公開:2022.03.22 更新:2023.09.22
子育てしやすい家とは?ママさん達のお悩みを解決する間取りをご紹介
家事をこなしながら子育てするのは大変なこと。
そのため、子どもとの過ごしやすさを意識したお家に住みたいと思うのは当たり前のことです。
しかし、育児のしやすい住まいづくりでは、具体的にどのようなポイントに気を付ければ良いのか分からない方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、子育てしやすい間取りや家づくりのポイントをご紹介します。子育てしやすい快適な家づくりをしたい方必見です。
目次
子育てママさん達に共通する悩みとは
子育てママさん達の共通の悩みを6つご紹介します。
ママさん達の悩み①:子どもを見ながらの家事
1つ目は、常に子どもを見ながら家事をしなければならないことです。
育児と同時進行で料理や洗濯などの家事をこなす必要がありますが、子どもから目が離せないため家事が進みません。
特に、料理をする際にキッチンから子どもの様子が見えず、子どもの安全確保に困っている方は多いです。
ママさん達の悩み②:部屋の片付け
2つ目は、部屋が片付けられないことです。
小さい子どもがいると、常に部屋が散らかっているというご家庭も少なくありません。特に、収納スペースが不足していると子どものおもちゃや荷物が丸見えでゴチャゴチャした印象のお部屋になってしまいます。
部屋が散らかっていると心に余裕がなくなり、ストレスにもなります。
ママさん達の悩み③:生活動線
3つ目は、生活動線が悪く、家事がしにくいことです。
生活動線をうまく配置できていないと、例えば、お子さまがご飯をこぼした服を洗面所まで持っていく際、動線を汚してしまうという二次災害が発生します。
また、お風呂場やキッチン、洗濯機置き場などの水回りが近接していないと、行ったり来たりする回数が増え家事をこなすスピードが遅くなるという問題があります。
ママさん達の悩み④:玄関スペースの片付け
4つ目は、玄関スペースが片付かないことです。
玄関スペースを小さくしたり収納スペースを設けなかったりしたことで悩んでいる方は多いです。玄関には意外と多くの物を置きますし、子どもと一緒に出入りするので、玄関スペースが小さすぎると足りないと感じることがあるでしょう。
ママさん達の悩み⑤:子どもにあわせた住まいの形
5つ目は、子どもの成長にあわせて住まいの形を変えなければならないことです。
子どもが小さいうちは家族全員がリビングで過ごせば良いですが、子どもの成長に伴って個室が必要です。
子どもが大きくなってから部屋数が足りないことに気づき、悩んでいる方はたくさんいます。また、住まいの形を変えるためにはお金や労力、時間が必要なので、ストレスになりやすいのです。
ママさん達の悩み⑥:老後にあわせた住まいの形
6つ目は、夫婦の老後にあわせて住まいの形を変えなければならないことです。
子どもの成長にあわせた部屋づくりをすると同時に、夫婦の老後に備えた部屋づくりもする必要があります。
例えば、子どもの趣味部屋が欲しいからといって、3階建ての家を建ててしまうと、老後の階段の上り下りが大変です。
また、キッチンやお風呂場などの生活スペースが2階にある場合も、行ったり来たりする回数が増えることになるでしょう。
子育てしやすい家にするためのポイント
先ほど述べた、子育ての悩みを解決するための家づくりのポイントを6つご紹介します。ぜひ参考にしてください。
ポイント①:家事動線を考慮する
1つ目のポイントは、家事動線を考慮することです。
例えば、リビングからキッチンなどの水回りの設備に繋がっていると、子どもの世話と同時に料理がしやすくなります。
キッチンで料理をしながら、リビングの子どもの様子がしっかり見えるのが理想的ですね。
また、キッチン、洗濯機置き場、お風呂場などが近接していると同時並行で家事をしやすいです。
