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公開:2023.10.31

スタディーコーナーは必要?メリットと注意点・おしゃれな間取り実例を解説

外観

家づくりを検討する際、お子さまがいる家庭で特に悩まれるのがスタディーコーナーです。

「スタディーコーナーはあったほうがいいの?」「実際に設置している家はどんな感じなのか見てみたい」と思う人も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、スタディーコーナーを採用するメリットをはじめ、注意点や実例を写真つきで詳しく解説しています。

スタディーコーナーの必要性を検討したい人や理想の家づくりを具体化させたい人は、ぜひ最後までご覧ください。

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スタディーコーナーとは

そもそもスタディーコーナーとは、勉強や仕事をするための机を設置したスペースのことをいいます。

スタディーコーナーには明確な定義があるわけではなく、一般的にはリビングダイニングに併設する形で設置することが多いです。

マルチな用途に使えるため、子どもが成長して使わなくなったとしても、水槽やお花を置くなどの装飾スペースとして活用できます。

在宅ワークが増えてきている昨今、スタディーコーナーはあると便利なスペースと言えるでしょう。

 

スタディーコーナーを採用する3つのメリット

スタディーコーナー

スタディーコーナーを採用するメリットは、主に以下の3つです。

  1. 家族間のコミュニケーションが取りやすい
  2. 学習以外にも仕事や趣味のスペースに使える
  3. スペースを使い分けられる

 

メリット①:家族間のコミュニケーションが取りやすい

スタディーコーナーを採用するメリットとして、家族間のコミュニケーションが取りやすい点が挙げられます。

たとえば、お子さまの勉強用で設置する場合、学習に対して以下のようなメリットがあります。

  • 適度な物音で集中力を上げる効果が生まれる
  • 低学年のお子さまは特に、親と一緒にいることに安心感を抱ける
  • 分からないことがあれば親にすぐ聞ける


人間は、無音の環境では逆に集中しにくいと言われています。そのため、適度な物音があったほうが、集中力は上がりやすいようです。

(※人によっては、無音環境のほうが集中できる場合もあります。)

そのため、リビング学習は家族の喋り声や物音などの生活音が耳に入り、勉強の効率がアップするとされています。

また、不安を感じながら勉強すると集中力低下の原因になります。小さなお子さまの場合は、親が近くにいるだけでも安心できるので、集中力アップの効果も期待できるのです。

さらに、いつでも聞ける環境も安心材料になるでしょう。

スタディーコーナーを採用することで、コミュニケーションの活性化につながるのです。

 

メリット②:学習以外にも仕事や趣味のスペースに使える

スタディーコーナーは学習以外にも、仕事や趣味のスペースにも使えます。

たとえば、以下のようなことをする際もスタディースペースが最適です。

  • 読書
  • PCスペース(仕事)
  • ミシン・アイロンがけなど家事のスペース
  • 飾り棚


将来子供が勉強で使わなくなっても、上記のように仕事や趣味のスペースとして楽しめるため、無駄になることはないでしょう。

 

メリット③:スペースを使い分けられる

リビング

スタディーコーナーを採用すると、スペースを明確に使い分けられるようになります。

スタディーコーナーがない状態でリビングまたはダイニングで学習をすると、テーブルに教科書とノートを広げなければいけません。

この場合、食事の時間になると、一度中断して片付けをする必要があります。集中力も途切れてしまい、食事後に再度学習に移るのも難しいでしょう。

しかし、スタディーコーナーがあることで、このような手間はなくなります。そして、すっきりと使い分けできるので、勉強や仕事も捗るでしょう。

 

スタディーコーナーを採用する際の注意点

スタディーコーナーを採用する際の注意点は、以下の3つです。

  1. リビング・居室スペースが狭くなることも
  2. 勉強する習慣がつくとは限らない
  3. 設置箇所によっては集中しづらい

 

注意点①:リビング・居室スペースが狭くなることも

スタディーコーナーを採用する際に気をつけたいのが、リビング・居室スペースが狭くなることもある点です。

ダイニングやリビングの壁際やリビング内階段の下など、造作として追加するため、場合によっては窮屈に感じることもあります。

また、使用する際は椅子に座るため、椅子の存在感次第ではさらに圧迫感が出てしまうことも。

居室スペースに圧迫感を与えないために、キッチンの横など人目につきづらい位置に設置することをおすすめします。

【関連記事】30坪で家事動線の良い間取り4選を紹介!おすすめ家事動線6選も解説

 

注意点②:勉強する習慣がつくとは限らない

スタディーコーナーを採用したとしても、勉強する習慣がつくとは限らない点にも注意しましょう。

はじめはスタディーコーナーで勉強していたとしても、親の視線にプレッシャーを感じて使わなくなっていくことも珍しくありません。

静かな空間で集中したいというケースもあるため、お子さまの性格に合わせた適切な学習空間の確保が欠かせないのです。

 

