公開:2023.05.15 更新:2023.05.19
土間玄関とは?おしゃれな間取りにする3つのポイントやメリット・デメリットを解説
あなたは土間のある玄関が近年注目を集めていることをご存知ですか。
土間玄関は日本に古くから伝わるスペースでしたが、戦後の都市化に伴う住宅事情の変化により、だんだんと数が減っていきました。
ところが近年、土間のある広い玄関は「見栄えが良い」「収納スペースが豊富」といった理由で再び注目されています。
そんな土間玄関の人気の秘訣は、通常の玄関にはない広々とした空間と便利な土間収納です。
上手く組み込めれば家全体の印象が明るくなり、収納量が増加するため、マイホームを建築する際にはぜひ取り入れたいスペースといえます。
本記事では、土間玄関を組み込んでオシャレな間取りにするポイントやメリット、デメリットについて詳しく解説しています。
実際に土間玄関を取り入れた事例も合わせて紹介しているので「土間玄関をつくりたいけど実際の使い勝手が気になる」「メリットを詳しく知りたい」という方は、ぜひ本記事を参考にしてください。
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目次
土間玄関とは?
土間玄関とは土足で歩ける土間と玄関を合わせた空間です。
一般的な玄関の数倍の広さがあるため、アウトドア用品やベビーカー、子どもの遊び道具などを収納できます。
また土間収納と呼ばれる収納スペースをつくり出せるので、靴や傘を保管することも可能。
そのうえ収納ラックを自由自在に取り付けられるため、ブーツや長靴など、通常の下駄箱にしまいにくいものも簡単に片付けられます。
さらに自然光を取り込めるつくりにすれば、家全体に明るい印象を持たせられるので、ここ数年でマイホームに取り入れる人が急増しています。
土間玄関のメリット
土間玄関のメリットは以下の3つです。
- 外で使うものを気軽に収納できる
- 居住空間と分かれた作業場にできる
- ゴミの一時置きスペースとしても活用できる
土間を活用した便利でオシャレな玄関を作りたい方は、ぜひ参考にしてください。
メリット①:外で使うものを気軽に収納できる
土間は屋内にありながらも土足で入れるスペースなので、ベビーカーやアウトドア用品、園芸用品など、土や泥で汚れやすいものを気軽に収納できます。
また自転車やスーツケースの仮置き場としても優秀です。
もし汚れてしまっても、床はタイルやコンクリートなどの水を流せる素材が使用されているため、容易に洗い流せるのは「土間玄関ならでは」の魅力といえるでしょう。
メリット②:居住空間と分かれた作業場にできる
土間玄関は簡単に掃除できるため、土や泥で汚れてしまったアウトドア用品の掃除や、観葉植物を育てる空間として利用できます。
普段家族が過ごす場所から少し離れているので、趣味に没頭したり、集中して作業したりしたいときにはピッタリの作業場になります。
またキャンプ用の簡易なベンチやテーブルを設置すれば、非日常感を味わいながらリラックスして過ごせるでしょう。
そのうえ来客が来たときのコミュニケーションの場としても活用できるので、使い勝手の良い空間として重宝します。
メリット③:ゴミの一時置きスペースとしても活用できる
実は土間玄関はゴミの一時置きスペースとしても活用できます。
マンションなどの集合住宅であれば、いつでもゴミを出せる収集場が備え付けられている場合があります。
しかし戸建ての場合は自治体ごとに決められた曜日にしか出せないため、ゴミをリビングやキッチンで保管しなければいけません。
とはいえ自宅内で保管するとなるとニオイ対策や保管スペースが必要になるので、手間がかかります。
かといって庭で保管してしまうと猫やカラスなどに荒らされてしまう可能性が。
その点、土間玄関であれば家の美観を保ちながら、猫やカラスのイタズラを防止できます。
また万が一、ゴミで玄関が汚れてしまっても水を使って簡単に掃除できるため、衛生的にも安心です。
またニオイが気になるという方もいるかもしれませんが、容易に換気が行えますし、居住スペースとは仕切りで区切られているので、そこまで気にならないでしょう。
土間玄関のデメリット
土間玄関のデメリットは以下の2点です。
- 土間玄関のスペースが必要
- 寒さや湿気が気になる場合がある
こちらではデメリットの対策方法も合わせて紹介しているので、土間玄関に興味がある方は必ずチェックしてください。
デメリット①:土間玄関のスペースが必要
当然ながら土間玄関にする場合は、ある程度のスペースが必要になります。
土間玄関を広くすればするほど他の部屋が小さくなるため、自分たちの暮らしにピッタリの大きさになるように、入念に検討しましょう。
また、土間は上に床を張れば部屋になりますが、一度張った床を剥がして土間にするのは諸費用がかかってしまうことも。
土間のスペースをどれくらい取ればいいのか分からない方は、3帖ほど土間のスペースを確保するのがおすすめです。