迅速に家事をこなすためにも、家事スペースは近い場所に設置しましょう。
ポイント②:片づけやすい場所に収納を確保する
2つ目のポイントは、片付けやすい場所に収納を確保することです。
収納スペースは、片付けがしやすい場所に多く設置するのをおすすめします。
例えば、リビングで子どもが遊ぶことが多い場合、リビングに多くの収納を設置するべきです。
また、子ども部屋におもちゃが多いなら、子ども部屋に収納スペースを作りましょう。子どもと多く過ごす場所に収納を作ることがポイントです。
また、高所にばかり収納スペースを作ってしまうと、子ども自身で片付けができないので要注意。
小さな子どもでも手が届く範囲に収納スペースを設置してください。
また、収納スペースが足りずに物が散らかってしまうご家庭も多いので、家づくりの際には、どこに何をどのくらい収納するのか計画を立てておくと良いでしょう。
ポイント③:玄関を広く設ける
3つ目のポイントは、玄関を広めにすることです。
なぜなら、赤ちゃんがいる家庭の場合、ベビーカーの設置場所を玄関に設ける必要があるためです。玄関が狭いとベビーカーが入らない上、靴を置くスペースも確保できません。
また、両手に荷物と赤ちゃんを抱えて帰宅した際も、玄関スペースが広い方が過ごしやすいでしょう。
その他にも三輪車や傘など、玄関に置く物は意外と多いので、広めの玄関スペースの確保をおすすめします。
レジャー好きの方であれば、レジャーシートやキャンプグッズなどの置き場所も確保できるようにしましょう。
また、たくさんの靴が玄関に置いてあると散らかった印象を受けるため、シューズボックスなどを設けて収納できるようにしましょう。
お客様を招くときのためにも、家の顔にふさわしい玄関スペースを作ってくださいね。
ポイント④:部屋数を確保する
4つ目のポイントは、必要な部屋数を確保することです。
現在必要な部屋数はもちろん、将来的に必要な部屋数も考慮しましょう。
例えば、子どもが小さいうちは家族全員がリビングで過ごせば良いですが、子どもが成長すると、個室を作る必要がありますよね。
また、小さいうちはリビング横に、大きくなったら落ち着いて過ごせるように少し離れた場所に子ども部屋を設置するなど工夫すると良いでしょう。
ただ、部屋数が多すぎても将来子どもが独立した際に余ってしまうので、よく考えて必要なだけの部屋数を確保してください。
ポイント⑤:1階だけでも生活できる間取りにする
5つ目のポイントは、1階だけで生活できるような住まいづくりをすることです。
なぜなら、2階に水回りやキッチンなどのスペースを設けてしまうと、高齢者・小さい子どもの上り下りが大変だからです。
楽に済ませられるように、キッチンやお風呂場などの家事スペースは1階に設置しましょう。
また、2階は子ども部屋や夫婦の寝室にすると良いでしょう。
子どもの独立後、子ども部屋は倉庫や客間、趣味のための部屋として活用できます。
ポイント⑥:バリアフリー化する
6つ目のポイントは、バリアフリーを意識した住まいづくりをすることです。
段差を少なくしたり廊下を広くしたりするバリアフリーを取り入れることで、育児がしやすい家づくりができます。
また、お風呂・トイレを広めにすれば、子どもの世話がしやすいでしょう。
さらに、老後のことを考えてもバリアフリーが理想的です。
廊下に手すりを付けたり、階段を低めにしたりして、年齢を重ねた後のことも考えて家づくりができると良いですね。
まとめ
今回は、子育てしやすい家の間取りや家づくりのポイントについてご紹介しました。
部屋が片付けられないことや、子どもの成長にあわせて住まいの形を変えなければいけないことに悩んでいる方が多いです。
また、子育てしやすい住まいを作るために、家事動線を考慮する、玄関を広く設ける、子どもの成長を考慮した部屋数を確保するなどのポイントを意識してみてください。
今回ご紹介したことを参考に、子育てしやすく快適に過ごせる住まいづくりを実践していただければ幸いです。