公開:2024.03.27 更新:2024.03.28
狭小住宅の住みよい暮らしを実現する間取りアイデア7選を実例つきで解説
土地代を抑えつつ、都心部でも立地のよいエリアに住みやすいことで人気が高まっている狭小住宅。
公共交通機関を幅広く利用できるエリアに居住できれば、車不要の生活を送れるため、駐車場代やガソリン代などの出費も抑えられます。
この記事では、狭小住宅の概要に加えて、メリット・デメリット、住みよい暮らしを実現する間取りアイデアを7つ紹介します。
狭小住宅における間取りの実例も解説していますので、狭小住宅を建てる際の参考にしてください。
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狭小住宅とは
一般的に、狭小住宅とは50平米以下(15坪程度)の敷地に建設される家を指します。都市部では地価が特に高騰しており、購入が困難な状況です。
しかし、通勤のしやすさや利便性の高さから、都市部に住宅を構えたいと考える人は多い傾向にあります。
このような悩みを解決する手段として、限られた建坪でマイホームを建築する狭小住宅が注目を集めているのです。
狭小住宅のメリット・デメリット
狭小住宅のメリット・デメリットを解説します。メリットとデメリットを考慮したうえで、狭小住宅を建てるかどうか判断しましょう。
狭小住宅のメリット
狭小住宅のメリットは、大きく以下の5つが挙げられます。
- 固定資産税を抑えられる
- 都心部の立地条件のよいエリアに住まいを持てる
- 都心部で立地がよければ、車を持たない暮らしを実現可能
- 生活動線がシンプル・コンパクトな家になる
- 掃除の手間が減る
狭小住宅は小さな敷地に家を建てるため、固定資産税を低く抑えられます。
特に、スキップフロアは天井の高さが1.4m以下、床面積が直下階の2分の1未満などの条件を満たせば床面積に含まれず、税負担をさらに減らすことも可能です。
また、車の代わりに都心の充実した交通網を利用することで、車代やガソリン代、駐車場代が不要になります。
生活空間がコンパクトにまとまるため、掃除も楽になるでしょう。
狭小住宅のデメリット
狭小住宅には固定資産税を抑えつつ、立地条件のよい都心部に住みやすいなどのメリットがありますが、以下5つのデメリットがあることも覚えておきましょう。
- 家族が増えた場合に手狭になる
- 建築費が割高になることもある
- 隣家とのプライバシー確保に工夫が必要
- 外壁のメンテナンスが大変な場合もある
- 住宅密集地の場合は採光や通風に配慮しなければならない
ほかにも、狭小住宅の場合は3階建てにするケースも多く、階段の登り降りがネックになることも。
開放感や採光を確保するために吹き抜けを設置することもありますが、冷暖房の効率が下がる場合もあるため、高気密・高断熱な家づくりが重要です。
狭小住宅でも住みよい暮らしを叶える間取りアイデア7選
狭小住宅でも住みやすい暮らしは実現できます。具体的には、以下7つのアイデアを採用するのがおすすめです。
- 空間は細かく仕切らない
- 水回りは一箇所にまとめる
- 廊下を極力なくす
- スキップフロアやロフトで縦の空間を活用する
- オープン階段で圧迫感を減らす
- 高窓や天窓で採光を確保する
- 吹き抜けや天井を高くして開放感を出す
アイデア①:空間は細かく仕切らない
狭い敷地で家を建てるときは広さを感じさせるために、部屋を細かく仕切らず、開放感を持たせる設計を採用しましょう。
壁を減らして大きな空間を作り、視線を遮らないようにすることで、圧迫感を減らし、ゆとりを感じられる住まいになります。
また、収納スペースを壁際にまとめて配置することで、生活空間を広く使える工夫を取り入れてもよいでしょう。
アイデア②:水回りは一箇所にまとめる
限られたスペースを有効活用するために、水回りの設備を1か所にまとめるのもおすすめです。
たとえば、洗面台の隣に洗濯機と乾燥機を設置すると、洗濯から乾燥、洗面を少ない敷地でスムーズに行えます。さらに、洗面室とキッチンを横並びにすることで、ながら作業もしやすくなるでしょう。
小さな工夫によって、限られたスペース内で複数の機能を持たせることが可能です。
アイデア③:廊下を極力なくす
狭小住宅の設計では床面積を無駄にしないためにも、廊下のような移動専用のスペースは極力減らしましょう。
廊下の壁に収納を設置したり、棚を置いて書斎として利用したりなど、空間を有効活用するなどの方法が考えられます。
廊下を極力なくすことで、LDKを広々とした空間にしやすくなるはずです。
アイデア④:スキップフロアやロフトで縦の空間を活用する
狭小住宅において、スキップフロアやロフトを取り入れる設計が人気を集めています。
スキップフロアは床面の一部に段差を設けて中間層を作り出す設計のことで、床面積をより有効活用できるのが特徴です。
