2階建ての場合、個室とリビングの両方を日当たりの良い南側に設置できます。
しかし、平屋の場合、日当たりの良い南側に設置できるのは1~2部屋なので、日当たりの悪い部屋が生まれてしまいます。
また、家族間のプライバシー確保が難しいのもデメリット。
それは平屋の場合、個室から移動するとき、リビングを通過しなければならないことが多いからです。
しかし逆に言うと、家族と顔を合わせる機会は増えるので、家族間で良好な関係を築きやすくなります。
家を建てるために、広い土地が必要なのもデメリットです。
2階建てと同じ面積の平屋を建てる場合、2倍の土地面積が必要です。費用がかかったり、広い土地の確保が難しかったりする場合、平屋は不向きです。
水害の被害を受けやすいというデメリットもあります。
大雨が降って浸水しても、平屋の場合は2階に避難できません。ただ、水辺でなければ平屋でも比較的安心して住めるでしょう。
3LDKの平屋の価格相場
3LDK平屋の価格相場は、25~30坪で、約1,500万~2,000万円になります。
大体3~4人で住める程度の大きさです。
ただ、どのようなオプションや設備を付けるかによって価格は大きく変わるので、オプション費の加算も考慮してくださいね。
また、1,500万~2,000万円は建築本体価格なので、他にも料金が発生します。
例えば、土地代や外構工事費のような住宅以外の工事費用などが必要になるので、確認しておきましょう。
まとめ
今回は、3LDKの平屋を建てる際の間取りのポイントや3LDK平屋の価格相場についてご紹介しました。
3LDK平屋の大きさは、25~30坪が目安です。
約50~60帖とも言い換えられ、3~4人で住むのに向いています。
また、平屋を建てる際は、「採光や風通しは良いか」「防犯対策はできているか」などの点に気を付けてください。
平屋にはプライバシーを確保しにくいというデメリットはあるものの、生活動線が短かったり高齢になっても住みやすかったりと、多くのメリットがあります。
家族間でコミュニケーションが取りやすいのも魅力の1つです。
平屋を検討している方は、今回ご紹介したことを参考に満足のいく住まいづくりをしていただけると幸いです。
アサヒグローバルホームの「3LDKの平屋」の施工事例を見てみませんか?
本記事でご紹介した下記の「3LDKの平屋」の間取りを考える時のポイントにも着目して施工事例を見てみてください。
ポイント①:日当たりや風通しを考慮する
ポイント②:家の配置を考慮する
ポイント③:生活動線から間取りを考える
ポイント④:防犯対策をする