公開:2024.11.08
ツーバイフォー工法で後悔する人の特徴3選!メリット・デメリットも解説
家づくりの工法には、日本の家屋で古くから用いられる木造軸組工法(在来工法)や鉄筋・鉄骨のラーメン工法など、さまざまあります。
なかでも、ツーバイフォー(2×4)工法は、北米を発端とする施工方法で、日本の家づくりにも採用されるようになりました。
この記事では、家の施工方法を検討している方に向けて、ツーバイフォー工法で後悔する人の特徴を解説しています。
ツーバイフォー工法のメリット・デメリットもまとめました。
ツーバイフォー工法の特徴を正しく理解したい方はもちろん、家づくりで後悔したくない方はぜひ参考にしてください。
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目次
ツーバイフォー工法で後悔する人の特徴
ツーバイフォー工法で後悔する人の特徴として、以下の3点が挙げられます。
- 間取りの自由度を優先したい人
- 大きな開口部を確保したい人
- 将来的にはリフォームを検討している人
特徴①:間取りの自由度を優先したい人
家づくりを進める中で、間取りの自由度を優先したい人は、ツーバイフォー工法を採用しないほうがよいでしょう。
そもそもツーバイフォー工法は、2インチ×4インチの木材で構成された枠組と、構造用面材を接合してできた版(ダイアフラム)を使用します。
これらの建材は規格があらかじめ決まっており、使用場所によって種別が定められているのが大きな特徴です。
そのため、ツーバイフォー工法の家はシンプルな箱型の住宅になることが多く、在来工法よりも間取りの自由度は下がってしまうのです。
間取りや内装に対する優先度が高い方は、ツーバイフォー工法は向いていないかもしれません。
特徴②:大きな開口部を確保したい人
間取りの自由度に関連して、ツーバイフォー工法は大きな開口部を確保するのが難しく、ビルトインガレージや吹き抜けといった開口部が必要な設備を取り入れたい人にはおすすめできません。
先述したように、ツーバイフォー工法は建材に規格がある上、上下階で同じ位置に耐力壁を取り入れなければならないなどの制約もあります。
部屋を極端に広くするのも難しいため、どのような家づくりをしたいか明確にして、適切な工法を選ぶことが大切です。
特徴③:将来的にはリフォームを検討している人
ツーバイフォー工法は、ライフスタイルの変化に合わせてリフォームをしたい人にも向いていません。
工法の特徴からも分かるように、ツーバイフォー工法は壁と床によって家全体を支えており、リフォームに伴って壁を取り払えないからです。
マンションを中心に行われる、柱と梁だけを残す大規模なリノベーションは、ツーバイフォー工法においては極めて困難であることも理解しておきましょう。
ツーバイフォー工法で家づくりを進める際は、ライフシミュレーションを入念に行った上で、長く住み続けられる間取りを検討する必要があります。
ツーバイフォー工法のメリット・デメリット
ツーバイフォー工法に負の側面があるのは事実ですが、当然ながらさまざまなメリットがあります。
ここでは、ツーバイフォー工法のメリット・デメリットを詳しく解説するので、どの工法で家づくりを進めるべきか客観的に判断するための参考にしてください。
ツーバイフォー工法のメリット
ツーバイフォー工法のメリットをまとめました。
- 建物を床・天井・四方の壁の六面で支えるため、建物全体で地震の揺れを受け止められる
- 外力に強いつくりで、台風をはじめとする強風にも強い
- 気密性と断熱性を高めやすく、夏は涼しく冬は暖かい家にできる
- 建材が規格化され、作業もシステム化されていることから、工期が比較的短い
ツーバイフォー工法は、地震の揺れを線ではなく面で受け止められるという特徴があります。
さらに、箱型のつくりであるがゆえに外からの力にも強く、台風への備えにも役立ちます。
ツーバイフォー工法で使用する建材は規格化されていることから、気密性や断熱性を高めやすいのも大きな特徴です。
高気密・高断熱な住宅は、夏は涼しく冬は暖かい家になりやすく、省エネによる光熱費の削減も期待できます。
さらに、ツーバイフォー工法は作業がシステム化されている点も特徴的。
版(ダイヤフラム)は工場で気候に左右されることなく精密に生産され、現場作業も効率化できます。
その結果、工期の短縮化だけでなく、品質の安定化にもつながります。
ツーバイフォー工法のデメリット
ツーバイフォー工法のデメリットは以下のとおりです。
- 建材が規格化されているがゆえに、構造部分でコストカットできない
- 建築する土地が制限されやすい
- 間取りだけでなく外観デザインや窓の数にも制限が出る
