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公開:2025.04.15

HEAT20とは?基準やZEH・断熱等級との違いをわかりやすく解説

LDK

環境意識への高まりや戸建て住宅の長寿命化に伴い、高性能な家づくりの実現を目指す方が増えています。
住宅の性能を評価する指標として断熱等級やZEHなどが挙げられますが、近年、HEAT20という基準が新たに設けられました。

この記事では、高断熱な家づくりを目指す方に向けて、HEAT20とは何か、ZEHや断熱等級との違い、HEAT20が定める3つの基準について詳しく解説しています。
高気密高断熱な家づくりの重要性と建築時の注意点もまとめました。

長期にわたって快適に過ごせる家づくりを実現したい方は、本記事の内容をぜひ参考にしてください。

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HEAT20とは

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HEAT20とは、一般社団法人 20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会の英語名である「Society of Hyper- Enhanced insulation and Advanced Technology houses for the next 20 years」の略称です。

HEAT20は、低環境負荷や高品質な家づくりを実現するため、おもに居住空間の温熱環境やエネルギー性能などの観点から、外皮技術を中心とする設計技術の普及・定着を図ることを目的に設立されました。

HEAT20では、高断熱な住宅に求められる住宅の性能を、3つの基準(G1・G2・G3)で定めています。
HEAT20は断熱性能の高さを評価する新たな指標であるとともに、国が定める省エネ基準よりも厳格な基準を定めているため、これからの家づくりで満たしたい指標と言えます。

引用元:HEAT20|研究会の概要

 

HEAT20とZEHの違い

ZEHとは「net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」の略称で、断熱はもちろん、省エネや創エネを通じて年間のエネルギー消費量をゼロ以下にする住宅を指します。

HEAT20とZEHのいずれも、エネルギーを削減してエコに暮らせる住まいの実現を目指す点では同じですが、断熱性能の基準は異なります。
HEAT20は省エネに特化した指標であるのに対し、ZEHは創エネによってエネルギー消費量を正味ゼロにするという点は、両者の違いを理解する重要なポイントです。

ZEHは必ずしも省エネに暮らすための基準ではないため、どのような家づくりを目指したいかによって、参照する指標を変える必要があります。

 

HEAT20と断熱等級の違い

断熱性能等級は、住宅性能表示制度という国が定める基準のことです。

2022年には断熱性能等級5〜7が新設され、より省エネな家づくりが求められるようになりました。
なお、2025年には断熱性能等級4が省エネ住宅の最低基準になり、より高性能な家づくりが求められています。

断熱性能等級とHEAT20のいずれも住宅の断熱性に関する評価指標ですが、定めている団体や根拠が異なるうえ、それぞれで求める基準にも違いがあります。

以下の記事では断熱材について詳しく解説しているので、あわせて参考にしてください。

【関連記事】断熱材とは?3つの種類と特徴・性能を徹底比較 | 選ぶ基準も解説

 

HEAT20が定める3つの基準

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HEAT20では、住宅外皮水準としてG1・G2・G3の基準を定めており、G3グレードが最も厳しい条件になっています。
基準を設けるにあたっては、室温と省エネルギー性に関してそれぞれ2つの指標を設定し、エリアごとに条件を付けています。

  • 室温:①暖房期最低気温②15℃未満の割合(面積比による按分)
  • 省エネルギー性:①平成28年省エネ基準からの暖房負荷削減率②全館連続暖房時の暖房負荷増減率


なお、G1〜G3の住宅外皮水準は7つのエリアで水準を補正しており、各エリアの代表都市は下表のとおりです。

地域の区分 代表都市
1・2地域 札幌
3地域 盛岡
4地域 松本
5地域 宇都宮
6地域 東京
7地域 鹿児島


以下、HEAT20の3基準について解説するので、お住まいのエリアでどのような条件が設定されているか把握しておきましょう。

引用元:HEAT20|住宅シナリオと外皮性能水準

 

G1基準

G1基準では、室温と省エネルギー性に関して以下の条件を設けています。

条件 条件
暖房期最低気温 概ね10℃または13℃を下回らない
15℃未満の割合(面積比による按分) 3〜20%程度
平成28年省エネ基準からの暖房負荷削減率 20〜45%削減
全館連続暖房時の暖房負荷増減率 1・2地域:約10%削減
3〜7地域:約5〜50%増加


G1の場合、冬季の最低室温を10℃までに抑えることが一つの基準になります。
なお、10℃を下回ると暖房をかけていない部屋に結露が発生する可能性が高まるため、室温を管理する際は注意が必要です。

G1基準は、住宅性能表示制度が定める断熱性能等級5と同等であることも覚えておきましょう。

引用元:HEAT20|住宅シナリオと外皮性能水準

 

G2基準

G2基準の条件は下表のとおりです。

条件 条件
暖房期最低気温 概ね13℃または15℃を下回らない
15℃未満の割合(面積比による按分) 2〜15%程度
平成28年省エネ基準からの暖房負荷削減率 35〜60%削減
全館連続暖房時の暖房負荷増減率 1〜3地域:約20〜25%削減
4〜7地域:平成28年レベルと概ね同等のエネルギーで全館連続暖房が可能


G2においては、北海道や東北地方を除き、冬季の最低室温が13℃を下回らないほどの性能が基準になっています。
なお、G2基準は断熱性能等級6と同様の水準が定められており、快適さのレベルは相当高いです。

