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公開:2022.12.21   更新:2023.05.19

パントリーとは?メリット・デメリットや後悔しないための注意点を解説

パントリーとは?メリット・デメリットや後悔しないための注意点を解説

キッチンにあると便利なパントリーですが、使ったことがない人には、上手に使えるか気になる人も多いのではないでしょうか。
パントリーは食品の保管庫や普段使わない調理家電の保管場所などさまざまな場面で活用できます。

本記事では、パントリーのメリット・デメリットや注意したいポイントだけではなく、パントリーの種類や実例も一緒にご紹介。
パントリーを作ろうか迷っている人や、どんな人にパントリーがおすすめなのか気になる人はぜひ参考にしてください。

 

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パントリーとは

パントリーは、主に食品のストックを保管しておく「保管庫」のこと。食品をまとめ買いする人や、飲料水やお酒などストックを持っておきたい人におすすめです。

扉があるタイプなら多少物があふれていたとしても、扉を閉めればスッキリと見せることもできます。

 

パントリーのメリット・デメリット

パントリーのメリット・デメリットについて、それぞれ詳しく解説していきます。

 

メリット

パントリーのメリットは、以下の3つが挙げられます。

  1. 抜群の収納力
  2. キッチンをスッキリできる
  3. 物が探しやすい

パントリーは、お米や飲料水などまとめ買いしておきたい食品を収納することが可能です。食品庫があれば、安い時にまとめて買っておくことや、忙しい時の買い物時間の短縮など幅広い使い方ができます。

また食品のストックだけではなく、普段使わない食器や調理家電の収納スペースとしても便利な存在です。

 

デメリット

パントリーのデメリットには、以下の2つが挙げられます。

  1. スペースが必要で、間取りの工夫が大切
  2. パントリー設置の費用がかかる

パントリーを広く確保できれば食品の保管にも便利ですが、その分スペースが必要となり、キッチンが狭くなってしまう可能性もあります。

また、キッチンから遠く離れた場所にある場合には、買ってから収納まではスムーズに使えますが、調理する際に移動する距離が長くなりストレスを感じてしまうでしょう。
パントリーを設置した分、キッチンが狭くなってしまう恐れがあるため、間取りの工夫も大切です。

扉をつけて独立したパントリーにした場合には、キッチンの一角を利用したパントリーやウォークスルーのパントリーよりも高額になることもあります。

パントリーを設置する場所や、どんなタイプにするかによって費用や間取りが異なるため、予算内で設置できるかじっくり検討してみましょう。

 

パントリーで後悔しないための注意点

パントリーを作る際に、注意したいポイントは以下の3つです。

  1. 使い方を決めてから間取りを決める
  2. 奥行きが深すぎないようにする
  3. 換気しやすいようにする

それぞれ詳しく解説します。

 

注意点①:使い方を決めてから間取りを決める

パントリーは、作ってからどう使うか決めるのではなく、使い方を決めてから間取りを検討しましょう。

  1. 来客が多いためキッチンに物を置きたくない
  2. 料理中もすぐ取りに行きたい
  3. 扉をつけて独立型にしたい

このように、パントリーをどのように使いたいかにより間取りが変わってきます。

家族の人数が少なく物も多くない人は、キッチンの一角をパントリーとして利用することも可能です。
また、パントリーを作ったもののあまり活用できず、デッドスペースになってしまわないように注意しましょう。

【関連記事】家事導線が楽になる間取りを3つご紹介 | 具体的な4つのポイント

 

注意点②:奥行きが深すぎないようにする

パントリーの奥行きが深いものは、出し入れが手間になってしまったり、後ろのものが見えず管理が大変になったりするためおすすめできません。
奥行きは30〜45cm程度がおすすめです。

また収納ボックスを利用する際には、透明や半透明タイプがおすすめ。いつものストックの残量が一目でわかり、買いすぎも防げます。

 

注意点③:換気しやすい工夫が必要

パントリー内は湿気や匂いがこもりやすい点にも注意が必要です。
換気扇をつけるなど、換気できる設備があればベスト。

最近では換気扇の代わりとして、壁の一部に温度調整がしやすいエコカラットの設置や珪藻土の壁紙に変更する方法もおすすめです。
どちらにも調湿・消臭効果が期待でき、快適な環境を保ってくれます。

エコカラットも珪藻土の壁紙もパントリー内の全面に付ける必要はなく、壁紙の一部につけても効果が期待できるでしょう。

 

パントリーの3つの種類

パントリーが活用できるかどうかは、間取りにかかっていると言われるほど重要です。
ここでは、パントリーの主な間取り3つを紹介します。

 