建材が規格化されているのは作業の効率化につながる一方で、構造に関するコストカットはできません。
言い換えると、ツーバイフォー工法なら、規格に沿って安定した品質の住宅を建てられ、気密性や耐震性なども担保されています。
ほかにも、ツーバイフォー工法は整形された土地であれば特段の制限なく建築できますが、変形地や狭小地などの場合には、建築が困難または不可能です。
繰り返しになりますが、ツーバイフォー工法で使用する建材の特性上、間取りや外観デザイン、窓の数には制限が出ます。
構造や品質の安定性と外観や内装などの希望とのバランスを踏まえて、ツーバイフォー工法を採用するかどうか検討しましょう。
地震に強い家の形に関して、以下の記事で詳しく解説しています。
【関連記事】地震に強い家の形とは?3つの特徴とポイント、おすすめの構造を解説
東海3県で地震に強い家を建てるならアサヒグローバルホーム
アサヒグローバルホームでは、日本古来の建築手法である木造軸組工法(在来工法)をベースに、ツーバイフォー工法を取り入れた「木造軸組パネル工法」による家づくりをしています。
双方のいいとこ取りをした工法にすることで、必要に応じてパネルによる補強を加えられるだけでなく、設計の自由度も高く、リフォームもしやすいという特徴があります。
高い耐震性や気密性、断熱性を実現しており、最高水準の等級である耐震等級3の家づくりが可能です。
当社の施工技術や工法については、「木造軸組パネル工法ページ」をご覧ください。
耐震等級に関しては、以下の記事で詳しく解説しています。
【関連記事】耐震等級3は必要なのか?メリット・デメリット・耐震性能の高め方も解説
当社では制震ダンパー「MIRAIE」を採用
地震に対する備えには、耐震・制震・免震の大きく3つがあり、当社では、「耐震+制震」による地震に強い家づくりをしています。
なかでも、当社で採用している制震ダンパー「MIRAIE」は、繰り返し発生する地震に対して強い効果を発揮。
最大95%の揺れを低減させることができ、2024年1月に発生した能登半島地震においても、MIRAIEを搭載した住宅は目立った損傷もなく、生活の立て直しもスムーズだったようです。
以下の動画でMIRAIEの詳細を解説しているので、気になる方はぜひご覧ください。
耐震性能に強みがある当社の施工事例
ここでは、地震に強い家づくりが可能な当社の施工事例を2件紹介します。
- お子さまが思いっきり遊び回れるガレージハウス
- グレーで統一した空間、猫と暮らす屋上がある家
事例①:お子さまが思いっきり遊び回れるガレージハウス
こちらのお家では、25帖の広々としたビルトインガレージを採用。
車2台を駐車しても余裕があり、車が好きな施主様のお気に入りの空間になりました。
壁面は少しずつ手を加えられるようにOSBボードを取り付けています。
ビルトインガレージがあれば、お子さまを連れて雨の日に買い物へ出掛ける際も便利です。
事例②:グレーで統一した空間、猫と暮らす屋上がある家
こちらのお家では、車2台を駐車できるガレージを採用し、2階部分はルーフバルコニーとして広々とした空間を確保しました。
2階にLDKを配置し、ルーフバルコニーを含めて開放感のある間取りを実現。
内装をグレーで統一し、シックで洗練された住まいになりました。
まとめ:ツーバイフォー工法にありがちな後悔を理解しよう
ツーバイフォー工法にして後悔する人の特徴をおさらいしましょう。
- 間取りの自由度を優先したい人
- 大きな開口部を確保したい人
- 将来的にはリフォームを検討している人
ツーバイフォー工法には以下のようなメリット・デメリットがあり、家づくりを進める際は、さまざまな情報をもとに慎重な判断が必要です。
メリット | デメリット |
・建物を床・天井・四方の壁の六面で支えるため、建物全体で地震の揺れを受け止められる ・外力に強いつくりで、台風をはじめとする強風にも強い ・気密性と断熱性を高めやすく、夏は涼しく冬は暖かい家にできる ・建材が規格化され、作業もシステム化されていることから、工期が比較的短い |
・建材が規格化されているがゆえに、構造部分でコストカットできない ・建築する土地が制限されやすい ・間取りだけでなく外観デザインや窓の数にも制限が出る |
本記事の内容を踏まえて、どのような工法で家づくりをするべきか考えてみてください。
当社では木造軸組パネル工法を採用し、在来工法とツーバイフォー工法のいいとこどりをした施工で地震に強い家づくりを実現しました。
ガレージの家やECO家事の家など、さまざまな商品をご用意していますので、詳細が気になる方はラインナップページをご覧ください。
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