公開:2023.06.26 更新:2023.07.26
岐阜県で注文住宅を建てる際の相場や施工事例3選を紹介!
マイホームの建築を考える際に、気になるのは建築エリアの相場ではないでしょうか。
土地の有無やオプションの選択により、住宅を建てる費用は大きく変わります。また、夫婦や一緒に暮らす家族の理想をどんどん取り入れると、簡単に予算をオーバーしてしまいます。
建築エリアの相場を理解し、理想と現実のバランスが取れた家づくりを進めましょう。
この記事では、岐阜県で注文住宅を建てる際の相場や岐阜県内で人気の市町村を紹介しています。家づくりの参考や、住宅購入資金を考える際にご活用ください。
目次
岐阜県で注文住宅を建てる際の相場
岐阜県で注文住宅を建てる際の相場を、以下の2つを例にして解説していきます。
- 建物のみの場合
- 建物+土地の場合
それぞれ詳しくみていきましょう。
相場①:建物のみの場合
住宅金融支援機構が2021年にまとめたデータによると、土地なし・土地ありの建築費用は以下のような結果となりました。
注文住宅㎡ (坪数) |
建築費用 (建物のみ) |
土地付き注文住宅㎡ (坪数) |
建築費用 (土地+建物) |
|
全国 | 123.8㎡ (37.5坪) |
3,572万円 | 111.4㎡ (33.7坪) |
4,455万円 |
首都圏 | 123.8㎡ (37.5坪) |
3,899万円 | 107.2㎡ (32.4坪) |
5,133万円 |
近畿圏 | 127.1㎡ (38.5坪) |
3,778万円 | 112.7㎡ (34.1坪) |
4,658万円 |
東海圏 | 123.5㎡ (37.4坪) |
3,650万円 | 114.5㎡ (34.6坪) |
4,379万円 |
その他の地域 | 123.1㎡ (37.2坪) |
3,980万円 | 112.8㎡ (34.1坪) |
3,980万円 |
引用元:独立行政法人住宅金融支援機構│令和3年2021年度フラット35利用者調査
ここでは、東海圏のデータを参照していきます。このデータによると、岐阜県で土地を持っている方が注文住宅を建てる費用は、平均3,650万円という結果となっています。
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相場②:建物+土地の場合
上記のデータをもとにすると、住宅金融支援機構の「土地+建物の建築費用は4,379万円」という結果が得られました。
ここで、岐阜県の坪単価も考慮しておきましょう。岐阜県で土地+建物を建築する際には、上記のデータによると114.5㎡の広さがあるとされています。
土地価格の相場によると、県全体の平均価格は55,434円/㎡(参考価格)という結果でした。岐阜県の最高価格は、高山市の110,975円/㎡(参考価格)です。
県全体:55,434円/㎡(土地価格)×114.5㎡+3,650万円(注文住宅費用)=約4,284万円
土地代が1番高い高山市:110,975円/㎡(土地価格)×114.5㎡+3,650万円(注文住宅費用)=約4,920万円
以上の結果から、岐阜県で注文住宅と土地を購入する際には、約4,280〜4,920万円必要です。
岐阜県で注文住宅を建てる際に他にかかる費用
注文住宅を建てる際には、住宅の建築費用や土地代の他に、以下のような費用が発生します。
費用①:付帯工事費用(数百万)
費用②:諸経費(300万程度)
費用③:その他
それぞれ詳しく解説していきます。
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費用①:付帯工事費用(数百万)
注文住宅そのものの建築費用以外にも、付帯工事として以下のような工事が必要です。
- 庭・フェンス・駐車場などの外構工事
- 給排水工事
- 土地の地盤改良
- 電気配線工事やガス管引き回し工事
- 水道引き込み工事
- オプションで追加された設備や内装(床暖房やオール電化など)
上記の項目は、付帯工事として記載される場合や、別途費用として記載される場合もあります。工務店や住宅メーカーによって表記が違うため、見積書をもらった際にはよく確認しましょう。
建売住宅の場合には、すでに建設が完了した住宅を購入するため、付帯工事はそれほど多くありません。
しかし、注文住宅の場合には、オプションを自由に選択できます。そのため、付帯工事の金額が高額になりがちです。
費用②:諸経費(300万程度)
注文住宅の諸経費は、総費用の5〜10%が相場と言われています。つまり、総額4,000万円の家を購入する場合、諸経費として200〜400万円必要です。
注文住宅を建てる際には、以下のような諸経費がかかります。
- 登記費用
- 固定資産税(+都市計画税)
