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公開:2023.10.25   更新:2023.10.27

屋上のある家のメリット・デメリットと後悔しないためのポイントを解説

バルコニー

屋上のある家は、圧倒的な解放感が感じられる魅力的な住宅スタイルですが、選択する際にはその特性を理解したうえで、慎重に判断したほうがよいでしょう。

屋上の空間を活用することにより、新たなライフスタイルが築ける一方で、注意すべきポイントも見逃せないからです。

この記事では、屋上のある家のメリットとデメリットを詳しく解説し、後悔しないためのポイントを紹介します。

屋上の利用方法や設計上のポイント、間取りの実例など、屋上のある家を検討する際の重要な情報を解説しているので、ぜひ参考にして下さい。

将来の生活を見据えた上で、最適な住まい選びをするための一助となることでしょう。

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屋上のある家は大きく3つに分類できる

玄関

屋上のある家は、一般的に次の3つのタイプに分類されます。

  1. 全面屋上タイプ
  2. 屋根の一部が屋上になっているタイプ
  3. 屋外階段から移動するタイプ

 

全面屋上タイプは、通称ペントハウスという小さな塔状の部屋から屋上に移動します。

屋根の一部が屋上になっているタイプは、ペントハウスから屋上に移動するタイプのほかに、隣接する居室から移動できるタイプもあり、比較的バリエーションが豊富。

屋外階段から移動するタイプは、家屋の端に移動用の階段が設けられています。

それぞれのタイプにはメリットとデメリットが存在するので、自身のライフスタイルやニーズに合った選択が必要です。屋上のある家を検討する際には、将来の使い方やメンテナンスのことも考えつつ、最適なタイプを選びましょう。

 

屋上のある家のメリット3選

LDK

屋上のある家は使い方次第で多くのメリットを生み出せますが、代表的なメリットはおもに次の3つです。

  1. 洗濯物を気兼ねなく干せる
  2. プライベートな空間として楽しめる
  3. 活用できる床面積が増える

 

メリット①:洗濯物を気兼ねなく干せる

屋上のある家には、洗濯物を気兼ねなく干せるという大きなメリットがあります。

室内が狭くて干す場所が限られている家庭でも、屋上なら晴れた日には広々と洗濯物を干すことができるので、とても気持ち良いですよ。

また、風通しの良さと日光の当たり具合によって、洗濯物が室内干しよりもはるかに早く乾くというメリットもあります。

洗濯物を清潔に保てるのはもちろん、乾燥機の使用などによるエネルギー消費を削減することにもつながるでしょう。

 

メリット②:プライベートな空間として楽しめる

屋上は、プライベートな空間としてさまざまな楽しみ方ができる場所です。

庭やバルコニーとは異なり、屋上は高台に位置するため、外部からの視線を気にすることなくリラックスできる特別なスペース。

たとえば、家族や友人との食事を楽しんだり、くつろぎのひとときを過ごしたりする場として最適です。

また、植栽や家具を配置すれば、自分好みのアウトドアスペースを演出することもできます。屋上ならではの開放感は、大きな魅力となるでしょう。

 

メリット③:活用できる床面積が増える

屋上を有効に活用することによって、利用できる床面積を大幅に増やせます。

たとえば、ガーデニングスペースとして利用すれば、観葉植物を育てたり野菜や果物を栽培したりするなど、新たな趣味や楽しみを見つけることもできるでしょう。

また、ルーフトップデッキやバルコニーを作成すれば、外での食事やリラックスするスペースとしての利用も可能。

このように屋上がある家ならば、その特殊な空間を活かして、屋内ではできないさまざまな用途に利用できるのです。

 

屋上のある家のデメリット3選

リビング

屋上のある家には多くのメリットがある一方で、いくつかのデメリットもあります。おもなデメリットは、次の3つです。

  1. メンテナンスの手間がかかる
  2. 上階の室温が上がりやすい
  3. 建築コストが上がる

 

デメリット①:メンテナンスの手間がかかる

屋上のある家には定期的なメンテナンスが必要なため、通常の住宅に比べるとコンディションの維持には手間がかかります。

なぜなら、屋上は風雨など外部の気象条件に直接さらされるため、防水加工や塗装の劣化のチェック、植栽の手入れなどが必要になるからです。

メンテナンスを怠って放置していると、屋上の耐久性や美観に影響が及ぶ可能性があるだけではなく、近隣への迷惑にもつながりかねません。

屋上のメンテナンス作業は手間と時間を要するため、場合によっては専門的な知識や技術を持った業者に依頼することも必要でしょう。

 

