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公開:2022.11.15   更新:2023.05.19

地震に強い家の形とは?3つの特徴とポイント、おすすめの構造を解説

地震に強い家の形とは?3つの特徴とポイント、おすすめの構造を解説

日本は世界でも稀に見る地震大国です。世界で起きるマグニチュード6以上の地震の2割は日本で発生しており、いつどの地域で大地震が起きてもおかしくありません。

日本の家屋は基本的に地震を想定して建てられていますが、どの建物もみな同じように耐震性を備えているわけではありません。地震に強い家と弱い家が存在し、強い家には強い理由があります

この記事では、地震に強い家の特徴や建てる際のポイント、最適な構造などについて具体的に解説します。

 

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地震に強い家の形とは

地震に強い家は、もちろんそれなりの理由を備えています。建てられた時代が古いか新しいかにかかわらず、地震に強い仕組みを持っている家は、いわゆる大震災と呼ばれるレベルの地震に見舞われても致命的な損壊なく生き残ることができます。

地震に強い家の特徴として真っ先に挙げられるのは、形がシンプルであることです。具体的には、上空から見たときに正方形や長方形などの形を成している家であれば、地震の揺れに対して強い耐久性を持っていると考えられます。

正方形や長方形などの形が地震に強い理由は、6面すべてが一体となって家という構造物をしっかり支えているため、地震が発生した際にエネルギーが分散されやすく、1ヶ所だけに強い負荷がかからないからです。

逆に凹凸などが多い複雑な形の家は、大きな揺れに見舞われた際にどこか1ヶ所に大きな力がかかってしまうことが多く、そこから歪みやねじれが生じ、最悪の場合は倒壊に至ることもあります。

 

地震に強い家の形の特徴3選

正方形や長方形といったシンプルな形の家が地震に強いことは前項で解説しました。ここでは家の具体的な構造に踏み込んで考えていきます。地震に強い家の特徴としては、以下の3つが挙げられます。

  1. 平屋
  2. 総二階
  3. 1階・2階が中央にそろっている

ピンとくるものもあれば、そうでないものもあるかもしれません。1つ1つ順番に見ていきます。

 

特徴①:平屋

平屋は地震に強い家の代表例として認知されています。建物が低いことで間取りがシンプルであることの2つの要素により、大きな揺れが起きたときに建物への負担が少なく済むからです。

まずマンションなどの複層階住宅と比べて高さがないため、地震による揺れの影響が少ないということは、多くの方がなんとなく想像できるのではないでしょうか。とくにタワーマンションなどの高層階で地震を経験した方は、上階になればなるほど揺れが激しくなるのが実感として理解できていることでしょう。

そして平屋は必然的に正方形長方形などのシンプルな間取りになることが多いので、その観点からも強い耐震性を持ちやすくなります。

また、平屋は地震だけでなく台風に対する防御力も備えています。建物が低いため下からの風圧に対する抵抗が少なく、建物に負荷がかかりにくいからです。

【関連記事】平屋で30坪の間取りの実例を4つ紹介 | 金額相場はどれぐらい?

 

特徴②:総二階

家屋のデザインの一種として、1階と2階の形がほぼ同じものがあります。正面から見たときに、家全体がきれいな長方形を形作っているのが特徴です。そのような形状の二階建ての家のことを「総二階」といいます。

総二階の家は、地震に強いという特徴を備えています。大きな揺れが発生したときに、その力がどこか1ヶ所に集中することなく、うまく下方へ流れていくからです。

物体の形でもっとも外部からの衝撃に強いのは球体ですが、総二階の家は球体とまではいかずとも、それに近いメカニズムで耐震性を備えているといえます。

 

特徴③:1階・2階が中央にそろっている

上空から見たときに2階部分が1階の中央付近にそろっている構造の家は、地震に対して耐久性があるといえます。そのような構造を持っていれば、大きな地震が発生したときに2階部分に対してかかる負荷がうまく1階全体に分散されるからです。

逆に2階が複雑な構造(物理的に安定しているとはいえない構造)を持った家は、大地震に見舞われた際に2階部分が原因で致命的に損壊してしまう恐れがあります。

 

地震に強い家の形を造るときのポイント4選

地震に強い家を作る際に押さえておくべきポイントとしては、以下の4つが挙げられます。

  1. 地盤の強さをチェックする
  2. 壁・柱の設置場所を検討する
  3. なるべく凸凹を少なくする
  4. ビルトインガレージ・吹き抜けは作らない

それぞれまったく異なるアプローチですが、だからこそ複数を組み合わせることで地震に対してより大きな抵抗力を持たせられます。以下の解説を読んで、しっかり把握しておきましょう。

 

ポイント①:地盤の強さをチェックする

地震というのは地面が揺れる現象ですから、その上に立っている家だけでなく地面そのものについても考える必要があります。

地面はどこも同じなわけではなく、地震の揺れに強い土地とそうでない土地があります。土地の強さは地盤調査によって測ることができ、この調査は平成12年以降、義務化されています。

地盤調査がおこなわれるタイミングは、一般的に土地を購入したあと、家を建築する前となります。これは家の位置や間取りがある程度決まってからでなければ、調査項目が定まらないからです。

