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公開:2022.09.23   更新:2024.09.03

【老後】シニア夫婦がおしゃれな平屋に住む際の間取り3選!意識したいポイントも解説

外観

老後を迎えるシニア夫婦にとって、年齢やライフスタイルの変化に応じた生活環境は大切なものです。
そのなかでも住宅は大きな要素を占めるもので、シニア夫婦に特におすすめしたいのが、平屋の家です。

この記事では、シニア夫婦に向いた平屋の間取りや、平屋に住むメリット・デメリットなどをまとめました。

シニア夫婦が平屋に住むとしたらどのような間取りがよいのか、平屋を建てる際に意識したいポイントも紹介しているので、家づくりの参考にしてみてください。

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シニア夫婦2人が実際に暮らしているおしゃれ平屋の間取り例

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ここでは、実際にシニア夫婦が2人で暮らしているおしゃれな平屋のお家を紹介します。
19.4帖のLDKは、勾配天井を取り入れることで、視覚的な広がりが生まれました。

薪ストーブを取り入れて快適さとデザイン性を両立させるのはもちろん、インテリアや内装とのバランスもバッチリです。

間取り図

水回りは寝室と行き来しやすい位置に設置され、年齢ならではの体力面の不安も解消されています。

ウッドデッキ

リビングの窓に面したウッドデッキは、アウトドアリビングとしても使える構造です。
風が吹き抜けるウッドデッキで、ゆったりと穏やかな時間を過ごせるでしょう。

 

シニア夫婦が平屋に住む際のおしゃれな間取り3選

平屋の間取りはバリエーションが豊富で、幅広い年齢層に合わせた間取りで建てられます。
もちろん、シニア夫婦のライフスタイルにぴったりの間取りも実現可能です。

ここでは、広さや生活動線など、快適な暮らしに欠かせない要素を取り入れた間取りを3つ紹介します。

  1. 30坪以上で広々空間がある3LDK
  2. コンパクトで生活しやすい2LDK
  3. 中庭と大きなリビングの3LDK

 

間取り①:30坪以上で広々空間がある3LDK

外観

シニア夫婦が平屋を建てる際の広さは、30坪を一つの目安にするとよいでしょう。
余裕のある広さは、ゆったりとした生活を実現できるだけでなく、趣味の部屋や収納スペースを確保しやすくなります。

30坪で平屋を建てる際は、3LDKの間取りを検討するとよいでしょう。
30坪あれば、3LDK以上の部屋数を確保することもできますが、居室だけではなく、日常的に使うリビングや主寝室を広く取り、ゆったりとした空間を実現させたほうが、車椅子を必要とする際などにも安心できます。

間取り図

こちらの間取りは、玄関付近にバスルームや洗面室・お手洗いをまとめました。
その先に8.5帖、6.0帖、7.0帖の洋室を配置しています。

廊下を挟んだ位置にあるLDKは20.0帖の広さがあり、余裕のあるキッチンとたっぷりの収納が特徴的です。

洋室はお子様やお孫さんが遊びにきたときや、来客時のゲストルームにも使えるため、無駄になることはないでしょう。

 

間取り②:コンパクトで生活しやすい2LDK

外観

生活動線をコンパクトにまとめ、生活しやすさをより重視するなら、2LDKの間取りがおすすめです。

間取り図

2LDKと聞くと少々手狭に感じるかもしれませんが、実際の間取りを見てみると、窮屈さは感じないのではないでしょうか。

7.5帖と4.5帖の洋室があれば、夫婦それぞれが個室として使うことも可能です。
収納はLDKと各洋室に設置されているので、収納用のインテリアを追加で配置する必要もありません。

バスルームや洗面室、お手洗いは一箇所にまとめられ、LDKや寝室からアクセスしやすい間取りになっています。
日々の生活を送るなかで、ストレスが少ない動線といえるでしょう。

 

間取り③:中庭と大きなリビングの3LDK

外観

平屋というとコンパクトなイメージを持ちがちですが、中庭を設置し、ハイセンスな住宅を作ることも可能です。
中庭を囲むようにコの字型やロの字型に間取りを構成すれば、外からは見えにくいプライベート空間ができあがります。

