公開:2025.01.09
家の構造にはどんな種類が?それぞれのメリット・デメリットを解説
マイホームを検討する際、どの構造を取り入れるべきかで悩む人は多いでしょう。
代表的な家の構造としては、木造や鉄骨造、鉄筋コンクリート造が挙げられます。
どの構造が自分たちにとって最適なのかを考えるためには、それぞれのメリット・デメリットを理解することが欠かせません。
この記事では、木造と鉄骨造、鉄筋コンクリート造の概要に加えて、それぞれのメリット・デメリットを解説します。
施工事例も紹介しますので、家づくりの参考にしてください。
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目次
家の構造で最も主流なのは木造
新築住宅の構造として、現在、日本で最も一般的に採用されているのが木造です。
建築着工統計調査によると、全体の新築件数が224,352件であるのに対し、木造の新築件数が197,991件(全体の約88%)であることが公表されています。
引用元:e-Stat 政府統計の総合窓口|建築着工統計調査 住宅着工統計
木造住宅は大きく2種類の工法がある
木造住宅は大きく分けると、以下の2種類があります。
- 木造軸組工法
- 木造枠組壁工法
木造軸組工法
木造軸組工法は、全国各地で採用されている伝統的な建築方法です。
柱や梁を木材で組み上げ、住宅全体を支えるために筋交いでうまく補強します。
お寺や神社など、歴史のある建築物の多くが木造軸組工法で建築されています。
木造枠組壁工法
木造枠組壁工法は「ツーバイフォー工法」とも呼ばれており、基本的に2×4インチの木材を使用する建築方法です。
木製パネルと角材で作成した面を用いて、6面体の構造をもとに住宅を建てる点が木造軸組工法とは異なります。
ツーバイフォー工法を検討中の方は、後悔しないためにも以下の記事をあわせてご覧ください。
【関連記事】ツーバイフォー工法で後悔する人の特徴3選!メリット・デメリットも解説
木造以外に採用される家の構造
以下の2つも、家の構造として採用されています。
- 鉄骨造
- 鉄筋コンクリート造
鉄骨造
鉄骨造は、住宅の主要な構造材に鉄骨を使用する工法です。
柱や梁を鉄骨に置き換え、強度を確保しています。
軽量鉄骨を用いるケースが多く、厚さ3~5mmの鋼材で柱や梁などを組み立てます。
木造軸組工法における筋交いにあたる「ブレース」と呼ばれる斜めの構造材を挿入し、横からの力に対する耐性を強化しているのも特徴です。
鉄筋コンクリート造
鉄筋コンクリート造は、鉄筋とコンクリートを組み合わせた工法です。
RC造(Reinforced Concrete)とも呼ばれます。
鉄筋が引張力に、コンクリートが圧縮力に強いため、2つを組み合わせて堅固な構造体を構成できるのが特徴です。
木造住宅のメリット・デメリット
木造住宅のメリット・デメリットを以下の表にまとめました。
メリット | デメリット |
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木造住宅のメリット
木造住宅のメリットは、以下のとおりです。
- 間取りの自由度が高い
- 構造の柔軟性がある
- リフォームがしやすい
- 耐震性が高い
- ツーバイフォー工法の場合、工期が短い
木造住宅は、柱と梁で空間を構成するため、広い間取りや大きな窓を設置できるなど、設計の自由度が高いです。
木造軸組工法を採用すれば、間取りの変更やリフォームにも柔軟に対応できます。
一方、ツーバイフォー工法は壁と床で家全体を支える構造のため、耐震性を高めやすいです。
建材が規格化されているケースが一般的で、短期間で施工できる点も魅力といえるでしょう。
木造住宅のデメリット
木造住宅のデメリットは、以下のとおりです。
- シロアリ被害を受けやすい
- 強度が鉄骨や鉄筋コンクリートに比べ劣る
- 防音性・断熱性・気密性が低いことも
- 施工技術による品質差が出やすい
木材は湿気や水分の影響を受けやすく、雨漏りや結露によって建材が劣化するリスクがあります。
シロアリ被害に関しては、基礎にこだわったり防蟻処理を施したりすることで対策可能です。
木材には気密性や防音性が低いといった特徴もあるため、周囲の音が気になる場合や断熱性能を重視する場合は、適切な対策を講じましょう。
木造は職人の技術が品質に影響を与えるケースも多く、施工の精度に差が出やすい傾向がある点にも注意が必要です。
鉄骨造住宅のメリット・デメリット
鉄骨造住宅のメリット・デメリットを以下の表にまとめましたので、ご覧ください。
メリット | デメリット |
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鉄骨造住宅のメリット
鉄骨造住宅のメリットは以下のとおりです。
- 品質が安定している
- 耐震性が優れている
- シロアリ被害を受けにくい
- 設計の自由度が高い
鉄骨造住宅は、部材が工場で生産されるため品質のばらつきが少なく、品質が保たれやすいです。
鉄はしなやかさと粘り強さを兼ね備えており、地震の揺れに強い点も魅力といえます。
木造と比較してシロアリ被害も受けづらいため、耐久性の面では特に安心できるでしょう。
