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公開:2025.02.06

ツートンカラーの外壁をおしゃれにするには?色選びのポイント・施工例も

外観

家の第一印象を決める外観は、家づくりの後半で決めることが多く、ないがしろになるケースもあります。
ツートンカラーの外壁でおしゃれな外観の家にしたいと考える人がいる一方、配色選びで悩んでしまう場合が多いようです。

この記事では、ツートンカラーの外壁でおしゃれな家づくりをしたい方に向けて、ダサい外壁にしないためのコツや、外壁をツートンカラーにしたおしゃれな施工事例をまとめました。

外壁をツートンカラーにする際の色選びのポイントや、印象を引き締めるデザインアイデアも紹介しています。
外壁をツートンカラーにして、おしゃれな家を建てたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

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ツートンカラーのダサい外壁にしない5つのコツ

外観

ツートンカラーのダサい外壁を回避するには、以下5つのコツを押さえる必要があります。

  1. 同系色を組み合わせる
  2. 一色は淡い色にする
  3. 色のバランスは一方に偏らせる
  4. 使用する色は4色までにする
  5. 付帯部分の色味も考慮する

 

コツ①:同系色を組み合わせる

外壁の配色を考えるにあたって失敗を避けたいなら、同系色を組み合わせることをおすすめします。

  • グレーとブラック
  • ホワイトとグレー
  • クリーム系カラーとブラウン


上記のような同系色の配色でまとめると、ダサい印象が出ることはないでしょう。
ただし、これらの配色は多くの住宅で採用されるため、個性を出したい場合には、色の入れ方・配置や色の面積を調整するのがおすすめです。

 

コツ②:一色は淡い色にする

配色を考える際、いずれかは淡い色にすると、まとまりのある印象を与えられます。

後述するように、軒や雨樋、玄関扉など、付帯部分を含めたトータルの色味でバランスを取ることが重要です。
実質的には3色以上の色味で家の外観が構成されるケースがほとんどなので、ツートンカラーのうち一色は、ホワイトやペールトーンのカラーを選ぶとまとまりが出ます。

 

コツ③:色のバランスは一方に偏らせる

ツートンカラーの外壁にする際、色のバランスや面積比は均等にせず、7:3または6:4程度に偏らせたほうがよいでしょう。

色には収縮色と膨張色があり、それぞれを均等に配色すると、見た目の面積比に違和感が生まれる場合があります。
そこで、いずれか一方の割合を増やしたり減らしたりすると、バランスのとれた外観に仕上がります。

なお、色に関する黄金比として、70(ベースカラー:基調色):25(アソートカラー:従属色):5(アクセントカラー:強調色)が有名です。
外観の配色を検討する際は、黄金比も意識してみると失敗を避けられるでしょう。

 

コツ④:付帯部分の色味も考慮する

外観の配色を検討する際は、付帯部分の色味を含めた全体のバランスで検討すると、ダサさを回避できます。

  • 屋根
  • 雨樋
  • 玄関扉
  • 窓枠


外壁をツートンカラーでまとめられたとしても、上記をはじめとする付帯部分の色味がバラつくと、家全体の印象もチグハグになりかねません。

付帯部分はブラック系のカラーでまとめると、家全体の印象を引き締めやすくなるのでおすすめです。

 

コツ⑤:使用する色は4色までにする

外壁をツートンカラーでまとめるにあたって、軒や屋根などの付帯部分を含めて、使用する色は4色までにしましょう。

色の黄金比からも分かるように、3色でバランスを取るとまとまりが生まれやすいです。
しかし、家の外観のカラーリングを検討する際は、細かなパーツも多く、付帯部分を1色でまとめるのは難しいでしょう。

そのため、窓枠や玄関扉などは2色までにして合計4色でバランスを取ると、まとまった印象になりやすいです。

外壁の種類に関しては以下の記事で詳しく解説しているので、あわせて参考にしてみてください。

【関連記事】外壁材のサイディングにはどんな種類がある?特徴や注意点・施工事例も解説

 

外壁をツートンカラーにしたおしゃれな施工事例

ここでは、外壁をツートンカラーでまとめたおしゃれな施工事例を3つ紹介します。

  1. フレンチモダンなキッチンがあるガレージハウス
  2. 自然と触れ合えてガレージで趣味を満喫できる家
  3. 無垢材が心地よい、開放感ある北欧テイストの家

 

事例①:フレンチモダンなキッチンがあるガレージハウス

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こちらのお家では、上下階で配色を分けつつ、ホワイトカラーを多めにしてバランスを取っています。

ビルトインガレージの床面は2階部分と同系色にして、色数を増やさない工夫をしているのもポイントです。
同様に、玄関前の接道部はコンクリートにして、色味を抑えているのも特徴的。

玄関

玄関ポストや小ぶりな植栽に色味を加えて、家全体のアクセントにしている点も参考になります。

 

事例②:自然と触れ合えてガレージで趣味を満喫できる家

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こちらのお家も、上下階で色を分けるパターンを採用しています。
ホワイトとアイボリーカラーの同系色でまとめつつ、窓枠や軒にも同系色を使っているため、シンプルながらかわいらしい印象になりました。

玄関扉にははっきりした色味の木目調カラーを採用し、全体を引き締めるアクセントになっています。

 

事例③:無垢材が心地よい、開放感ある北欧テイストの家

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こちらのお家では、面ごとに配色のバランスを変えつつ、全体をツートンカラーでまとめています。

