公開:2023.11.09
【企業訪問第9弾】マックスさん訪問!24時間換気システムとは?
当社では、マックス株式会社の24時間換気システム「ES-1200DCシリーズ」を標準採用しております。
今回は、マックスさんの名古屋支店にお伺いしました。
マックスさんはホッチキスのメーカーとしても有名ですが、住宅業界では浴室暖房換気機や全熱交換型換気システムなどの設備を手掛けられています。
換気システムって正直何が違うの?、何が大事?と、疑問に思う方も多いかと思います。
本日は、マックスの清水さん・田山さんにお話しをお伺いしながら、ご紹介していきたいと思います。
01|換気システムの種類
換気には大きく分けて窓やドアの開放・自然の条件を利用する「自然換気」と、機械により強制的に換気する「機械換気」があります。
建築基準法では、主にシックハウス症候群を防止することを目的に、計画的に換気を行う「機械換気」での24時間換気システムの設置が義務付けられています。
この24時間換気システムは、換気方法の違いによって第一種換気、第二種換気、第三種換気の換気システムに分けられ、用途やシーンによって使い分けられております。
第一種換気は、外からの新鮮な空気を取り入れる給気と、内からの汚い空気を外に出す排気をともに機械で行う換気。
第二種換気は、第三種換気の逆で、給気を機械で、排気は自然排気で行う方法です。クリーンルームなどでよく使用されています。
第三種換気は、排気は機械で行いますが、給気は自然に行うという換気です。
第1種換気システム…給気、排気ともに機械で行い、強制的に空気を入れ替えるため、室内の空気の循環を管理する上では、最も安定している換気方式といえます。
第2種換気システム…給気を機械、排気を自然に行い、綺麗な空気を常に取り込むメリットありますが、室内の汚れた空気の排出が弱く、空気が壁の中などに入り込み結露を起こす可能性が高くなることから、一般住宅にはほとんど採用されていません。
第3種換気システム…給気を自然、排気を機械で行い、換気扇などが該当します。設置費用が第1種換気システムに比べ安く、一般的な住宅によく採用される方式です。
02|全熱交換型換気ユニットとは
当社が標準採用しているマックスさんの24時間換気システムに聞いてみましょう。
△全熱交換型換気ユニットES-1200DCシリーズ
0℃の空気と22℃の空気を交差させることで、約15℃で室内に給気することができます。
第三種換気の場合は、0℃の外気がそのまま入ってきますので、第三種換気に比べ、冷暖房効率も向上し、快適にお過ごしいただけます。
※換気風量標準4設定、電気代31円/kWh時の概算費用となります
全熱交換型換気ユニットの仕組みやコストについては理解できましたが、
外の空気を家の中に入れるということは、汚れた空気が入ってくるんではないかと気になった方もいらっしゃいませんか?
詳しく聞いてみましょう!
△左:PM2.5対策フィルター 右:不織布フィルター
さらに、オプション商品にはなりますが、細かい粒子を防ぐPM2.5対策フィルターもご用意しております。
こちらは2.0μm以上の粒子を95%以上除去することが可能になります。
フィルターが空気中の汚れをブロックしてくれるとわかると安心ですね😊
03|お手入れの頻度・方法
それでは次に、長く使う上で大事なお手入れの方法について、聞いていきましょう。
外部フィルターの汚れがひどい場合は、水やぬるま湯で押し洗いをしていただき、自然乾燥でよく乾かしてください。
※不織布フィルターVO105をご使用の場合
押し洗いをすることで目が開いてきてしまうので、押し洗いを5・6回していただいたら、外部フィルターの交換時期かなという目安になります。
※不織布フィルターVO105をご使用の場合
△左:内部フィルター 右:外部フィルター
2か月に1度押し洗いをすると考えると、だいたい1年程度で外部フィルターの交換の時期になりますね。
詳しいお掃除方法はこちらのブログでも紹介しています。
【関連記事】【Vol.4|動画あり】ランプがついていませんか?24時間換気システムをお手入れしよう!
04|全熱交換型換気ユニットを15年以上使われている方へ
ここからは、24時間換気システムを使用されて15年が経過される方へ、マックスさんからお知らせです。
15年以上お使いの製品は、製品寿命が近づいており、モーター劣化により大きな音が発生する場合がございます。ご使用の機械動作を改めてご確認頂けますと幸いです。
マックス株式会社 ストックG ストックSEC ☎03-3669-0373 までご連絡下さい。
※受付時間:月曜日~金曜日 10時~16時
いかがだったでしょうか。
本日は、マックスさんで24時間換気システムについて伺いました。
24時間換気システムは、常に付けておくことが大事だということが学べましたね!
空気は目に見えるものではありませんが、換気を続けることで家も自分のからだも大切にしていきたいですね。
取材協力:マックス株式会社
関連動画:How to メンテナンス|24時間換気システムの掃除|現場監督が教える