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公開:2023.11.15

注文住宅のこだわりすぎには要注意?本当にこだわりたいポイント5選を解説

ダイニング

注文住宅を建てるとき「憧れのキッチン設備を取り入れたい」「理想の間取りを手に入れたい」など、かねてからの思いをできるだけ反映させたい方は多いのではないでしょうか。

しかし、こだわるほどに費用はかさむもの。取捨選択を迫られたとき「結局、何を選べばいいかわからない」と、悩む方もいるはずです。

この記事では、これから注文住宅を建てる方に向けて、こだわるべき5つのポイントと家づくりで失敗しがちな注意点、こだわりを実現するためのポイントを解説します。

本当にこだわるべき点が何なのか、ご自身の家づくりに必要なポイントを見つけて、初めてのマイホーム計画を成功させましょう。

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注文住宅でこだわりたい5つのポイント

リビング、キッチン

満足できるマイホームは、見た目に加えて住み心地も大事です。ここでは、家づくりでこだわりたい5つのポイントを解説します。

  1. 【内観】生活動線を踏まえた収納
  2. 【内観】家事ラクな動線を実現する間取り
  3. 【外観】採光と風通しを意識した窓の配置
  4. 【外観】デザイン性やプライバシーに配慮した外構
  5. 【構造】どこにいても快適な暑さ・寒さ対策


家づくりにおけるこだわりは、「内観」「外観」「構造」の大きく3つに分類できます。それぞれについて、特にこだわるべきポイントを具体的に紹介しているので、順番に検討してみてください。

 

【内観】ポイント①:生活動線を踏まえた収納

注文住宅で最初にこだわりたいポイントは、生活動線を踏まえた収納を設置することです。

家づくりで最も大切にしたいのが「使い勝手のよさ」です。そのため、内観には特にこだわることをおすすめします。なかでも、生活動線と収納の位置関係は暮らしやすさに直結するので、最初に意識してみてください。

むやみに収納を設けてしまうと、逆に家事効率が悪くなったり、扱いづらくて上手く活用できなかったりする原因になりかねません。

たとえば、掃除道具なら、使う場所の近くに収納スペースを設けましょう。必要に応じて、各階にそれぞれ設置する方法もおすすめです。

また、玄関先で身支度をととのえるご家庭なら、玄関横に土間収納があると便利でしょう。お子さま用の帽子やちょっとした羽織り、そのほかにも季節ごとに使用するアイテムをまとめて収納できます。

収納は上手く活用できると便利な一方、活用できなければ無駄なスペースになってしまいます。普段の生活動線をイメージして、広さや設置場所を検討してみてください。

【関連記事】土間収納の活用アイデア!失敗を防ぐために検討することと間取り実例を紹介

 

【内観】ポイント②:家事ラクな動線を実現する間取り

ランドリールーム

こだわりたいポイント2つ目は、家事ラクな動線を実現する間取りです。

収納の位置関係とあわせて、間取りにこだわることで日々の過ごしやすさは大きく異なります。

頻度や時間は違えど、365日なにかしらの家事をしているのではないでしょうか。その家事にかかる時間や負担を減らせば、日々の暮らしはより快適になるはずです。

キッチン周りでは、調理場とパントリー、ダイニングテーブルの距離が近いほど、調理〜配膳〜片付けまでの流れをスムーズに行えるでしょう。

毎日の洗濯も、ランドリールームと物干し場、収納場所の距離が近いほど、運搬の労力が減り時間短縮につながります。

工数の多い家事ほど「家事動線」を意識して、間取りに反映させましょう。

【関連記事】30坪で家事動線の良い間取り4選を紹介!おすすめ家事動線6選も解説

 

【外観】ポイント③:採光と風通しを意識した窓の配置

階段上

こだわりたいポイント3つ目は、採光と風通しを意識して窓を配置することです。

内観にこだわるだけでなく、外観も意識すると住み心地がグッと改善されます。特に、自然光をどのように取り込み、どこからどこに向けて風を通すか考えると、1年を通して快適に過ごせるでしょう。

日光が差し込み風通しのよい家は、住み心地がよいだけでなく、健康的な住環境の構築も期待できます。

採光は季節や時間帯によって異なるため、適切な位置・大きさの窓を採用することが大切です。立地が悪く日光を取り入れにくい場合は、高窓や天井窓を設置するとよいでしょう。

