公開:2023.08.04 更新:2023.08.24
三重県で注文住宅を建てるなら?費用相場の内訳や坪単価を解説
三重県で注文住宅を建てる際、費用相場がいくらなのか、どれくらいの予算が必要なのかを知りたい方は多いのではないでしょうか。
特に、土地購入を検討している方は、三重県の坪単価も気になることでしょう。
この記事では、三重県で注文住宅を建てる方へ向けて、三重県の坪単価と費用相場を解説しています。工務店選びのポイントや弊社の施工事例も紹介しているので、ぜひご覧ください。
相場感の把握は予算設定に役立ち、工務店や建設プランなど選択を迫られた際の判断基準にもなります。まずは適正な予算を組むためにも、本記事の内容をしっかりチェックしましょう。
目次
三重県の坪単価は?
三重県の坪単価は2023年現在、147,978円(44,763円/㎡)です。
昨年2022年の坪単価は147,076円(44,490円/㎡)であったため、900円ほど上昇した結果に。三重県における坪単価推移は1992年より下落が続いていましたが、31年ぶりに上昇に転じました。
2023年時点における、県内の特に高価格なエリアは以下の通りです。
- 伊勢市:189,550円/坪(57,338円/㎡)
- 四日市市:182,079円/坪(55,078円/㎡)
- 桑名市:179,781円/坪(54,383円/㎡)
- 朝日町:169,173円/坪(51,175円/㎡)
- 津市:167,975円/坪(50,812円/㎡)
一方、価格が低いエリアは以下の通りです。
- 大紀町:27,887円/坪(8,436円/㎡)
- 度会町:35,165円/坪(10,637円/㎡)
- 大台町:38,902円/坪(11,768円/㎡)
- 紀北町:50,578円/坪(15,300円/㎡)
- 御浜町:59,504円/坪(18,000円/㎡)
エリアにより土地価格に大幅な差がみられますが、商業地や観光地として賑わいのあるエリアは平均値より高い傾向にあります。
三重県で注文住宅を建てる際の費用相場
三重県で注文住宅を建てる際の費用相場を、全国と比較しながら見てみましょう。
データは住宅金融支援機構が公表している「フラット35利用者調査」を参考にしています。
なお、坪単価はハウスメーカーにより計算方法が異なるほか、建築工法によっても差が生じる項目です。ここでは、相場感を把握するための1つの目安としてご覧ください。
相場①:土地を所有している場合
土地を所有している人が、注文住宅を建てる際にかかった費用相場と各面積は以下の通りです。
全国 | 三重県 | |
建設費 | 3,569.7万円 | 3,295.1万円 |
土地取得費 | 0 | 0 |
住宅面積(坪数) | 123.8㎡(37.5坪) | 118.1㎡(35.7坪) |
敷地面積(坪数) | 318.5㎡(96.3坪) | 319.8㎡(96.7坪) |
坪単価 | 951,920円 | 922,997円 |
引用元:独立行政法人住宅金融支援機構|令和4年2021年度集計表
注文住宅の建設費は全国平均が3,569.7万円、三重県が3,295.1万円です。
このデータでは、三重県における建築費が全国平均値を274万円ほど下回っていることが分かります。
【関連記事】三重県で35坪の家の相場は?施工事例を解説
相場②:土地を所有していない場合
続いて、土地を所有していない場合の費用相場と各面積は以下の通りです。
全国 | 三重県 | |
建設費 | 3,010.6万円 | 3,075.8万円 |
土地取得費 | 1,444.9万円 | 864.9万円 |
住宅面積(坪数) | 111.4㎡(33.7坪) | 116.2㎡(35.2坪) |
敷地面積(坪数) | 226.1㎡(68.4坪) | 274.6㎡(83.1坪) |
坪単価 | 893,353円 | 873,806円 |
引用元:独立行政法人住宅金融支援機構|令和4年2021年度集計表