間取り図

中庭をコの字型に囲んだ3LDKの間取りなら、中庭と水回りを境に、プライベート空間と家族の空間を分けられます。
水回りがLDKと寝室のいずれからもアクセスしやすい間取りなので、生活動線もコンパクトです。

LDKはもちろん、主寝室も広々した空間を確保しており、ゆったりとした毎日を過ごせるでしょう。

平屋の間取りで失敗しないためのポイントは、以下の記事で詳しく解説しています。

【関連記事】平屋をおしゃれにするポイント5つ!失敗しない間取りや実例もご紹介

 

シニア夫婦に平屋がおすすめな理由

外観

シニア夫婦に平屋がおすすめな理由をまとめました。

  • ワンフロアで生活が完結する
  • 掃除やメンテナンスがしやすい
  • コンパクトな暮らしができる


年齢を重ねれば重ねるほど体力面の不安が大きくなり、階段の登り降りが大変になりがちです。
この点、平屋であればワンフロアで生活が完結し、2階部分を持て余すこともないでしょう。

介護を必要とするケースも想定されるため、バリアフリーな平屋の家のほうが安心して住み続けられるはずです。

また、ワンフロアで完結させることで、掃除の手間も省けます。
さらに、外壁や屋根の修理などにおいて足場を組む必要がなく、メンテナンスもしやすいです。

必要十分なサイズの平屋にすれば、生活動線を考え抜いたコンパクトな暮らしも実現できるでしょう。

 

シニア夫婦が平屋に住むメリット・デメリット

LDK

シニア夫婦が平屋に住む際、多くのメリットがある一方で、デメリットがあるのも事実です。
ここでは、平屋に住む際のメリットとデメリットを解説します。

両側面を理解したうえで、老後の家づくりの在り方について考えてみてください。

 

シニア夫婦が平屋に住むメリット

シニア夫婦が平屋に住むメリットをまとめました。

  • ワンフロアで生活を完結させられる
  • 2階との行き来がないため安全性が高い
  • バリアフリー設計にしやすい
  • メンテナンス費用を抑えやすい


シニア世代は、体力面や安全面に気を遣うことが増えます。
そのため、2階への行き来がなく、1階のみのワンフロアで日常生活を送れる平屋は、安心感が高まります。

また、室内に段差を作らないバリアフリー設計にしやすいのも、平屋の大きな特徴です。

さらに、平屋は2階建てと比較すると、メンテナンスをする部分が少なく済みます。
メンテナンスに必要な費用を抑えられるのは、年金収入のみの場合は特にメリットがあると感じられるでしょう。

 

シニア夫婦が平屋に住むデメリット

シニア夫婦が平屋に住むデメリットとして、以下が挙げられます。

  • 2階建てと比べて日当たりが悪くなるかもしれない
  • 外部から敷地内が見えやすいため防犯対策が必要
  • 地域によっては水害の心配がある


平屋の場合、周囲の建物の状況によっては、採光を確保しづらい場合があります。
そのため、平屋を建てる場合は、周りの建物の高さを確認するのはもちろん、太陽の軌道を踏まえた建物の配置や窓の設置箇所の検討が重要です。

ほかにも、防犯面での心配や水害の問題が考えられるため、地域に応じた対策を取り入れましょう。
工務店や設計士に相談し、有効な対策を提案してもらうのもおすすめです。

コンパクトな平屋のメリット・デメリットは、以下の記事で詳しく解説しています。

【関連記事】コンパクトな平屋のメリット・デメリット3選!おすすめな人と施工実例も解説

 

シニア夫婦が平屋を建てる際に意識したい3つのポイント

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シニア夫婦が平屋を建てるにあたって、以下の3点は特に意識するとよいでしょう。

  1. 車椅子の利用を想定する
  2. 各部屋の温度差を小さくする
  3. 生活動線をできる限り短くする

 

ポイント①:車椅子の利用を想定する

シニア夫婦が平屋を建てる際に最も意識しておきたいのが、車椅子の利用を想定することです。

先述したように、年齢を重ねるほど体力が落ちるのはやむを得ず、ふとした拍子に転んでケガをすることもあります。
病気にかかって車椅子生活を余儀なくされることもあるでしょう。