高い耐久性を持つことから、広い空間や大きな窓を設けやすく、デザインの自由度が高いのも特徴です。
天井高も比較的自由に設計できるため、広々とした空間を作りたい人には特に適しているといえます。
天井の高い家については、以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。
【関連記事】天井が高い家は何cm?メリット・デメリット・開放感を演出するアイデアも
鉄骨造住宅のデメリット
鉄骨造住宅のデメリットには以下が挙げられます。
- 熱を通しやすい
- 軽量鉄骨の場合、設計の自由度が低い
- 軽量鉄骨の場合、リフォームに制約がある
鉄は熱を通しやすいことから、鉄骨造住宅には結露や火災時の熱で強度が低下するリスクがあります。
500℃で強度が半減、1,000℃を超えると強度はほぼ失われるため、結露・耐火対策は欠かせません。
軽量鉄骨造を採用する場合、多くの鉄骨を使用する必要があるので、間取り設計やリフォームの自由度が制限されやすい点も覚えておきましょう。
鉄筋コンクリート造のメリット・デメリット
鉄筋コンクリート造のメリット・デメリットを以下の表にまとめましたので、参考にしてください。
メリット | デメリット |
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鉄筋コンクリート造のメリット
鉄筋コンクリート造のメリットは、以下のとおりです。
- 耐震性・遮音性・耐火性が高い
- 耐久性に優れている
- 設計の自由度が高い
鉄筋コンクリート造は耐久性が優れており、国税庁によると、耐用年数は47年です。
木造住宅の耐用年数が22年であることを踏まえると、非常に長いといえます。
コンクリートは型枠を工夫すれば、曲線をはじめとする多彩なデザインが可能な点も利点です。
広々とした空間はもちろん、大きな窓を取り入れた住宅など、理想の住宅を実現しやすいメリットがあります。
鉄筋コンクリート造のデメリット
鉄筋コンクリート造のデメリットをまとめました。
- 費用が高額である
- 地盤改良に追加費用がかかる可能性がある
- 結露が発生しやすい
鉄筋コンクリート造はコストが高く、ほかの構造と比べて費用がかさみがちです。
建物自体が重いため、地盤の強度が不十分な場合は改良工事を実施しなければなりません。
その場合、追加費用が発生してしまいます。
ほかにも、施工には高い技術が求められる点もデメリットです。
気密性が高く、冬場は結露が発生しやすいので、湿気対策をしないとカビや腐食の原因となる可能性もあります。
アサヒグローバルホームでは木造軸組パネル工法を採用
アサヒグローバルホームでは、耐震性や断熱性、気密性に優れた「木造軸組パネル工法」を採用しています。
木造軸組パネル工法は、日本の伝統的な木造軸組工法と北米発祥のツーバイフォー工法の長所を取り入れ、柱で空間を支えると同時に、壁で建物全体の強度を高める仕組みです。
自由度の高い間取りや将来的なリフォームにも対応できるように、地震や台風に強い耐力壁である「タイガーEXハイパー」を採用。
当社の家づくりの詳細が気になる方は、木造軸組パネル工法ページをご覧ください。
当社の注文住宅の施工事例
ここでは、当社の施工事例を2つ紹介します。
- お子さまが思いっきり遊び回れるガレージハウス
- グレーで統一した空間、猫と暮らす屋上がある家
事例①:お子さまが思いっきり遊び回れるガレージハウス
「お子さまが思いっきり遊び回れるガレージハウス」では、家族全員が快適に暮らせる工夫を数多く取り入れました。
たとえば、玄関から土間収納を経由し、キッチンまで購入したアイテムをスムーズに運べます。
キッチンには最新のタッチレス水栓や食洗機などを取り入れ、家事の負担を軽減しています。
事例②:グレーで統一した空間、猫と暮らす屋上がある家
「グレーで統一した空間、猫と暮らす屋上がある家」は、スタイリッシュなデザインと過ごしやすさを両立。
開放的なペニンシュラキッチンとダイニングテーブルの色味を合わせ、空間全体に統一感を持たせているのは、施主様のこだわりです。
畳コーナーには小上がりを活用したロボット掃除機のスペースも設け、スタイリッシュな空間が損なわれないように工夫されています。
まとめ:家の構造の種類や特徴を正しく理解しよう
家の構造には、木造や鉄骨造、鉄筋コンクリート造などさまざまな種類があり、それぞれに異なる特性があります。
木造は設計の自由度が高くてリフォームがしやすい一方、耐久性や防音性に課題があります。
鉄骨造は安定した品質と高い耐震性を備えていますが、熱を通しやすい点には注意が必要です。
鉄筋コンクリート造は耐久性に優れ、設計の自由度も高いものの、費用がかさむ傾向があります。
家族のライフスタイルや住まいの目的に合わせ、最適な構造を選びましょう。
アサヒグローバルホームでは、木造のなかでも耐震性や断熱性、気密性が高い工法を採用しています。
実際に当社の住宅を見てみたい方は、来場予約ページからお気軽にご予約ください。
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