建築費と土地取得費を合わせると全国平均が4,455.5万円、三重県が3,940.7万円と計算できます。
全国との比較で注目すべきは、三重県の敷地面積が15坪ほど広いにもかかわらず、土地取得費が580万円ほど低い点です。土地価格が全国平均に比べ低い分、建築費にしっかり予算を充てられる点はメリットといえるでしょう。
なお、前章でもお伝えしたように、三重県内ではエリアによる坪単価に大きな幅がみられます。上記データを同県内の平均値と捉え、それ以上にもそれ以下にもなり得る点に留意しましょう。
注文住宅を建築する際にかかる費用の内訳
注文住宅を建てる際にかかる費用は、大きく4つに分けられます。
- 土地購入費
- 建物本体工事費
- 付帯工事費
- 諸費用
「土地購入費」は、所有する土地がない場合にのみかかる費用です。土地そのものにかかる費用から各種税金や印紙代、不動産会社への仲介手数料などが含まれます。
「建物本体工事費」は建物の建築にかかる費用で、土地購入費を抜いた建築総費用の70~80%を占めます。
基礎工事からはじまり、外装や内装、キッチンやトイレなどの設備費用が対象です。工務店により、設計料が含まれる場合もあります。
建物本体工事費は選ぶ建材やグレード、オプションの有無で価格が大きく左右されるので慎重に考えましょう。
一方、「付帯工事費」は建物以外にかかる費用で、総建築費用の10~20%にあたります。
たとえば、庭や駐車場、水道やガス管工事などの外構工事をイメージするとよいでしょう。地盤調査や地盤改良が必要な場合は、それら費用も含まれます。
「諸費用」は契約手数料や各種税金、ローン手数料など工事費用に含まれない項目です。総建築費の10%を目安に用意しましょう。
【関連記事】注文住宅の見積書に記載される内訳と相場を紹介!見るべきポイントとは?
三重県で注文住宅を建築する際の工務店選びのポイント
数ある工務店の中から1つに絞るとなると、何を基準に決めればいいのか悩むこともあるでしょう。
ここでは、三重県で注文住宅を建築する際の工務店選びのポイントを3つ紹介します。
- 好みのデザインに近い施工事例があるか
- 予算に収まるか
- アフターサポートが充実しているか
ポイント①:好みのデザインに近い施工事例があるか
まずはホームページをチェックして、好みのデザインに近い施工事例があるか確認しましょう。
一口に住宅デザインと言っても海外風やシンプルモダンなどさまざまなスタイルがあり、工務店により得意なデザインは異なります。
希望する住宅イメージが工務店の注力しているポイントとかけ離れていた場合、納得のいく仕上がりにならない恐れもあるでしょう。反対に、工務店の得意分野であれば、理想の家づくりを叶えるための多角的なアドバイスが得られる場合も。
そのため、気になる工務店がどのようなデザインを得意として、どのような点にこだわりを持っているのかをあらかじめ調べておく必要があります。
アサヒグローバルホームでは、お客様の理想に沿ったおしゃれな家を数多く手がけてまいりました。当社の施工事例ページより、ぜひお気に入りのデザインを見つけてみてください。
ポイント②:予算に収まるか
「予算に収まるか」という点も、工務店選びでは欠かせないポイントです。
住宅建設会社は、手がける住宅の費用感により以下3つの種類に分けられます。
- 大手ハウスメーカー
- 工務店
- ローコストハウスメーカー
予算を抑えたい場合は、1,000万〜2,000万円ほどで住宅を建てられるローコストハウスメーカーがおすすめです。
一方で、建設費相場である3,000万円以上の住宅を建てたい場合は、大手ハウスメーカーや工務店に依頼するとよいでしょう。
なお、価格帯は住宅構造や住宅性能によっても左右されます。選択するグレードによっては予算を大幅にオーバーすることも。
予算内に収めたい場合は「木造にこだわりたい」「断熱性を高めたい」など、家づくりにおける優先順位を決めておくと取捨選択しやすくなるでしょう。
【関連記事】注文住宅をコストダウンする”7つ”のポイントを徹底解説!
