公開:2022.03.31 更新:2023.05.18
アメリカンガレージハウスで失敗しないための3つの注意点!施工事例や価格相場もご紹介
アメリカンガレージハウスは、アメリカで古くから存在する住居形態です。
レンガの壁や重厚感のある木製のドアなどアメリカンテイストのオシャレな特徴をもっており、日本でも需要が高まっています。
しかし、アメリカンガレージハウスについてあまり馴染みがない方も多いのではないでしょうか。
せっかく建てるなら、アメリカンガレージハウスについてしっかり理解して、失敗することなく家づくりをしたいですよね。
そこで今回は、アメリカンガレージハウスの基礎知識、価格相場、建てる際の注意点をご紹介します。
アメリカンガレージハウスについて理解したい方や、満足のいく家づくりをしたい方必見です。
目次
アメリカンガレージハウスとは
アメリカンガレージハウスとは、アメリカンテイストのガレージハウスのこと。
ちなみに、ガレージハウスとは、車庫と家が一体となった住居形態を指します。
アメリカなどで昔から建てられており、近年では日本でも人気が出ています。
アメリカは国土が広く、車が必須のため、車を備え付けられるアメリカンガレージハウスが古くから使われています。
アメリカンガレージハウスは、木目調の壁やレンガの壁、重厚感のある木製のドアなど、力強いアメリカ風の建築が特徴です。
これらの特徴を抑えれば、日本でもアメリカンガレージハウスを実現できます。
アメリカンガレージハウスの注意点
アメリカンガレージハウスという住居形態に馴染みがない方も多いですよね。
そこで、家づくりで失敗を防ぐために、アメリカンガレージハウスを建てる際の注意点を3つご紹介します。
注意点①:価格が高くなる可能性がある
1つ目の注意点は、価格が高くなる可能性があることです。
費用相場については後ほど詳しく解説しますが、ガレージ部分を作るためには約300〜400万円ほどかかります。
駐車場の土地代・駐車料金は削減できるものの、ガレージハウスを作ることで、通常よりも価格が高くなってしまいます。
注意点②:換気・防音・照明の設備が必要
2つ目の注意点は、換気・防音・照明の設備が必要になることです。
まず、ガレージハウスには換気が必要です。排気ガスの充満を防ぐために、換気設備を備え付けたりこまめに換気をしたりすることが求められます。
また、防音対策もしっかり行いましょう。住居とガレージが隣接していると、その分エンジンなどの振動音が伝わりやすいです。ガレージドアに気密性の高い素材を使い、音漏れを防ぎましょう。
また、夜のガレージ内は暗いので、安全を確保するために照明を備え付けることをおすすめします。
注意点③:居住スペースが狭くなる
3つ目の注意点は、居住スペースが狭くなることです。
1階をガレージスペースにして、2・3階を居住スペースにすることが多いため、1階部分が使用できず居住スペースが狭くなる可能性があります。
特に2階建ての場合は、居住スペースが2階だけになってしまうので注意してください。
アメリカンガレージハウスの施工実例
アメリカンガレージハウスの施工事例を3つご紹介するので参考にしてください。
施工実例①:お子さまが思いっきり遊び回れるガレージハウス
1つ目の施工事例は、お子さまが思いっきり遊び回れるガレージハウスです。
車2台置いても余裕がある広さのガレージは庭と繋がっており、子どもたちはガレージと庭のスペースで思いっきり遊べます。
また、ガレージからキッチンに出入りできるため、買い物後にそのままキッチンに荷物を置ける便利な設計になっています。
施工実例②:自分好みにカスタマイズ、好きなものに囲まれて過ごすガレージ
2つ目の施工事例は、自分好みにカスタマイズできる、好きなものに囲まれて過ごすガレージです。
趣味を思う存分楽しむための空間として広めに作られており、ガレージの中にはバイクや釣りグッズなどを収納できます。
また、小上がり部分を設けることで、本を読んだり作業したりできる空間も確保しました。
施工実例③:生活感を抑えて暮らせる、ホテルライクなガレージハウス
3つ目の施工事例は、生活感を抑えたホテルライクなガレージハウス。
白い外壁にあわせて、シンプルな色味で生活感のないガレージを設置しました。シンプルで洗練されており、ホテルのような住まいです。
また、玄関とガレージが繋がっており、荷物を抱えていてもすぐに車から家に移動できる点が便利です。
アメリカンガレージハウスがおしゃれになるポイント
オシャレなアメリカンガレージハウスを建てるためのポイントをご紹介します。
ポイント①:ガレージドア
1つ目のポイントは、ガレージドアです。
日本のガレージドアはアルミ製が多いですが、アメリカンスタイルにしたいのであれば木製・木目調のガレージドアを使うことをおすすめします。
ただ、防火対策により、木製ドアは使用できないケースもあるので注意しましょう。
また、日本のようなシャッタータイプのドアよりも、天井に向かってスライドさせるタイプのドアの方が、本場の重厚な雰囲気を醸し出せますよ。
ポイント②:内装
2つ目のポイントは、内装です。
アメリカンな雰囲気を出したいのであれば、内装にもこだわりましょう。
例えば、木目調の壁にしたりレンガの壁にしたりすれば、雰囲気が出ます。本場のガレージの写真を参考に、アメリカンな雰囲気を醸し出す内装づくりをしてみましょう。
ポイント③:家具や小物
3つ目のポイントは、家具や小物です。
内装をアメリカンテイストにしたら、次は家具や小物もアメリカンな物で揃えましょう。
例えば、椅子や机、照明などはアメリカンテイストで揃えると良いでしょう。また、温かみのあるオレンジ系の照明にした方が、より雰囲気が良くなりますよ。
アメリカンガレージハウスの価格相場
アメリカンガレージハウスの価格相場は、1坪40万円と考えると、6坪240万円かかります。ガレージ部分のみで240万円なので、ややお高めに感じますね。
また、内装によっては1坪60万円で300~400万円ほどかかってしまう場合もあります。
どうしても通常の家よりはコストがかかりますが、オシャレな住まいを手に入れられたり雨風や盗難から車を保護できたりするメリットも多数あります。
また、上記はあくまで価格相場の一例なので、価格はさまざまな要因で変動することを覚えておいてください。
まとめ
今回は、アメリカンガレージハウスの基礎知識、価格相場、建てる際の注意点についてご紹介しました。
アメリカンガレージハウスとは、アメリカやカナダなどで昔からあるアメリカンテイストのガレージハウスのことです。
レンガの壁や重厚感のある木製のドアなど、デザインがオシャレで、愛車を風雨にさらさず保管できることから、日本でも需要が高まっています。
ガレージハウスを建てる際には、防音・換気対策をすることが大切です。
また、1階をガレージにあてる分、居住スペースが狭くなることにも注意してください。
オシャレなアメリカンガレージハウスを作るためには内装や小物、ガレージドアをアメリカンスタイルに寄せることが大切です。
本記事を参考に、アメリカンガレージハウスを建てることをぜひ検討してみてください。