注意点③:設置箇所によっては集中しづらい

スタディーコーナーを採用しても、設置箇所によっては集中しづらい可能性もあります。

慎重なプランニングが必要で、単に空いているスペースに埋めるというアプローチでは十分ではありません。

スタディーコーナーは、人の気配をある程度感じつつも、集中して勉強できるスペースである必要があります。

そのため、以下のような点に気をつけてプランニングするようにしましょう。

  • 人が背後から見守れるような場所に設置しない
  • テレビ・ゲームなどが正面に来るような場所に設置しない
  • ドア横など、人が頻繁に出入りする場所に設置しない


すべてクリアする必要はありませんが、上記3つが該当する場所には設置しないようにすることをおすすめします。

【関連記事】シンプルな家の間取り事例5選を紹介!メリットもあわせて解説

 

スタディーコーナーを採用した新築間取り実例3選

スタディーコーナーを採用した新築間取りの中で、おすすめを3つ紹介します。

  1. グレイッシュモダンなリビングに家族が集う家
  2. 北欧インテリアを楽しむ、ナチュラルカラーの優しいお家
  3. 狭小地を活かしたブルックリンスタイルの家

 

実例①:グレイッシュモダンなリビングに家族が集う家

階段下、スタディールーム>>このお家の全ての写真を見る


「グレイッシュモダンなリビングに家族が集う家」のポイントは以下の2つです。

  1. 抜け感が出るようにオープン階段を採用
  2. デットスペースになりやすい階段下にスタディーコーナーを設置


家族とのコミュニケーションを大切にするため、リビングに階段を設置して、顔を合わせる回数を増やせるようにしました。

そのオープン階段の下にスタディーコーナーを設置し、秘密基地のようなスペースを実現。お子さまもちょっと奥まったこの空間がお気に入りのようです。

キッチン

キッチンで作業しながら遠目で見守れるのはもちろん、キッチン奥に洗面脱衣所を設けて、家事ラクな動線も確保しています。

 

実例②:北欧インテリアを楽しむ、ナチュラルカラーの優しいお家

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「北欧インテリアを楽しむ、ナチュラルカラーの優しいお家」のポイントは以下の2つです。

  1. ナチュラルな色味で統一した温かみのある内観
  2. 敢えて幅広にしてマルチに使えるスタディーコーナーの設置


こちらの家のコンセプトである「北欧インテリア」や「ナチュラルカラー」のキーワード通り、フローリングやキッチンの壁紙、デザイン性の高い照明などで心安らぐ空間を演出しています。

リビング

ダイニング横の壁際に設置したスタディーコーナーは、椅子を設置して勉強や仕事ができるスペースにしたり、北欧インテリアなどの装飾を楽しんだりすることも可能です。

横幅を広めに確保したことで、複数で同時に使用してもスペースに余裕があり、お子さまが勉強する隣で読書や仕事をすることもできるでしょう。

 

実例③:狭小地を活かしたブルックリンスタイルの家

リビング>>このお家の全ての写真を見る


「狭小地を活かしたブルックリンスタイルの家」のポイントは以下の2つです。

  1. 明るく開放的な住まいにするため、リビングを2階に設置
  2. スタディーコーナーに窓を設置して気分転換


こちらの家はリビングを2階にすることで、明るく開放感のある、日当たりも良好な住まいを実現しました。

スタディーコーナー

スタディーコーナーには目線の高さの窓を設置し、勉強や仕事などの集中力が切れたり行き詰まったりしても、景色を眺めて気分転換できるように工夫されています。

勉強だけでなく、趣味や家事をするためのスペースとして使えるよう、横幅と奥行きをしっかり確保しているのも特徴的です。

 

まとめ:スタディーコーナーを設置して理想の住まいを実現!

リビング

スタディーコーナーとは、勉強や仕事ができる机を設置したスペースのことです。

勉強や仕事だけではなく、趣味や装飾のスペースにもなるので、将来子どもが使わなくなったとしてもさまざまな用途で使用できます。

スタディーコーナーを設置するときは、リビングや居室スペースが狭くならないよう、設置場所は慎重に検討しましょう。

当社では、本記事で紹介した以外にも、スタディーコーナーを採用した施工事例が豊富にあります。

もっと詳しく知りたい方は、施工事例ページからご確認ください。

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アサヒグローバルホームではスタディーコーナーを採用したおしゃれな家づくりのお手伝いをしています。


スタディーコーナーを採用するメリットは以下の3つでした。

メリット①:家族間のコミュニケーションが取りやすい
メリット②:学習以外にも仕事や趣味のスペースに使える
メリット③:スペースを使い分けられる

実際に施工されたスタディーコーナーのある家を見たい方は、「詳しくはこちら」をご覧ください。

詳しくはこちら

この記事の監修

髙田 司

髙田 司

役職取締役設計部長

保有資格一級建築士、耐震診断士、福祉住環境コーディネーター2級

2003年 東海工業専門学校卒業
現場監督、営業、積算、設計などマルチな経歴を持つ。
現在は住宅設計部の部長として、組織づくりなどのマネジメント、クレーム管理、特殊案件の実施設計を担当。また商品開発の一環でモデルハウスの建て替えや、購買部も兼任している。

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