ポイント③:アフターサポートが充実しているか
アフターサポートの充実度は、工務店選びにおいて見逃せないポイントです。
10年、20年と住み続ける中で家の老朽化は避けられず、トラブルがいつ起こるかも分かりません。施工を依頼した工務店に問い合わせても、内容がサポート範囲外だと思わぬ出費につながることも。
そのため、サポート内容が充実している工務店であるほど、長期的な定期点検をはじめ、施工後のトラブルにも柔軟に対応してもらえるでしょう。その結果、無駄な修繕費を削減でき、維持費におけるコストパフォーマンスも期待できます。
工務店とのつながりは「家を建てたら終わり」ではありません。アフターサポートが充実しているかという点にも注目し、工務店を選びましょう。
アサヒグローバルホームでは、最長60年の定期点検や24時間体制での電話受付サービスなど、各種アフターサポートを用意しております。詳しい内容を知りたい方は、当社ホームページ「メンテナンスについて」をご覧ください。
三重県のおしゃれな注文住宅実例3選
三重県内で数多くの施工を手がけてきた、当社の素敵な注文住宅を3件ご紹介します。
- ニュアンスカラーがつくる素肌に心地よいお家
- インテリアを楽しみながら中庭を望む家
- 居心地の良い空間と先の事まで考えられた家
実例①:ニュアンスカラーがつくる素肌に心地よいお家
「ニュアンスカラーがつくる素肌に心地よいお家」でのポイントは、以下の通りです。
- 北欧×韓国インテリアでまとめた心地よいリビング
- 家事を楽にするファミリークローゼットの配置
ご夫婦こだわりのリビングは、やさしく淡い色味で統一された北欧×韓国インテリア風に仕上げました。ワンポイントとして取り入れた黒のドアは、SNSで情報収集している際に見つけた一目惚れの一品です。
キッチンには機能性を求め、タッチレス水栓と食洗器を採用。ダイニングを飾るペンダントライトやキッチンの色味にもこだわり、見た目からも気分の上がる空間に仕上がっています。
1階のファミリークローゼットは、ランドリールームの隣に配置されています。洗濯動線が短縮され、家事の負担がぐんと減りました。
【関連動画】くすみカラーがかわいい北欧×韓国インテリアのお家|娘を持つパパがうなる洗面配置
実例②:インテリアを楽しみながら中庭を望む家
「インテリアを楽しみながら中庭を望む家」でのポイントは、以下の通りです。
- 四季の移ろいを楽しめる中庭の植栽
- どこからでも中庭を望めるL字型のLDK
玄関の右手に位置する中庭には、四季の移ろいを感じられるたくさんの植栽が施されています。一年を通して葉をつける常緑樹は、道路からの目線を遮るための目隠しとしてセレクトしました。
素敵な中庭を室内からでも望めるよう、L字型にレイアウトされた1階の間取り。リビングからダイニングにかけて大きな窓が取り付けられています。
広いソファで横になったり、和室でくつろいだり、いろいろな角度から癒しの中庭を楽しめるこだわりの住宅に仕上がりました。
【関連動画】インテリアショップ店長が自邸をご紹介|北欧×和モダンの組み合わせ
実例③:居心地の良い空間と先の事まで考えられた家
「居心地の良い空間と先の事まで考えられた家」でのポイントは、以下の通りです。
- 2種類のタイルでデザインされた個性的な外観
- 居心地にこだわった床暖房付きのLDK
まず目を引くのは、2種類のタイルで貼り分けされたこちらの外観。正面には3色の木目タイルが不規則に並んでおり、遊び心とデザイン性を兼ね備えた個性あふれる住宅です。
LDKでは、ダイニングテーブルを並べても窮屈さを感じないよう、寸法設計からこだわりました。テレビも壁掛けにし、広く開放感あるリビングをとことん追求しています。
また、床暖房を取り入れたことで、寒い時期も快適に過ごせる仕様に。家族が心地よく暮らすためのこだわりが、随所に感じられます。
【関連動画】家族全員が過ごせる27帖のLDKは大空間!木目を入れた外観がおしゃれなお家
まとめ:三重県の注文住宅相場を踏まえて理想の住まいを実現
本記事では、三重県で注文住宅を建てる際の費用相場を紹介しました。
土地を所有している場合は3,295.1万円(建築費のみ)、所有していない場合は3,940.7万円(建設費+土地代)が相場です。
三重県の坪単価は全国平均に比べ低い傾向にあります。費用を抑えつつ比較的広い土地を手に入れられる点は、大きなメリットではないでしょうか。
併せて解説している工務店選びのポイントや施工事例も参考に、三重県で理想の家づくりを実現しましょう。
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三重県での家づくりはアサヒグローバルホームにお任せください
注文住宅を建築する際の工務店選びのポイントは以下の3つです。
ポイント①:好みのデザインに近い施工事例があるか
ポイント②:予算に収まるか
ポイント③:アフターサポートが充実しているか
お客様のこだわりを形にしてきたアサヒグローバルホームの事例をもっと見たい方は、以下の施工事例ページをご覧ください。