車椅子の利用を想定し、以下のような対策を施しておくと、長きにわたって安心して生活できるはずです。

  • トイレの横幅を広めに確保する
  • ふたの自動開閉や便座の自動洗浄機能がついたトイレを導入する
  • 駐車場の横幅を確保する
  • スロープのある玄関・エクステリアにする
  • 扉は引き戸にする
  • 電気のスイッチやコンセントの高さも車椅子に座った状態の使いやすさを意識する


上記のポイントを押さえておくと、車椅子生活になった際も住みやすい平屋になるでしょう。

 

ポイント②:各部屋の温度差を小さくする

平屋を建てる際に意識したいのが、各部屋の温度差をできる限り減らすことです。
特に、冬場の急な温度変化によって生じるヒートショックは、年齢に関係なく注意しなければなりません。

部屋の温度差を減らすために有効なのが、高気密・高断熱な家づくりをすること。
この点は、住宅の性能に強みがある工務店に依頼するのが最もおすすめです。

高気密・高断熱の住宅にすると、エアコンの効きもよくなり、光熱費の削減にもつながるでしょう。

高気密・高断熱な家づくりのポイントは、以下の記事で詳しく解説しています。

【関連記事】高気密高断熱な住宅を建てる際のポイントとは?メリット・デメリットも解説

 

ポイント③:生活動線をできる限り短くする

シニア夫婦が平屋を建てる際は、生活動線をコンパクトにすることも意識しましょう。

トイレ・洗面台・お風呂の水回りは、各所からアクセスしやすい場所に配置することで、年齢を重ねた際も安心できます。
ただし、寝室とトイレを隣り合わせにすると、トイレの音が気になる場合もあるため注意が必要です。

ほかにも、リビングと寝室を近づけ過ぎると、テレビの音が気になって眠れないケースも考えられます。

介護状態になった場合を想定して、寝室は日当たりのよい南側にあえて設置したり、玄関から近い場所にしたりするのもおすすめです。

 

東海3県で平屋を建てるならアサヒグローバルホーム

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シニア夫婦が平屋を建てる際は、体力面の不安や介護状態への備えなども意識することで、安心できる住まいを実現できます。
しかし、自分たちだけで納得できる家づくりをするのは簡単ではなく、「この設備も必要だった」などの後悔は避けたいものです。

このような家づくりに関する不安や疑問点は、工務店や設計士と相談しながら解消していくとよいでしょう。

アサヒグローバルホームでは、お客様のニーズや家づくりへの想いに耳を傾け、理想を形にするお手伝いをしています。
当社では多数の平屋の施工実績もあり、安心して過ごせる平屋の家づくりをしてきました。

緑と暮らす平屋」では、当社の平屋の家づくりへのこだわりを紹介しています。
施工事例も紹介しているので、気になる方はぜひご覧ください。

 

まとめ:シニア夫婦が平屋に住む際の間取りについて

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シニア夫婦が平屋に住むメリットとデメリットをおさらいしましょう。

メリット デメリット
  • ワンフロアで生活を完結させられる
  • 2階との行き来がないため安全性が高い
  • バリアフリー設計にしやすい
  • メンテナンス費用を抑えやすい
  • 2階建てと比べて日当たりが悪くなるかもしれない
  • 外部から敷地内が見えやすいため防犯対策が必要
  • 地域によっては水害の心配がある


シニア夫婦が平屋に住む際は、スペースにゆとりを持たせて、心からくつろげる空間づくりを優先させるのがおすすめです。
車椅子での利用を想定したり、各部屋の温度差をできる限り小さくしたりすることで、安心して暮らせる平屋を実現できるでしょう。

アサヒグローバルホームの平屋の家づくりに関しては、「緑と暮らす平屋」をご覧ください。

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この記事の監修

髙田 司

髙田 司

役職取締役設計部長

保有資格一級建築士、耐震診断士、福祉住環境コーディネーター2級

2003年 東海工業専門学校卒業
現場監督、営業、積算、設計などマルチな経歴を持つ。
現在は住宅設計部の部長として、組織づくりなどのマネジメント、クレーム管理、特殊案件の実施設計を担当。また商品開発の一環でモデルハウスの建て替えや、購買部も兼任している。

#平屋 #間取り