デメリット②:上階の室温が上がりやすい

屋上のある家では上階の室温が上がりやすいため、居住者のストレスとなる可能性があります。

特に、夏季には太陽光の直射を受けて屋上が非常に暑くなるため、その熱が上階に伝わってしまい、暑苦しさを感じることもあるでしょう。

対策としては、適切な断熱材を設置するなどの遮熱対策を施すことがありますが、それでも完全な防止は難しいこともあります。

暑さによって冷房の使用頻度が増え、エネルギー効率が悪化する可能性も考慮しなければなりません。

 

デメリット③:建築コストが上がる

屋上のある家を建てる場合は、建築コストが上がってしまうことが一般的です。

屋上スペースを設けるためには、構造の補強や防水工事、屋上庭園やテラスの整備などに関する追加費用がかかります。

また、屋上の設計と施工には専門的な技術が必要であり、その分のコストも発生します。建築コストだけでなく、長期的な視点で見てもメンテナンスや管理にかかるコストも考慮しなければなりません。

将来のコスト面も含めて慎重に考える必要があるでしょう。

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屋上のある家づくりで後悔しないためのポイント

屋上のある家づくりをする際に後悔しないためのポイントは、おもに次の2つです。

  1. 使用目的や必要性を慎重に判断する
  2. 屋上の施工品質に優れた工務店へ依頼する

 

使用目的や必要性を慎重に判断する

屋上のある家を建てる際には、使用目的と必要性をよく考えることが重要です。

屋上をどのように活用するのか、どのくらいの頻度で利用するかを明確にしましょう。

たとえば、屋上庭園やテラスとして使う場合には、植栽や家具の配置、日除けの工夫などを考える必要があります。

また、家族のライフスタイルや将来の変化も考慮して計画することが重要です。

これらの点を慎重に検討すると、家族にとって本当に屋上が必要かどうかが見えてくるでしょう。

 

屋上の施工品質に優れた工務店へ依頼する

屋上のある家づくりにおいては、施工品質の高さが欠かせないので、屋上の施工実績が豊富な工務店に依頼することが重要です。

屋上は外部の気象条件に直接さらされるため、高い耐久性や防水性が求められます。

依頼する前に必ず、工務店の過去の実績や評判、専門知識を持つスタッフの有無などを確認しましょう。

また、施工プロセスや使用する材料についても詳細に打ち合わせることで、後々のトラブルを回避できます。信頼できる工務店に依頼することで、屋上が快適かつ安心できる空間になるでしょう。

【関連記事】工務店の選び方とは?押さえておくべき”6つ”のポイントをご紹介

 

屋上のあるおしゃれな家の間取り実例

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ここで紹介する屋上のある家のポイントは、おもに次の2つです。

  1. プライバシーを確保
  2. 用途が豊富

 

こちらの屋上スペースは、開放的ながらも高い壁でプライバシーが守られている、広々として魅力的なスペースです。

ガレージ上部に配置し、リビングからいつでも出入りできるので、外の空気を吸ってリフレッシュできるのはもちろん、日光浴も楽しめます。

天気のよい日には家族や友人同士で食事を楽しめるほか、空を眺めながらコーヒータイムを取るなど、贅沢な時間を過ごせるでしょう。

屋上の床には防水素材を使用しているので、汚れても簡単に掃除できるなど、日々のメンテナンスができる限り手間のかからないような設計になっています。

キッチン

キッチンの前方にリビングと屋上スペースが広がり、その奥には畳コーナーを設置して、お子さまが遊んだりお昼寝したりするのにもピッタリ。

キッチンの左にダイニングを設置した、キッチンを中心とした間取りで、料理をするのも楽しくなるでしょう。

アサヒグローバルホームは、各種注文住宅の建築実績が豊富です。屋上のある家を検討している方は、当社の施工事例も併せてご覧ください。

 

まとめ:屋上のある家で理想の住まいを実現しよう

外観

屋上のある家づくりは、通常の住宅では叶わない魅力的なライフスタイルと快適な空間を提供します。

ただし、施工する前に屋上のメリットとデメリットを十分に理解したうえで、慎重な選択が必要です。

屋上庭園やテラスのようなプライベートな空間でくつろげる一方、メンテナンスの手間などの課題も存在しますが、心配することはありません。

理想的な屋上の空間を手に入れていただくために、豊富な経験と知識を持つ当社が、お客様のご希望を形にするお手伝いをいたします。

屋上のある家づくりなら、アサヒグローバルホームにお任せください。お客様のご希望を十分に検討し、ともに理想の住まいを実現させましょう。

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この記事の監修

髙田 司

髙田 司

役職取締役設計部長

保有資格一級建築士、耐震診断士、福祉住環境コーディネーター2級

2003年 東海工業専門学校卒業
現場監督、営業、積算、設計などマルチな経歴を持つ。
現在は住宅設計部の部長として、組織づくりなどのマネジメント、クレーム管理、特殊案件の実施設計を担当。また商品開発の一環でモデルハウスの建て替えや、購買部も兼任している。

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