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公開:2023.07.24   更新:2023.07.26

南欧風住宅の外観とは?7つの特徴や事例を紹介

南欧風住宅

明るくさわやかな外観にしたいと考える方におすすめなのが、南欧風住宅です。断熱性の高い素材を使用しており、日本の気候と相性が良いことから南欧風の外観は人気を集めています。

明るくやわらかい印象を与える南欧風住宅の外観に近づけるためには、特徴を押さえるのがポイントです。

この記事では、南欧風住宅の外観を作る7つの特徴を解説します。施工事例も紹介していますので、外観のデザインを検討中の方は参考にしてください。

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南欧風外観の住宅とは?

南欧風外観

南欧風外観の住宅とは、南ヨーロッパをイメージして作られた家のことです。イタリアやスペイン、フランスなど地中海沿岸諸国のことを南欧と呼びます。

南欧は、強い日差しと乾燥しやすい気候が特徴です。そのため、タイルや塗り壁といった断熱性の高い素材を使用し、明るい色を取り入れたさわやかなデザインの家が立ち並んでいます。

南欧風住宅は、目を惹く外観ではあるものの主張が強すぎない色合いを使用しており、日本の街並みとも相性が良いです。

なお、南欧風住宅といってもデザインによって違いがあり、プロヴァンス風やスパニッシュ風など地名で呼ばれる場合もあります。

絵本に出てくるような可愛さと優しい印象の外観にしたい方にも、南欧風住宅はおすすめです。

【関連記事】いい家の特徴とは?5つのポイントを押さえて理想の家を手に入れよう

 

南欧風外観の住宅の特徴

南欧風外観の特徴は以下の7つです。

  1. カラフルなタイル
  2. 白や明るい色の外壁
  3. レンガ・石づくり
  4. ウッド調のドア
  5. アイアン製のフェンス
  6. 植物
  7. アーチ型の外構・エクステリア

特徴を押さえて、理想的な南欧風外観を実現しましょう。

 

特徴①:カラフルなタイル

南欧風住宅は赤やテラコッタ、茶など暖かみのある色合いを使用したタイル屋根が特徴です。南欧風には、主にフランスやスペインのタイルが使われています。

1色で統一するのはもちろん、2色のタイルを交互に重なり合わせたデザインを取り入れると、より南欧のイメージに近づくのでおすすめです。

また、屋根の色合いによっても外観のニュアンスは異なります。アンティーク調で味わいを出したり、柔らかい色合いを使用して温かい空間を演出したりと個性を出せるのが魅力です。

本を半分に開いて伏せたような切妻屋根(きりづまやね)は南欧風住宅と相性が良いので、タイルと合わせて検討してみてください。

 

特徴②:白や明るい色の外壁

南欧風外観の家

カラフルなタイルと相性の良い白や明るい色の外壁を組み合わせるのも、南欧風外観の特徴です。日差しが強い南欧は太陽の光を反射させて室内を涼しく保てるよう、鮮やかな配色の外壁を使用します。

南欧風外観ではカラフルなタイルに映える色として、白を外壁に使うのが定番です。白のほか、淡いイエローやベージュ、ピンクといった色もタイルと相性が良いため外壁の色に使われています。

なお、外壁は乾燥や湿気を防ぐ効果が期待できる、調湿効果に優れた漆喰壁(しっくいかべ)を組み合わせるのもおすすめです。

 

特徴③:レンガ・石造り

南欧風住宅のエクステリアには、レンガや石づくりを組み合わせるのが定番です。レンガは断熱性や蓄熱性が高い性質を持っており、夏と冬どちらの季節でも室内の気温を一定に保つ働きがあります。

気候に適した素材のため、玄関アプローチや外構にレンガや石づくりを使用するのが南欧風外観の特徴です。

赤やテラコッタなど、屋根のタイルに合わせた暖かみのあるカラーを選ぶと統一感が出ておしゃれな見た目になります。

 

特徴④:ウッド調のドア

ウッド調のドア

南欧では、ウッド調のドアを使用している住宅が多数存在します。

木材は断熱性が高いほか、湿度が高いときには水分を吸収し、低いときには水分を放出する調湿作用を持っているからです。つまり、夏と冬どちらも快適に過ごせるのがウッド調ドアの魅力でもあります。

外壁や屋根と相性が良いのはもちろん、木材は日差しと乾燥が強い気候の南欧に適した素材です。

また、自然素材特有の経年美化もウッド調のドアならではの楽しみ方です。木は時間の経過に伴い、深みのある雰囲気を楽しめるため、長く暮らす住宅にも適しています。

色は茶色が一般的ですが、白や淡いグリーンのウッド調ドアにすると明るくかわいらしい演出が可能です。ドアは上部を丸くしたアーチ型のデザインにしたり、木目にこだわったりすると個性を出せるでしょう。