北欧テイストな2色を採用しつつ、雨樋はホワイトカラーで統一しました。
窓枠やバルコニーの手すりなどはシルバーカラーにして、うまくバランスを取っています。

外観

玄関前のアプローチや庭のフェンス・手すりには、ブラックを採用。
全体的に淡い色味の中、アイアン素材のブラックカラーがアクセントになっています。

 

外壁をツートンカラーにする際の色選びのポイント

外観

外壁をツートンカラーにする際の色選びのポイントをまとめました。

  • 持たせたい印象から色を選ぶ
  • 1色は白系またはベージュ系が安心
  • 「純粋に好きな色×白」もおすすめ


持たせたい印象は人によってさまざまですが、テイストに合わせて以下のような配色を選ぶと、大きな失敗は避けられます。

  • 落ち着きのある感じならブラウンやベージュ、ネイビーを基調にする
  • モダンな印象を出すならブラック系でまとめる
  • 存在感や高級感を出すなら柄や凹凸を含むデザイン性の高いものにする


ツートンカラーでまとめる以上、使用できる色には限りがあります。
そのため、純粋に好きな色をベースに考えるのもおすすめです。

おしゃれだと思う外観の事例を検索して、どのような配色パターンにしているか調べてみると、理想的なツートンカラーの外壁を具体的にイメージできるでしょう。

 

家全体の印象を引き締めるデザインアイデア

ツートンカラーの外壁にすると、場合によっては味気ない印象になりかねず、どこかでアクセントを入れたり印象を引き締めたりする工夫が必要です。

  • アプローチやフェンスにブラックカラーを採用する
  • ベランダやバルコニーの凹凸部にアクセントカラーを採用する
  • 上下階の境目に異なるカラーのラインを入れる


色には膨張色と収縮色があり、淡いカラーだけでまとめた場合には締まりのない印象になることもあります。
上記のようなアクセントをブラック系の収縮色で加えると、外観全体を引き締められるでしょう。

以下の記事でセンスのいい外観にするポイントを紹介しているので、あわせて参考にしてみてください。

【関連記事】センスのいい家の外観にするには?ポイント5つと注意点・施工事例を解説

 

外壁をツートンカラーにするメリット

外観

外壁をツートンカラーにするメリットは、大きく以下の3つが挙げられます。

  1. 建物に立体感が生まれる
  2. 外観に個性が出てデザイン性を高められる
  3. 汚れが目立ちにくくなる

 

メリット①:建物に立体感が生まれる

外壁をツートンカラーにすると、1色でまとめた場合に比べて平面的な印象がなくなり、建物に立体感が生まれます。

また、膨張色であるホワイト系のカラーと収縮色であるブラック系のカラーを採用すると、実際より大きく、または小さく見せることも可能です。
ツートンカラーにすると視覚的な効果も生まれやすく、印象的な外観にしやすいと言えます。

 

メリット②:外観に個性が出てデザイン性を高められる

ツートンカラーの外壁は家全体の外観に個性を持たせやすく、デザイン性を高められるのも大きなメリットです。

使用する色味によってはモダンでクールな印象を与えられるだけでなく、北欧風の柔らかな印象を出すこともできます。

なお、外観を検討する際は、近隣の景観との調和も欠かせません。
この点、ツートンカラーの外壁であれば適度な存在感も出せるため、外観にデザイン性を求めたい方には特におすすめです。

 

メリット③:汚れが目立ちにくくなる

上下階で塗り分けつつ、下部を濃い色にした場合は、汚れが目立ちにくくなるというメリットもあります。

水しぶきが当たったり砂埃が壁面についたりした際も、下部を濃色にしておけば、汚れはさほど気にならないでしょう。

また、ツートンカラーの外壁は部分的な塗り替えも可能です。
ツートンカラーの外壁はデザイン性だけでなく、実用的なメリットもある点は覚えておきましょう。

 

まとめ:外壁をツートンカラーにしておしゃれな住まいを実現

外観

外壁をツートンカラーにする際、以下の点は特に意識しましょう。

  • 同系色を組み合わせる
  • 一色は淡い色にする
  • 色のバランスは一方に偏らせる
  • 使用する色は4色までにする
  • 付帯部分の色味も考慮する


これらのポイントを押さえれば、イマイチなツートンカラーの外壁にはならないはずです。
色を選ぶ際は、持たせたい印象や純粋に好きな色を中心に検討して、面積比でうまくバランスを取ることをおすすめします。

本記事の内容を参考に、理想的な外観の住まいを実現しましょう。

アサヒグローバルホームでは、東海三県で多くのお客さまの住まいづくりに携わってきました。

施工事例ページでは、本記事で紹介した事例以外にも、さまざまな外観の施工例を掲載しています。
当社でどのような家づくりができるか気になる方は、施工事例ページをぜひご覧ください。

【関連記事】外壁タイルとは?比較のポイント5つと、メリット・デメリットを徹底解説!
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この記事の監修

髙田 司

髙田 司

役職取締役設計部長

保有資格一級建築士、耐震診断士、福祉住環境コーディネーター2級

2003年 東海工業専門学校卒業
現場監督、営業、積算、設計などマルチな経歴を持つ。
現在は住宅設計部の部長として、組織づくりなどのマネジメント、クレーム管理、特殊案件の実施設計を担当。また商品開発の一環でモデルハウスの建て替えや、購買部も兼任している。

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