風通しをよくするには、対角線上に窓を設け、風の通り道を作るのがおすすめです。また、高い位置に窓があることで、上に昇った温まった空気が逃げやすくなります。

 

【外観】ポイント④:デザイン性やプライバシーに配慮した外構

デザイン性もありプライバシーにも配慮した外構は、毎日を安心して過ごすためにもこだわるようにしましょう。

外構とは、塀やバルコニー、ガレージなど家の周りに施されるものの総称で、家の第一印象を決める、いわば「顔」です。

近年では、鮮やかな植栽で演出したりスタイリッシュなガレージを設置したりと、お施主様それぞれの個性を活かし楽しめる部分となりました。

とはいえ、塀やフェンスを取り除くと遮るものがない分、プライバシー面が危ぶまれる側面も。そのため、一部に塀やフェンスを取り入れたり、植栽を上手く活用したりして、デザイン性を考慮しつつ防犯性を高める工夫が求められるでしょう。

内観に比べて外観や外構は手を抜きがちなこともあるので、デザイン性と防犯面のバランスに気をつけてください。

【構造】ポイント⑤:どこにいても快適な暑さ・寒さ対策

四季がある日本では、どこにいても快適に過ごせるよう、暑さ・寒さ対策にこだわることもポイントです。

家づくりにおける構造は、あとから直せるものではありません。長期間にわたって安心して快適に過ごすためにも、基本性能の高さにこだわりましょう。

まずは、断熱性・気密性の高い住宅を選ぶようにしてください。外気温に左右されにくいだけでなく、隙間からの空気の侵入・漏れを防げるため、室内を適温に保つのに効果的です。

また、冷暖房器具の数と位置は、部屋の広さに合わせて調整しましょう。

日光による室内温度の変化を抑える方法として、深めの軒を設置することもおすすめです。夏の高い位置からの日光を遮り、冬の低い位置からの日光を効率よく取り入れられるからです。

アサヒグローバルホームでは、年中快適に過ごせる住まいを提供するために、高断熱・高気密性能を採用しています。高断熱・高気密で叶う暮らしについて詳しく知りたい方は、家づくりの流れ「断熱性・気密性」をご覧ください。

 

家づくりで失敗しがちな3つの注意点

ウッドデッキ

理想の家がイメージできても、いざ暮らしてみると「もっとこだわるべきだった」と後悔することは少なくありません。

ここでは、家づくりで失敗しがちな注意点を3つ解説します。

  1. 家の外からの視線
  2. 日常的な生活音
  3. メンテナンスのしやすさ

 

注意点①:家の外からの視線

家の外からの視線には注意しましょう。

外観や内装が理想どおりに仕上がっても、外からの視線が気になるだけで、暮らしが窮屈に感じることがあるからです。

外から中が見えるということはプライバシーが守られておらず、空き巣被害のリスクも高まるでしょう。

特に、道路面に窓を設置する場合は、外を歩く人の目線より高い位置にすることがおすすめです。また、隣家からの目線にも注意して、適切な位置やサイズ、仕様の窓を選びましょう。

 

注意点②:日常的な生活音

日常的な生活音にも注意が必要です。

たとえば、寝室や書斎など静かな空間では、トイレや風呂場から聞こえる水温が耳障りになる場合があります。ガレージが近いと、車が出入りするたびに聞こえるエンジン音に悩まされることもあるでしょう。

また、外の音が聞こえるということは、室内の生活音も漏れている可能性があり、その結果、隣人トラブルに発展する恐れも。

生活音が気にならない間取りや構造を採用して、防音性の高い住宅に仕上げましょう。

 

注意点③:メンテナンスのしやすさ

メンテナンスしやすい家かどうかも、注意すべきポイントです。

健全な住まいを維持するためには、住宅購入後のメンテナンスが大切です。メンテナンスコストを考えていなかったばかりに、後悔してしまうケースは少なくありません。

たとえば、汚れやすい外壁やクロス、手入れのしにくい住宅設備ばかりを採用すると、メンテナンス頻度が高くなるだけでなく費用もかさむ一方です。

初期費用がかかってもメンテナンスコストがかからないなど、素材や設備により特徴はさまざま。何を選ぶかでメンテナンスコストが増減するため、この点を見落とさないよう注意しましょう。

