公開:2022.07.15 更新:2023.03.13
いい家の特徴とは?5つのポイントを押さえて理想の家を手に入れよう
「家を購入するならいい家に住みたい」と思うのは当然です。しかし、いい家の特徴とは一体どんなものなのか分からない方も多いでしょう。
そこで、今回はこれから家を購入しようと考える方に向け、いい家の特徴と取り入れるためのポイントをご紹介します。
長く住み続ける家だからこそ、失敗はしたくないものです。ぜひ参考にしていただき、素敵なマイホームを手に入れましょう。
目次
いい家の特徴は5つ
いい家の特徴として、次の5つが挙げられます。
- 健康かつ快適に暮らせる
- 維持費が少ない
- 自然に優しく長持ちする
- 資産価値が下がりにくい
- 販売価格が高すぎない
家の購入後に後悔しないためにも、いい家の特徴を理解しておくことは大切です。ここでは、それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
特徴①:健康かつ快適に暮らせる
1日の中で家の中にいる時間は多く、睡眠や食事を考えるとおよそ1日の半分を家で過ごします。そのため、家が自分や家族にとって居心地がいいかどうかは、いい家であるかの重要なポイントになってくるでしょう。
健康かつ快適に暮らせるような家にするには「緊張がほぐれてリラックスできる空間を作る」や「自然素材でやすらぎを得られる雰囲気にする」といった工夫が必要です。例えば、自然素材である無垢の木や漆喰の壁は、室温をコントロールしてくれます。特に、高温多湿の日本では湿度のコントロールは重要です。
ストレスを減らし、健康に過ごすためにも自分や家族が快適に過ごせるような家を目指しましょう。
【関連記事】建ててから後悔したくない!今知るべき無垢の家のメリット・デメリットとは?
特徴②:維持費が少ない
維持費が少ないのもいい家の特徴です。家は必ず劣化するものであり、維持費がかからない家は存在しません。
しかし、維持費にかかる金額については家ごとに異なります。家の維持費には「メンテナンスコスト」と「ランニングコスト」の2種類があります。
メンテナンスコストとは、外壁や屋根材など長期的に見た時に修繕や交換に要する費用のことです。メンテナンスコストは選ぶ素材によっても大きく金額が変わります。
また、ランニングコストとは日々の暮らしを維持するために必要な費用であり、電気代や水道代などが該当します。ランニングコストは間取りや地域の特性に影響を受けやすく、家づくりの段階から考慮するべき部分といえるでしょう。
特徴③:自然に優しく長持ちする
自然に優しく、長持ちするのもいい家の特徴といえるでしょう。大きな費用をかけて建てたとしても、ローンの完済前に壊れてしまっては元も子もありません。
例えば、水害や地震などの災害は家の寿命を縮めます。そのため、家の性能はもちろんのこと、それと同時に周辺環境も調べておくと安心です。
また、家は長年の雨や紫外線にさらされることで少なからず劣化します。そのため、メンテナンスがしやすいかどうかも、家を長持ちさせるのに大切なポイントの1つになるでしょう。
特徴④:資産価値が下がりにくい
家は時間の経過によって少しずつ資産価値を下げます。ただし、デザイン性ばかりが重視され、機能や素材がないがしろにされている家が多くあるのも事実です。
見た目がいいだけの材料を使った家は、最初はきれいに見えるかもしれません。しかし、耐久性や堅牢性(*1)の低い材料は時間が経つほどに経年劣化が激しくなり、その結果として資産価値を下げてしまいます。
*1:色の変わりにくさ
特徴⑤:販売価格が高すぎない
販売価格が高すぎないのも、いい家の特徴といえるでしょう。もちろん安ければ良いというわけではなく、家の価値に販売価格が見合っているかどうかが重要です。
前述の特徴なども備えつつ、自分たちの手の届く価格の家であれば満足できる家として長く住めるでしょう。
いい家の特徴を取り入れるための5つのポイント
ここまで、いい家の特徴を挙げました。ここからは、いい家の特徴を取り入れるためのポイントについて紹介します。
- 家族の会話が弾むような間取りにする
- 採光と通風で室内環境を良くする
- 耐震性能を高めて万が一にそなえる
- デザインばかりを重視しない
- 自然素材を取り入れる
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
家族の会話が弾むような間取りにする
いい家の特徴を取り入れるには、家族の会話が弾むような間取りが欠かせません。家は家族みんなで過ごす場所です。家族との良好なコミュニケーションは、日々の生活を豊かにします。
料理を作ったり、洗い物をしたりしながらダイニングテーブルやリビングにいる家族と会話できるような間取りは家族の心の充足にもつながるでしょう。家の間取りを考える段階で「家族の会話」を意識してみてください。
採光と通風で室内環境を良くする
採光と通風で室内環境をよくすることも大切です。日当たりのよい南側のリビングに大きな窓を設置すれば部屋を明るくしてくれます。昼間の照明は不要になりますし、冬場は太陽の光が入るため暖かく過ごせます。
また、風通しに関しては土地環境に応じた配置にすることでその効果を高めるでしょう。さらに、吹き抜けや天窓などを設けると季節ごとの熱環境が最適化され、住み心地をよくしてくれます。
【施工事例】吹き抜けの施工事例を見てみませんか?
耐震性能を高めて万が一にそなえる
万が一の地震の発生時に家族の命を守るには、耐震性能が高いに越したことはありません。耐震性能に関しては、国が定めている耐震等級を参考にしてみてください。大きな地震が起きた際、この等級の差によって命を守れるか守れないかが変わってきます。
また、耐震等級は家の資産価値にも影響します。安全性と資産性のいずれも考慮し、できるかぎり耐震等級の高い家の購入をおすすめします。
デザインばかりを重視しない
家のデザインばかりを重視しないことも大切です。デザインに注力するあまり、構造を疎かにすると後々に大きな後悔を生む可能性もあります。
いい家にするにはデザインだけでなく、基本性能にもこだわって考えていく必要があります。そうすれば、過剰にコストを掛けることもありませんし、頑丈で長持ちする家を手に入れられるでしょう。
自然素材を取り入れる
前述の通り、無垢の木や漆喰の壁は湿度をコントロールしてくれます。そのため、いい家の特徴を取り入れるためにも、自然素材を積極的に使用するのもおすすめです。
床材を無垢のフローリングにすることで夏はサラリと涼しく、冬は暖かく過ごせるため、自然素材の心地よさが実感できるでしょう。また、壁に珪藻土を利用すれば調室効果や匂いの吸着機能もあるので、見た目はもちろんのこと機能性の高い家にしてくれます。
まとめ
いい家は快適な住環境を長期間にわたって維持できます。家の購入後に後悔しないためにも、今回ご紹介した「いい家」の特徴を理解し、それを積極的に取り入れた家づくりを目指すことが大切です。
いい家の特徴を知っているかどうかで、その後の満足度が大きく変わってきます。長く住み続ける家だからこそ、家族全員が「いい家」と感じられるようなこだわりを随所に施してみてください。その結果として、夢のマイホームづくりを成功に導いてくれるはずです。