デメリット②:寒さや湿気が気になる場合がある
土間玄関は便利な反面、底冷えしたり、湿気がこもりやすかったりします。
夏場は冷んやりと涼しい空間として活用できますが、秋から冬の間は外からの冷気がダイレクトに伝わるため、温度がかなり下がるので注意してください。
とはいえ断熱材を入れたり、湿気対策専用の素材を用いることで簡単に解決できるので、土間玄関をつくろうとしている方は、事前に必ず相談しておきましょう。
また土間玄関と他の部屋を仕切りドアで分断できるようにするのもおすすめです。
仕切りドアを取り付けるだけで済むので、冬場を快適に過ごしたい方はぜひ取り付けを検討してみてください。
【関連記事】断熱材とは?3つの種類と特徴・性能を徹底比較 | 選ぶ基準も解説
土間玄関をおしゃれに間取りに取り入れる3つのポイント
おしゃれな土間玄関を間取りに取り入れたい方は、以下のポイントを参考にしてください。
- 素材にこだわる
- 照明を活用する
- 扉をつける
自分だけのオリジナルの土間玄関をつくりたい方は、ぜひチェックしてください。
【関連記事】いい家とは?”5つ”の特徴とポイントを押さえて理想のお家を手に入れよう
ポイント①:素材にこだわる
実は土間に使える素材はコンクリートやモルタル以外にも豊富にあります。
- 三和土(たたき)
- コンクリート
- モルタル
- タイル
- 天然石
素材にこだわるだけでオシャレさが一気に増し、利便性も向上するため、妥協せずに選択しましょう。
ポイント②:照明を活用する
玄関は家の中でも暗くなりがちな場所ですが、照明を上手く活用すれば一気にオシャレな空間に早変わりします。
玄関が明るいと家の印象も明るくなるため、LEDや彩度が高い電球、温かみのある暖色系の電球がおすすめです。
またあらかじめ日光を取り込めるつくりにしておけば、自然な明るさを演出できるので、興味がある方は意識して間取りに取り入れてみてください。
ポイント③:扉をつける
土間玄関と居住空間をそのまま繋げてしまうと生活感が出てしまったり、家全体が冷えすぎたりして過ごしにくくなってしまいます。
そのため、土間玄関を取り入れる際には、扉で仕切りをつくりましょう。
扉がついていれば温度調節もできるので、必ずつけるようにするのがおすすめです。
土間玄関を取り入れた事例2選
こちらでは実際に土間玄関を取り入れた家の工夫した点やメリットを解説しています。
間取りに入れたときのイメージがハッキリするので「土間玄関の想像がつかない」「土間玄関をつくりたいけど実際にどんな感じになるのか知りたい」という方は、ぜひ参考にしてください。
事例①:楽に片付く、ウチとソト空間の繋がりを愉しむ家
「楽に片付く、ウチとソト空間の繋がりを愉しむ家」のポイントは以下の2点です。
- 土間に立体的な収納スペースを設置
- 玄関の奥にファミリークローゼットを配置
土間に立体的な収納スペースを設けることで、収納量を大幅に増加させています。
靴はもちろんのこと、倒れてしまいがちな傘も専用の手すりを用意することで、水を切りながら綺麗に収納できるように工夫。
また外出する際に必要になる上着は、土間玄関の奥にあるファミリークローゼットにまとめて収納することで、片付けが簡単になりました。
事例②:ニュアンスカラーがつくる素肌に心地よいお家
「ニュアンスカラーがつくる素肌に心地よいお家」のポイントは以下の2点です。
- 余ったデッドスペースを活用
- 窓を取り付けて自然な明るさを演出
階段下のデッドスペースを土間収納にすることで、通常の下駄箱以上の収納力を実現しました。
子どもや大人の目線で靴が出し入れできるため、楽に収納したり、取ったりできるのも嬉しいポイントです。
また窓枠を設置することで日光を取り込み、自然な明るさを演出しています。
自然光ならではの柔らかい光で、家全体に明るい印象を持たせられるように工夫しました。
まとめ:土間玄関について
土間玄関は土足で過ごせる屋内スペースです。
玄関としての役割だけでなく、お子さまの遊び場や趣味の場としても活用できるため、自宅での過ごし方の選択肢が広がります。
また素材にもこだわれるので、自分だけのオリジナルの土間玄関をつくれるのも魅力の1つです。
ただし土間玄関を間取りに組み込む場合は、居住部分が小さくなってしまうため、自分たちの生活にフィットしているか、しっかり検討する必要があります。
とはいえ明るく広々とした土間玄関は、毎日を鮮やかに彩ってくれるので、興味がある方は本記事を参考にしながら、自分だけの土間玄関を実現してください。
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施工事例から土間玄関を採用したお家を探してみませんか?
おしゃれな土間玄関を取り入れるポイントは以下の3つです。
ポイント①:素材にこだわる
ポイント②:照明を活用する
ポイント③:扉をつける
自分だけのオリジナルの土間玄関をつくりたい方は、ぜひチェックしてください。