アサヒグローバルホームでは、太陽と雨で汚れを落とす外壁を採用するだけでなく、安心して暮らしていけるよう、引き渡し後の定期的な無料点検を実施しています。詳細を知りたい方は、「メンテナンスについて」をご覧ください。

 

注文住宅へのこだわりを実現するためのポイント3選

畳部屋

自由に設計できる注文住宅ですが、多くの場合、すべてのこだわりを反映するのは難しいでしょう。

ここでは、注文住宅へのこだわりをできるだけ実現して、理想のマイホームを手に入れるためのポイントを3つ紹介します。

  1. こだわりに優先順位をつける
  2. 実生活を具体的にイメージする
  3. 相性の合う工務店を探す

 

ポイント①:こだわりに優先順位をつける

1つ目のポイントは、こだわりに優先順位をつけることです。

優先順位をつけることで、予算とのバランスを見ながら、現実的に取り入れられるものの取捨選択がしやすくなるからです。

「今よりも快適なキッチンスペースを採用したい」「子どもの成長に合わせて部屋を仕切れる仕様にしたい」など、こだわりを持つポイントは人それぞれではないでしょうか。

まずは、ご自身またはご家族で話し合い、注文住宅に求めるこだわりをリストアップしてみましょう。1つひとつに優先順位をつけ、設計に迷った際の判断材料にしてください。

 

ポイント②:実生活を具体的にイメージする

2つ目のポイントは、実生活を具体的にイメージすることです。

ぼんやりとした理想で取り入れたものは、結果として「いらなかったかも」という後悔につながりかねません。

特に、流行りの間取りや設備には要注意。ご自身のライフスタイルにマッチしなければ、不便な点ばかりが目についてしまうでしょう。

細かな点としては、コンセントの位置や収納スペースの配置にも気をつけてください。頻繁に使うものほど、ほんの少しの違和感が不満につながりやすくなるからです。

実生活を具体的にイメージして、それぞれの生活スタイルに合った家づくりを目指しましょう。

 

ポイント③:相性の合う工務店を探す

こだわりを実現するためには、相性の合う工務店を探すことも大切です。

見極めるポイントは、お客様のこだわりや不安をヒアリングしたのち、ご要望を叶えられる住宅を提案しているかどうかという点です。

経験豊富な工務店であれば、不安の改善策や新たなアイデアの獲得も期待できるでしょう。

ほかにも、無料で参加できるモデルハウス見学会に足を運び、各工務店の強みやこだわりに触れて、ご自身の理想と照らし合わせてみるのもおすすめです。

家づくりはやり直しが効かないからこそ、相性の合う工務店を根気よく探しましょう。

アサヒグローバルホームでも、お気軽にご参加いただけるモデルハウス見学会を用意しておりますので、気になる方はぜひ住宅展示場の紹介ページよりご予約ください。

 

まとめ:注文住宅のこだわりを押さえて後悔しない家づくり

ダイニング

マイホーム計画は一生に一度の重大なイベント。「何にこだわればいいかわからない」とお悩みの方は、まず次のポイントを押さえましょう。

  • 生活動線を踏まえた収納
  • 家事ラクな動線を実現する間取り
  • 採光と風通しを意識した窓の配置
  • どこにいても快適な暑さ・寒さ対策
  • デザイン性やプライバシーに配慮した外構


自由設計が魅力の注文住宅だからこそ、満足できる家づくりを叶えるには「本当に必要かどうか」を見極めることが大切です。

本記事では、家づくりにおける注意点と、こだわりを実現するためのポイントについても紹介しています。

各ポイントをしっかり押さえて、こだわりの詰まった理想のマイホームを手に入れましょう。

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この記事の監修

髙田 司

髙田 司

役職取締役設計部長

保有資格一級建築士、耐震診断士、福祉住環境コーディネーター2級

2003年 東海工業専門学校卒業
現場監督、営業、積算、設計などマルチな経歴を持つ。
現在は住宅設計部の部長として、組織づくりなどのマネジメント、クレーム管理、特殊案件の実施設計を担当。また商品開発の一環でモデルハウスの建て替えや、購買部も兼任している。

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