したがって、土地を購入する前に地盤調査をして欲しい場合には、自己負担で依頼しなければいけません。その場合、土地の売主不動産会社の許可が必要となることも覚えておきましょう。

参考:建築基準法施行令38条建築基準法における地盤に関する規定国土交通省告示1113号

 

ポイント②:壁・柱の設置場所を検討する

壁や柱の設置場所をよく検討することも、地震に強い家を造る際には大切です。たとえばリビングルームを広く取りたい場合、壁や柱を増やすことで、足りない耐震性をある程度補えます。

しかし広い部屋に壁や柱を増やすとなると、どうしてもそれらが目立ってしまうため、どのような間取りにすれば自然に補強できるのか、専門家としっかり相談する必要があります。

 

ポイント③:なるべく凹凸を少なくする

なるべく凹凸の少ない家を建築することも、耐震性を意識するのであれば重要となります。複雑な構造の家屋は、大きな揺れに見舞われた際にエネルギーを上手に分散できず、特定の箇所に大きな負荷を与えてしまうリスクがあるからです。

凝った外観の家に住みたいという方もおられるでしょうが、地震に強い家を求めるのであれば、できるだけシンプルな形状の家を選んだほうがよいでしょう。

 

ポイント④:ビルトインガレージ・吹き抜けは作らない

ビルトインガレージとは、家屋の1階部分をへこませて、小さな駐車場を作ることをいいます。狭い土地に効率よく駐車場を設けられるので、都市部を中心として人気があります。

しかしビルトインガレージのある家屋は1階の道路側に壁がほとんどないため、耐震性に乏しいという欠点があります。出っ張った2階部分を支えるものが1階部分にないので、必然的にバランスが悪くなってしまうわけです。

また大きな吹き抜けのある家も、開放的で明るい反面、壁や柱の量が少ないので地震には弱くなってしまいます。この点は住み心地とのトレードオフとなります。

 

地震に強い家にするために最適な構造とは

地震に強い家にするためには、どのような構造にするべきなのでしょうか。ここでは構造ごとにざっくりとした解説を加えていきます。

 

構造①:木造

木造住宅は、今でも多くの業者によって取り入れられています。鉄骨や鉄筋コンクリートの住宅に比べると耐震性は劣りますが、最新の基準で建築されたものであれば、大きな地震にもしっかりと耐えられます。

古い時代に建築された木造住宅であっても、十分な補強をおこなえば現在の基準を満たす耐震性を備えた家にすることも可能です。

 

構造②:鉄骨

鉄骨には粘り強い特性があり、これにより木造住宅より強い耐震性を備えています。工場でパーツを用意するので品質が安定していることや、建築費用・火災保険などが安いことがメリットとして挙げられます。

反対にデメリットとしては、間取りの自由度が少ないことや、長時間の火災に弱いことなどが挙げられます。

 

構造③:鉄筋コンクリート

鉄筋コンクリートとは、コンクリートの中に鉄筋を入れる構造のことです。コンクリートは圧縮力に強く、鉄筋は引っ張る力に強いという相反する性質を持っており、鉄筋コンクリートは両者の長所をあわせることで大きな地震にも耐えられる構造を作るというものです。

過去に起きた大震災と呼ばれる地震の際にも、新しい耐震基準に基づいた鉄筋コンクリート造の建物は、わずかな被害で済みました。このことからも、鉄筋コンクリートが耐震性の意味で優れた構造であることがわかります。

 

まとめ

地震に強い家の形とはどのようなものなのかについて、一通り解説しました。

日本の家屋は基本的には地震を意識して建築されているものばかりですが、その度合いはかなりの違いがあります。耐震基準も時代によって異なっており、いつ建てられた家屋なのかによって、似たような構造の家であっても耐震性が大きく違う場合もあります。

この記事を参考にして、大きな地震にも耐えうる信頼のおける家を見つけてみてください。

また、地震・火災・水害などの災害対策について解説した動画を公開しているので、ぜひご覧ください。

 

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アサヒグローバルホームは地震には強く、揺れの少ない家を建てるための技術があります。

地震に強い家を作る際に押さえておくべきポイントとしては、以下の4つが挙げられます。

 

①地盤の強さをチェックする

②壁・柱の設置場所を検討する

③なるべく凸凹を少なくする

④ビルトインガレージ・吹き抜けは作らない

 

地震に強い家の仕組みをもっと勉強したい方は「詳しくはこちら」から

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この記事の監修

熊澤 浩

熊澤 浩

役職取締役設計部長

保有資格一級建築士、インテリアコーディネーター、既存住宅状況調査技術者、岐阜県建築士会:福祉まちづくり建築士

1989年 建築学科卒業(金沢工業大学)。
木造注文住宅の設計500棟以上を担当。材木業・林業の発展のため、岐阜県木造住宅アドバイザーの認定を受け、地元岐阜県中津川市に木材流通の基盤をつくる。
現在はアサヒグローバルホーム取締役 設計部長に就任し、モデルハウス提案・新商品開発に携わる。

# 構造・工法 #間取り