 

特徴⑤:アイアン製のフェンス

アイアン製のフェンスを外構に取り入れるのも、南欧風外観のポイントです。南欧では、フェンスのほか玄関や妻飾り(家の側面にある三角形の壁面を飾る装飾)など、さまざまな場所にアイアン製の装飾を使用します。

外観にアイアン製のフェンスを用いると、エレガントな雰囲気を演出できます。色は黒が定番ですが、外壁と同じカラーを合わせると統一感が出て見た目もおしゃれです。

住宅の雰囲気を損なわないよう、アイアン製のフェンスはシンプルなデザインを取り入れるのがおすすめです。

また、可愛らしい外観に仕上げたい場合は、曲線タイプのアイアン製フェンスを検討してみてください。

 

特徴⑥:植物

ウッド調やレンガ、石づくりを取り入れている南欧風住宅の外観と植物は相性抜群です。

壁や窓の下にフラワーボックスを設置したり、玄関アプローチに花壇を配置したりするとナチュラルなニュアンスを楽しめます。

南欧風の外観に近づけるため、南ヨーロッパの植物を飾るのもおすすめです。シンボルツリーを飾るだけでも、明るくさわやかな雰囲気の外観になります。

南欧風住宅と相性の良い植物は、以下の通りです。

  • オリーブ
  • レモン
  • ソテツ
  • ミモザ
  • ゼラニウム
  • ローズマリー
  • ラベンダー
  • ローリエ

外観の魅力を引き立たせたい方は、南欧風住宅に合う植物を取り入れましょう。

 

特徴⑦:アーチ型の外構・エクステリア

アーチ型

南欧風住宅を演出するのに、アーチ形の外構やエクステリアも欠かせません。南欧風外観は、曲線を描いた玄関アプローチが特徴です。

玄関ポーチをアーチ形にすることで、優しい雰囲気の外観になります。また、玄関ポーチ周辺に植栽を施すとおしゃれな見た目に。

外構やエクステリアに、テラコッタなど暖色系のレンガや石を取り入れると一体感のある空間が実現できます。

壁にワンポイントとして妻飾りを入れたり、表札をアイアンにしたりするのも南欧らしい印象になりおすすめです。

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南欧風外観の住宅の事例

南欧風な外観を楽しみ、家事動線を考え抜いた家>>このお家の全ての写真を見る

「南欧風な外観を楽しみ、家事動線を考え抜いた家」は、以下の3つがポイントです。

  1. 南欧らしい切妻屋根と色を使用
  2. 外壁のワンポイントにレンガを取り入れ、かわいらしい雰囲気を演出
  3. 南欧風らしさが際立つようアイアン製のインテリアを設置

白い外壁の一部にレンガを使用することで、かわいらしい雰囲気の外観を演出できます。壁面にはアイアン製のフラワーボックスや妻飾りを飾っており、南欧風らしさが際立っているのも魅力です。

さらに玄関ポーチをアーチ形にしているほか、外壁と相性の良い茶色やテラコッタの色を使って統一感を出しています。

外構やエクステリアに南欧風住宅の特徴を存分に取り入れて、ハイセンスに仕上げているのがポイントです。

 

まとめ:南欧風外観の住宅で理想の暮らしを

南欧風外観の住宅とは、フランスやスペイン、イタリアなど南ヨーロッパをイメージして作られた家を言います。日差しと乾燥が強い地域のため、レンガや木材など断熱性の高い素材を使用しているのが特徴です。

カラフルなタイルや目を惹く外壁、アイアン製フェンスなどが南欧風住宅の特徴なので、ぜひ取り入れてみてください。

南欧風の外観は、色合いやデザインによって異なるニュアンスを演出できます。本記事の事例を参考にして、理想に近い南欧風住宅の外観を考えましょう。

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南欧風の外観にすると、明るくやわらかい雰囲気の家を実現できます。

南欧風外観の特徴は、以下の7つです。

 

特徴①:カラフルなタイル
特徴②:白や明るい色の外壁
特徴③:レンガ・石づくり
特徴④:ウッド調のドア
特徴⑤:アイアン製のフェンス
特徴⑥:植物
特徴⑦:アーチ型の外構・エクステリア

 

アサヒグローバルホームでは日本の気候に適した外観の素材を追求し、お客様のこだわりに沿ったさわやかな南欧風の外観を数多く手がけています。

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この記事の監修

髙田 司

髙田 司

役職取締役設計部長

保有資格一級建築士、耐震診断士、福祉住環境コーディネーター2級

2003年 東海工業専門学校卒業
現場監督、営業、積算、設計などマルチな経歴を持つ。
現在は住宅設計部の部長として、組織づくりなどのマネジメント、クレーム管理、特殊案件の実施設計を担当。また商品開発の一環でモデルハウスの建て替えや、購買部も兼任している。

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