種類①:壁付けタイプ

壁付けタイプのパントリーは、パントリーの間取りの中でも1番ベーシックなタイプです。
キッチンの横並びに設置されることが多く、キッチンの後ろの壁に食器棚と一緒になった据え置きタイプや部屋の角をうまく利用したコーナータイプなどがあります。

キッチンのすぐ近くに作ることが多いため、料理中の動線も考えられておりストレスも感じません。
扉をつければ、急な来客があってもキッチンをスッキリ見せられるため、生活感を出したくない人におすすめです。

 

種類②:ウォークインタイプ

ウォークインタイプは、大きなスペースが必要だと思われがちですがそんなことはありません。
階段下のデッドスペースやキッチンの横などに約半畳ほどのスペースがあれば十分な大きさのパントリーができます。

ウォークインタイプでは、上・中・下とスペースをわけて収納を考えるのがおすすめ。

上部は目線より高い位置にあるため、置いた物を忘れるスペースになりがちです。
賞味期限のないものや、キッチンペーパーなどの軽いものを収納しましょう。

中部は目も届きやすく取り出しやすいため、賞味期限のあるものやよく使う物の収納がおすすめです。
下部はかがまないと取り出しができないため、飲料水や箱買いしたストックなど重い物を収納しましょう。

 

種類③:ウォークスルータイプ

ウォークスルータイプは、シューズクロークやファミリークローゼットと一緒にパントリーを設置するタイプ。
玄関からパントリーとキッチンまでをひと続きにすることで、お米や飲料水など重い荷物を運ぶ手間が省けます。

 

パントリーがおすすめな人

パントリーは、こんな人には特におすすめです。

  1. まとめて買い出しをする人・ストックする人
  2. キッチンをスッキリさせたい人

それぞれ詳しく説明していきます。

 

おすすめな人①:まとめて買い出しをする人・ストックする人

パントリーはまとめ買いをする人や、ストックをある程度持っておきたい人におすすめです。
まとめ買いしておけば買い物の回数を減らせて、時間の節約にもつながります。

またストックがある程度あれば、災害時にも役立つでしょう。

 

おすすめな人②:キッチンをスッキリさせたい人

パントリーは食品庫としてだけではなく、収納スペースとしても便利な存在です。
普段は使わない食器や調理家電の収納スペースとして活躍し、余分なものがないスッキリとしたキッチンを目指す人にもおすすめ。

パントリーに物を詰め込みすぎると欲しい物が見つけられず、賞味期限切れや余分に買ってしまうなど無駄が発生する原因のひとつにもなります。
そのため、自分に合った間取りやライフスタイルに合わせて、パントリーの設置を検討しましょう。

 

パントリーの実例

パントリーを設置した実例を紹介していきます。
それぞれ工夫を凝らしたパントリーとなっているため、どのようなパントリーにしようか悩んでいる人は参考にしてください。

 

キッチンの奥に設置し、ゲストから見えにくいパントリー

パントリーに扉をつけなくても、キッチンの奥に設置することでリビングにいるゲストから見えにくく設置することが可能です。
パントリーの入り口をアーチ型や、三角屋根のような垂れ壁にするなど遊び心も付け足せます。

収納する物に合わせて棚の高さを変えられる可動棚もおすすめです。
デッドスペースを作ることなく、パントリーを活用できます。

 

扉付きのパントリーでしっかり収納

キッチンのすぐそばにあり、扉を付けたパントリーはしっかりと収納力が欲しい人におすすめ。
キッチン用品だけでなく、普段は使わない家電や書類の収納などさまざまな用途に利用できます。

 

まとめ

パントリーの収納力を活用できれば、家事や子育てに忙しい主婦の心強い味方になってくれるでしょう。

パントリーのメリット・デメリットや注意点を理解して自分のライフスタイルに合わせたパントリーを作るのがポイントです。

本記事を参考にして家事がしやすくストレスのないパントリーを作ってみてください。

【関連記事】家づくりで後悔しないためのポイント”4つ”~よくある事例をもとに解説~
【関連記事】注文住宅で後悔しないために!間取り・収納・設計など”6つ”の項目を紹介

 

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パントリーで後悔しないための注意点

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・注意点①:使い方を決めてから間取りを決める
・注意点②:奥行きが深すぎないようにする
・注意点③:換気しやすい工夫が必要

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この記事の監修

髙田 司

髙田 司

役職取締役設計部長

保有資格一級建築士、耐震診断士、福祉住環境コーディネーター2級

2003年 東海工業専門学校卒業
現場監督、営業、積算、設計などマルチな経歴を持つ。
現在は住宅設計部の部長として、組織づくりなどのマネジメント、クレーム管理、特殊案件の実施設計を担当。また商品開発の一環でモデルハウスの建て替えや、購買部も兼任している。

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