公開:2022.04.26 更新:2023.05.18
注文住宅が工務店だと安いのはなぜ?その理由をご紹介
「ハウスメーカーよりも工務店の方が安い理由って?」
このように疑問に思った方もいるでしょう。
同じ住宅を作るのに、費用に差があるのは不思議ですよね。
今回は、工務店で注文住宅を安く建てられる理由を解説します。
目次
注文住宅が工務店だと安い”3つ”の理由
「注文住宅が工務店だと安い」と聞いたことがある方はいませんか?
なぜ工務店が安いと言われているのか、理由を3つ紹介します。
理由①:人件費・広告費を抑えている
1つ目の理由は、人件費・広告費を抑えているからです。
大手のハウスメーカーの場合、たくさんの人員、職人を雇い、住宅を売ろうとします。
特に、営業マンが多い会社の場合、彼らの報酬は基本給+歩合給なので、多くの契約を取る営業マンには莫大な給料を支払わなければいけません。
そして、営業マンに多額の給料を払った分を回収するために、住宅の価格が高くなるのです。
一方、小規模な工務店の場合、知人の紹介や地域の繋がりの顧客がいるため、営業マンはあまり必要なく、人件費が抑えられます。
人件費が少なくてすむ分、住宅にかかる費用も抑えられるのです。
大手ハウスメーカーの場合、広告費も莫大です。
電車内の広告、チラシ、テレビCMなど、あらゆる媒体で宣伝するため多大な費用が発生し、その分住宅にかかる費用も膨れ上がります。
一方、工務店の場合、知人の紹介や公式サイトから依頼がくることが多いため、広告費がさほどかかりません。
そして、広告費がカットできたぶん住宅費用が安く済みます。
理由②:自社施工をしている
2つ目の理由は、自社施工をしているからです。
ハウスメーカーの場合、契約後の工事は下請け会社に丸投げされます。
下請け会社が存在することにより中間マージン、つまり仲介手数料が発生するため、住宅にかかる費用も高くなります。
大手のハウスメーカーになると、下請け会社が何重にも存在するため多額の仲介手数料が発生することになります。
大手になるほど下請け会社が増え、その分のお金は住宅の価格に上乗せされるのです。
一方、工務店の場合、自社で契約をとり自社で工事をするため、仲介手数料がなく、住宅費用も安いです。
しかし、工務店も、自社の社員以外に工事を任せている場合があります。
その場合は工務店とはいえ、住宅の価格があがるので注意してください。
理由③:建設地の地域に事務所を構えている
3つ目の理由は、住宅の建設地の地域に事務所があるからです。
多くのハウスメーカーの場合、事務所から建設予定地までの距離が遠いため、移動費・輸送費が高額になってしまう可能性があります。
また、距離が離れていると、現場でのトラブル時にすぐ対応してもらえないというデメリットもあります。
一方、地域密着型の工務店の場合、建設地の近くに事務所を構えていることが多いです。
距離が近い分、輸送費・移動費を削減でき、結果として住宅にかかる費用も削減されます。
また、工務店は家賃の安い地方に立地していることが多く、その場合住宅の費用も安く済みます。
大手ハウスメーカーの場合、支社がたくさんある上に事務所が都会にありがちなので、家賃が高くなり、その分住宅費用に上乗せされるのです。
注文住宅が安い工務店を選ぶ際の注意点”3つ”
なるべく安い工務店で家を建てたいと思っている方は多いですよね。
そこで、工務店を選ぶ際の注意点を3つ紹介します。
注意点①:担当者の対応
1つ目の注意点は、担当者の対応です。
安く家を建てるためには、誠実な担当者がいる工務店を選ぶ必要があります。
安く家を買いたいと望んでいても、必要のないものを売りつけようとしてくる担当者に当たると、結果的に費用が膨れ上がってしまいます。
誠実で、こちらの希望に親身になってくれる担当者が望ましいです。
コミュニケーションをとりやすいかという点も重要です。
自分と相性が良く、円滑にコミュニケーションが取れる担当者であれば、自分の希望も伝えやすいため、納得のいく住宅が建てられると思います。
また、コミュニケーション力には「ヒアリング能力」も含まれます。
ヒアリング能力とは、こちらの希望を聞いた上でそれにあった提案をすることです。
いわば、“聞く力”をもっている担当者が良いでしょう。
なぜなら、ヒアリング能力のある人の方が、こちらの希望に寄り添った提案をしてくれるからです。
話を聞かない担当者の場合、独自のプランを押し付けられることもあり、家づくりに後悔が残ることがあります。
また、なるべくレスポンスの早い担当者が理想です。
なぜなら、話が進みやすく、不安なく家づくりを進められるからです。
質問になかなか返事が返ってこないと不安が募ってしまいます。
注意点②:自社施工の範囲
2つ目の注意点は、自社施工の範囲を確認することです。
先述の通り、自社施工の方が住宅にかかる費用は安く済みます。
また、自社施工の方がスタッフ同士で信頼感が築けている場合が多く、施工の質の向上に繋がりやすいです。
ハウスメーカーが下請け会社を利用しているのに対し、工務店は自社施工が多いのが特徴です。
ただ、ハウスメーカーがすべて自社施工でなく、工務店がすべて自社施工であるとは断言できません。
ハウスメーカーが下請けを利用している場合は多いと思いますが、工務店の場合でも下請け会社を仲介する可能性はあります。
そのため、「工務店だから必ず自社施工」だと断定することなく、担当者に確認をとると良いでしょう。
また、「自社施工です」とホームページに書いてあっても、その範囲は様々です。
例えば、設計から建設まで全て自社施工なのか、建築だけは下請けに任せているのかなど異なります。
自社施工の有無は費用に直結するため、事前にチェックしておきましょう。
注意点③:標ぼうされている金額から追加費用が大きくかからないか確認する
示された金額に、莫大な追加費用がかかることはないか確認しておきましょう。
例えば、もともとの金額は1500万円でも、オプションを大量に追加するうちに、3000万円まで膨れ上がった事例があります。
あらかじめオプションをリストアップしておき、オプション込みで予算を考えるのが望ましいです。
また、たとえ示された金額が安くても、後々のメンテナンス費用がかからないかどうかもチェックしましょう。
傷のつきやすいフローリング、汚れやすい壁紙などを利用していると、頻繁なメンテナンスが必要になってしまいます。
できれば見積もりを項目ごとに詳しく確認しておきましょう。
見積もりを詳細に確認すると、削減できる箇所が見えてくる可能性があります。
また、提示されたのが住宅本体の建築費のみだった場合、付帯工事費や契約手数料などの費用が後出しで提示される可能性があるため、注意してください。
まとめ
自社施工をしていること、広告費を削減していることなどが、工務店で安く家を建てられる理由です。
また、工務店を選ぶ際には、担当者の対応、自社施工の範囲などに注意して選びましょう。
他にも工務店での家づくりには様々なメリットがあるので、ぜひ工務店での住宅購入を検討してみてはいかがでしょうか。
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注文住宅が工務店だと安い”3つ”の理由
①人件費・広告費を抑えている
②自社施工をしている
③建設地の地域に事務所を構えている