たとえば、階段の踊り場を活用したものや、リビングの一部を少し下げた半地下式などがあります。
一方で、ロフトは天井を高くすることで部屋の一部を2つに分割してスペースを作るものです。
ロフトの場合は収納スペースとして機能するほか、洗濯物干しや書斎としても利用できるでしょう。
アイデア⑤:オープン階段で圧迫感を減らす
オープン階段では段と段をつなぐ蹴込み板がなく、狭小住宅の圧迫感を減らせるため、空間に開放感をもたらします。
採光や通風を高める効果も期待でき、都市部の住宅でも明るく風通しのよい住空間を実現できるでしょう。
また、構造的な特徴からインテリアのアクセントとしても機能し、空間の美観を高める効果も期待できます。
オープン階段については以下の記事で詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。
【関連記事】オープン階段でおしゃれな空間を演出!メリット・デメリットと間取り事例3つを紹介
アイデア⑥:高窓や天窓で採光を確保する
狭小住宅は周囲を建物に囲まれがちですが、高窓や天窓を設けることで自然光を取り込みやすくなるでしょう。
高い位置に設置された窓からの光は部屋の奥まで届きやすく、空間をより広く、明るく感じさせます。
吹き抜けを採用したいと考えているなら、天窓もあわせて設置するのがおすすめです。
天窓からの直射日光が住宅の奥まで届き、明るくあたたかい居住空間を実現できます。
アイデア⑦:吹き抜けや天井を高くして開放感を出す
吹き抜けや天井を高くすると、狭小住宅に開放感が生まれます。吹き抜けがあることで視界が縦方向に広がり、部屋がより広く感じられるでしょう。
また、狭小住宅は構造上、1階部分の採光や通風が課題となることがありますが、吹き抜けを設けることで問題解決につながります。
吹き抜けを取り入れたい人は以下の記事も参考にして、間取りのイメージを膨らませてみてください。
【関連記事】吹き抜けリビングでおしゃれな間取りを目指そう!メリット・デメリットや施工事例を解説
狭小住宅のおしゃれな間取り実例3選
狭小住宅のおしゃれな間取りの実例を3つ紹介します。
- シンプルさを追求した無駄のない家
- 高級感溢れるホテルライクな平屋のお家
- デザイン性に優れたガルバと無垢材の調和した家
実例①:シンプルさを追求した無駄のない家
「シンプルさを追求した無駄のない家」では、中庭が特徴です。
隣家が近い状況における採光やプライベートな空間の確保のため、壁で囲った中庭を採用しました。
中庭はリビングと直結しており、自宅にいながらカフェのような空間で、家族水入らずの時間を過ごせます。
キッチンとパントリーの間にメイクスペースを設けることで、家族の時間はもちろん、個人の時間も大切にできる設計に。
2階にはウォークインクロゼット付きの主寝室と子ども部屋があり、吹き抜けに面したホールは趣味を楽しめるDJブースとして活用しています。
実例②:高級感溢れるホテルライクな平屋のお家
「高級感溢れるホテルライクな平屋のお家」は、夫婦と愛犬のために設計されました。
キッチンと水回りは近接しており、洗面室からランドリールーム、浴室へと直線的な動線は家事を効率化させる工夫の1つです。
玄関ホールも最小限のスペースに留めつつ、写真の右奥には土間収納を設けてまとまったスペースも確保。
左手の扉からLDKにアクセスできる動線になっています。
実例③:デザイン性に優れたガルバと無垢材の調和した家
「デザイン性に優れたガルバと無垢材の調和した家」の1階は、廊下のない開放的なフロアが特徴です。
キッチンから階段や和室、洗面所など部屋全体を見渡せるため、子どもの様子を見守りながら料理できるのも1つのこだわりポイント。
2階に行くにはリビング階段を通る必要があり、家族間のコミュニケーションが自然に生まれるようになっています。
まとめ:狭小住宅の間取りを踏まえて理想の住まいを実現
狭小住宅は一般的に、50平米以下の敷地に建設される家を指します。
狭小住宅の間取りを考える際は、以下のポイントをじっくりと検討しましょう。
- 空間は細かく仕切らない
- 水回りは一箇所にまとめる
- 廊下を極力なくす
- スキップフロアやロフトで縦の空間を活用する
- オープン階段で圧迫感を減らす
- 高窓や天窓で採光を確保する
- 吹き抜けや天井を高くして開放感を出す
アサヒグローバルホームでは、理想の暮らしを実現するお手伝いをしています。狭小住宅の施工事例ページで具体的な施工例を紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
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