公開:2022.09.22 更新:2023.05.19
家事導線が楽になる間取りを3つご紹介 | 具体的な4つのポイント
家事導線を確保した間取りは、日々の負担を減らしてくれます。洗濯や料理など、日々の家事が大変だとストレスがかかってしまうため、家事導線に優れた間取りにしましょう。
本記事では、家事導線が楽になる4つのポイントと、家事導線に優れた間取り実例3選を紹介します。家事導線の作り方に興味がある方は、要チェックの内容です。
目次
家事導線が楽になるポイント4つ
家事導線を楽にするには、ポイントがいくつかあります。家事導線が楽になる主なポイントは、下記4つです。
- 洗濯
- 料理
- 掃除
- ゴミ出し
家事導線の作り方に興味のある方は、参考にしてください。
ポイント①:洗濯
洗濯の導線は洗濯してから干して、たたんでしまうまでの導線を指します。特に、洗濯物を干したり、取り込んで収納する工程が長くなりがちです。洗濯導線が長いと、重い洗濯物を持って移動しなければならず、家事を効率化できません。
洗濯導線を短くするには、洗濯室と脱衣所を近くに配置する、ランドリールームを設置するなどの方法があります。
また、ランドリールームに収納があれば、洗濯物を取り込んですぐにしまえます。お風呂上りにすぐ着替えることもできるため、洗濯導線以外も効率化されておすすめです。
ポイント②:料理
料理導線は冷蔵庫から食材を取り出して調理し、お皿に盛ってテーブルまで運ぶ導線です。料理は毎日必要なため、導線が確保できると毎日のストレスが減ります。また、包丁など危ないものも扱うため、安全の意味でも導線は確保しておきたいです。
例えば、調理台の背面に冷蔵庫や収納を配置したり、キッチンの近くにテーブルを配置したりすると、料理導線が確保できます。中でも、アイランドキッチンは調理台の両端から行き来できるため、回遊性が高く人気です。
ポイント③:掃除
掃除導線は掃除機を手に取ってコンセントに差し、掃除してゴミを捨てるまでの導線を指します。掃除は日常的にする方も多く、範囲も広いです。導線を確保できると、毎日の家事が楽になります。
掃除導線で確認したいのは掃除機の収納場所やコンセントの位置、ゴミ箱の位置です。掃除機が届く範囲を把握し、コンセントをうまく使えると導線を確保できます。また、掃除が終わる場所にゴミ箱を配置すれば、掃除がより効率的になります。
ポイント④:ゴミ出し
ゴミ出し導線は各部屋からゴミを集め、一つにしてゴミ置き場へ持って行くまでの導線です。ゴミ出しは定期的に必要なため、導線を確保できると日々の家事を効率化できます。
意識すべきは、ゴミ箱を設置する部屋と位置です。ゴミ箱が多いと、もちろん集めるごみの量が多くなります。ゴミ箱が必要ない部屋には置かないようにしましょう。また、各部屋の入口付近にゴミ箱を設置すると集めやすいです。
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家事導線に優れた間取り実例3選
家事導線に優れた間取りを作るなら、実際の例を見るとイメージが浮かびやすいです。家事導線に優れた下記3つの間取り実例を紹介します。
- 家族の絆を大切にした、すっきり暮らすお家
- 家具のようなキッチンとサンルームが魅力的な家
- インナーガレージのある、家事動線に配慮した家
家事導線の実例を知りたい方は、チェックしておきましょう。
実例①:家族の絆を大切にした、すっきり暮らすお家
1例目は2階建てで、4人家族で住む家です。外観はホワイトで統一し、スッキリとした印象を与えてくれます。
キッチンと横ならびにテーブルがあるため、料理の配ぜんもしやすく、料理導線が確保できています。家族の様子を見ながら料理できるのもポイントです。
調理台の背面に冷蔵庫と電子レンジがあり、最小限の動きで料理が捗るように設計されています。
脱衣室にはファミリークローゼットが隣接しており、その奥にはランドリールームがあります。そのため、お子さんや自分の身支度はこの部屋で完結し、洗濯物をすぐに収納することも可能です。
実例②:家具のようなキッチンとサンルームが魅力的な家
2例目は2階建てで、3人家族で住む家です。外観はグレーで落ち着いたモダンな雰囲気の中から、個性も感じられます。
キッチンはこだわりポイントで、なるべく生活感を出さないためにリビングの死角にパントリーを設置し、冷蔵庫を置きました。また、キッチンの通路幅を広くとることで、複数人がキッチンで移動できるようにしています。
キッチン背面には、収納を多く設置しています。多くの食器を収納でき、家族が増えても対応可能です。
洗面室は3畳の広さを確保しており、ゆったりとした空間です。洗濯物をまとめて収納でき、洗濯導線も確保されています。忙しい朝も複数人が通れる広さがあり、非常に便利です。
実例③:インナーガレージのある、家事動線に配慮した家
3例目は2階建てで、インナーガレージがついている家です。外観はグレーで落ち着いており、インナーガレージには大型タイプの車が2台駐車できます。
キッチンの背面に冷蔵庫と調理道具が置いてあり、可動棚の収納も設置されています。キッチンの奥には広い洗面室が見えており、料理と洗濯の同時進行が可能です。
洗濯室には鍵付きサッシがあり、網戸にしておけば気持ちいい風が入ってきます。ファミリークローゼットが1階にあるため、洗濯導線は1階で完結可能です。
まとめ
家事導線の確保は、日々の負担を減らす重要な作業です。家を建ててから導線の確保を行う場合できることは限られてしまうため、家を建てる前に実際の生活をイメージして、生活導線が確保された間取りにしましょう。
本記事で紹介した家事導線に優れた間取り実例は、非常に参考になります。家事導線を確保したい方は、参考にしてください。
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〜家事が楽になるポイント4つ〜
①:洗濯
②:料理
③:掃除
④:ゴミ出し
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