- 不動産取得税
- 設計監理料
- 上下水道の加入金
- 住宅ローン保証料
- 火災保険費用
- 抵当権設定費用
- 印紙税
これらの諸経費は、1度だけ必要な場合や、毎年発生してくる費用などさまざま。しかし、注文住宅を購入した際には、短期間のうちにこれらの諸経費を全て支払わなければいけません。
諸経費の支払いは、現金払いが基本です。事前に準備しておく必要があるため、住宅の購入前にはどのような諸経費がかかってくるのか確認しておきましょう。
費用③:その他
その他にも、以下の費用が考えられます。
- 引越し代
- 引越し挨拶の粗品購入代
- 新居に合わせた家具の購入代
- 不用品の処分代
引越しは繁忙期を避ける・相見積もりを取るなど、工夫してみてください。
岐阜県をおすすめする理由
岐阜県で注文住宅をおすすめする理由は、以下の3つです。
- 関東や関西へのアクセスに便利
- 家賃や物価の価格が比較的安い
- 自然豊かな環境とのバランスの良さ
岐阜県は日本のほぼ中央に位置し、関東や関西へのアクセス抜群の立地です。また、東海圏の中心都市である名古屋にも近く、岐阜駅から名古屋駅まで最短20分と気軽なお出かけも楽しめます。
都会と比べると家賃や物価も比較的安く、生活コストも抑えられます。また、住宅エリアから少し離れると、豊かな自然が残っており住みやすい環境です。
2028年の完成を目指す岐阜駅の超高層ツインタワーや、2023年3月には商業施設と住宅棟がひとつになったプラティ多治見など、駅周辺では開発が進んでいます。
岐阜県内で人気の市町村3選
岐阜県で人気の市町村は、以下の3つです。
- 岐阜市
- 大垣市
- 多治見市
それぞれの市が、人気の理由を詳しく解説していきます。
人気の市町村①:岐阜市
岐阜県で最も人口が多い岐阜市は、都会すぎず田舎すぎずバランスの取れた街です。岐阜駅からは、東海圏の中心地である名古屋まで最短20分とアクセスの良さも特徴のひとつ。
2028年の完成を目指し、岐阜駅北側に超高層ツインタワーを建設する計画が進行しています。ツインタワーには、東側に飲食店・西側に生活に関する施設を呼び込み、分譲住宅としても整備される予定です。
人気の市町村②:大垣市
大垣市は、岐阜県で2番目に人口が多い都市で、ICT(情報通信技術)を活用した都市づくりの推進や子育てしやすい街づくりに取り組んでいます。
名古屋駅まで約30分と比較的便利な立地で、名古屋のベッドタウンとしても知られています。また、古くから良質な水資源が豊富で、1995年には国土交通省から「水の郷」として認定されました。
「大垣市移住・定住ポータルサイト」を積極的に活用し、移住オンライン相談やYoutubeで大垣市の魅力発信にも努めています。
また、駅周辺では商業施設を併設するマンションの建設も予定され、利便性と環境のバランスも整っています。
人気の市町村③:多治見市
多治見市は、美濃焼きとともに発展してきたまちです。歴史ある窯元や古い町並み、修道院など自然の中に名所や見どころが数多く残ります。
春と秋には陶器まつりが開催され、多くの観光客の方で賑わっています。
多治見市は、高速道路や鉄道からのアクセスも充実。愛知県へ通勤する方のベッドタウンとしても知られています。
2023年3月には、商業施設・住宅・ホテルが一体となった「プラティ多治見」がオープンしました。プラティ多治見は多治見駅とも直結しており、多治見市の新しいランドマークとして注目が集まっています。
岐阜県の注文住宅事例:リビングと書斎から愛車を眺めるガレージハウス
ここでは、岐阜県の注文住宅の事例を紹介します。ご夫婦のこだわりのポイントは、以下の2つです。
- どの角度から見ても美しい外観
- ガレージの愛車をいつでも眺められる趣味部屋やリビング
屋根の角度や方向が異なる片流れ屋根を組み合わせ、どの角度からみても美しい外観にご夫婦のこだわりが詰まっています。
リビングからガレージの愛車をいつでも眺められ、好きなものに囲まれた空間デザインが特徴のひとつです。
書斎の壁には楽器をディスプレイとして飾り、愛車を眺めながら趣味の時間を楽しみ、仕事に集中できる環境が整っています。
まとめ:岐阜県の注文住宅の相場について
岐阜県で注文住宅を建てる場合、建物のみで平均3,650万円、土地・建物で約4,280〜4,920万円が相場です。
住宅にかかる費用は、工務店や選べるオプション内容により大きく異なります。また、住宅にかかる費用として、住宅本体価格の他に、付帯工事費用や諸経費がかかることも忘れてはいけません。
この記事で紹介した費用は、岐阜県で注文住宅を建てる際の参考としてご活用ください。
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