引用元:HEAT20|住宅シナリオと外皮性能水準

 

G3基準

G3基準の条件をまとめました。

条件 条件
暖房期最低気温 概ね15℃または16℃を下回らない
15℃未満の割合(面積比による按分) 2〜5%程度
平成28年省エネ基準からの暖房負荷削減率 55〜80%削減
全館連続暖房時の暖房負荷増減率 約40〜55%削減


G3は冬季の最低室温が15℃を下回らない断熱性能を求めており、最も厳しい基準になっています。
G3は断熱性能等級7と同等で、諸外国の高断熱な住宅にも劣らない家づくりを目指す場合に求められる水準です。

引用元:HEAT20|住宅シナリオと外皮性能水準

 

HEAT20とZEH・断熱等級が定める基準値の違い

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HEAT20の3つの基準とZEH・断熱等級が定めるUA(ユーエー)値について、どのような違いがあるか一覧にしました。

1・2地域 3地域 4地域 5地域 6地域 7地域
G3 0.20 0.20 0.23 0.23 0.26 0.26
G2 0.28 0.28 0.34 0.34 0.46 0.46
G1 0.34 0.38 0.46 0.48 0.56 0.56
ZEH 0.40 0.50 0.60 0.60 0.60 0.60
断熱等級5 0.40 0.50 0.60 0.60 0.60 0.60
断熱等級4 0.46 0.56 0.75 0.87 0.87 0.87


UA値とは外皮平均熱貫流率のことで、住宅全体の熱がどれくらい逃げやすいかを示すものです。
UA値は小さいほど優れており、断熱性能の高い住宅と言えます。

表からも分かるように、HEAT20で定める基準はZEHや断熱等級よりも厳しく、より高性能な家づくりを実現するなら、最低でもG1基準のクリアを目指しましょう。

 

高気密高断熱な家づくりの重要性

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HEAT20は断熱性の高さを評価する指標ですが、年間を通して快適な住まいを実現するには、気密性を高めることも重要です。

高性能なダウンジャケットをイメージすると分かりやすいですが、風を通さない生地があるからこそ、高い効果を実感できます。
家づくりも同様で、どれほど肉厚な断熱材を使っても、すきま風の多い住宅では室温管理が難しいです。

そのため、本当に快適な住まいを実現するには、断熱性だけでなく気密性も高めることが重要なのです。
以下の記事では、高気密高断熱な家について詳しく解説しているので、あわせて参考にしてください。

【関連記事】高気密高断熱な住宅のデメリットとは?後悔しない家づくりのポイントを解説

 

高気密高断熱な家を建てる際の注意点

高気密高断熱な家を建てる際は、以下の点に注意が必要です。

  • HEAT20の基準を満たそうとすると、相応のコストがかかる場合がある
  • 依頼できる工務店が限定される場合がある


前提として、施工品質の高い工務店に依頼する必要があり、HEAT20を満たすには別途費用がかかることもあります。
長期的なメンテナンスコストや光熱費もシミュレーションしたうえで、HEAT20に対応する必要があるか慎重に検討しましょう。

 

高気密高断熱な家を建てるならアサヒグローバルホーム

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アサヒグローバルホームでは、HEAT20のG1グレードを満たす高断熱な家づくりを実現しています。
また、住宅全体のすき間を合計するとハガキ1枚以下という気密性の高さで、全棟気密保証つきです。

愛知・岐阜・三重県で省エネな家づくりを実現したい方は、アサヒグローバルホームにお任せください。
当社の家づくりのこだわりは、「断熱性・気密性」からご覧いただけます。

 

当社が手がけた高気密高断熱な家の施工事例

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こちらのお家ではUA値が0.45となっており、G1の地域5または6の基準である、0.48・0.56を下回っています。

LDK

20帖を超えるLDKや3帖の畳コーナーなど、広々とした空間を設けていますが、年間を通して快適に過ごせます。
太陽光パネルと蓄電池も設置しているので、省エネはもちろん、創エネを通じた環境に優しい住まいを実現しました。

 

まとめ:HEAT20を理解して家づくりの参考にしよう

HEAT20は断熱性能に関する新たな指標で、住宅性能表示制度が定める断熱性能等級とは異なります。
HEAT20にはG1〜G3の3基準が設けられており、G1基準は断熱性能等級5やZEHよりも厳しい点が特徴的です。

HEAT20を満たせばより省エネな住まいを実現できる一方、施工可能な工務店が限られる場合もあります。
本記事の内容を参考に、環境に優しい住まいの実現を検討してみてください。

アサヒグローバルホームでは、愛知・岐阜・三重県でG1水準を満たす住まいを提供しています。
電気代ZEROの家やECO家事の家など、当社ではさまざまなラインナップをご用意。

当社でどのような家づくりができるか気になる方は、施工事例ページをご覧ください。

【関連記事】太陽光パネルと蓄電池を併用するメリット・デメリット・注意点を解説
【関連記事】住宅における気密性の本当の重要性とは?快適な家づくりのヒントを解説
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この記事の監修

青木 達也

青木 達也

役職執行役員 住宅工事部 部長

保有資格一級建築施工管理技士、木造建築士、住宅用太陽光発電施工士

京都国際建築技術専門学校 (現・京都建築大学校)を卒業。
2000年にアサヒグローバルホーム入社後、延べ700棟以上の現場を担当。

現在はアサヒグローバルホーム執行役員 住宅工事部部長として家づくりに携わる。

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