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公開:2022.09.22   更新:2023.05.19

平屋をおしゃれにするポイント5つ!失敗しない間取りや実例もご紹介

ワンフロアで暮らせる平屋は、最近注目を集めている住宅です。古くからある形式ですが、現代のセンスや価値観に合わせてブラッシュアップされた外観や内装、間取りがとくに人気を呼んでいます。

新築住宅を建てるならおしゃれにしたいと願うのは、きっと多くの人に共通する気持ちですよね。もちろん平屋でも同様でしょう。

本記事では、平屋をおしゃれにする5つのポイントや、間取り・実例を詳しくご紹介します。

 

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平屋をおしゃれにするポイント5つ

平屋をおしゃれにするためには、5つのポイントをおさえた設計がおすすめです。おしゃれかつ、住みよい平屋になるよう、ぜひチェックしてくださいね。

 

ポイント①:間取り

自宅は家族が長い時間を過ごします。住みやすい環境にうってつけの、平屋ならではのワンフロアの特徴を活かし、広さや高さを確保した間取りを目指しましょう。

開放的な雰囲気になれば家族が集まりやすく、心地良い空間ができあがります。

【関連記事】間取り図の見方は難しくない!ポイント5選と言葉・記号を徹底解説

 

ポイント②:外観

外観は家全体の印象を左右する重要なポイントです。壁の素材、アプローチのテイストなど、好みやセンスを反映させられる場所がたくさんあります。

すでに理想の家の姿が思い描けているのなら、まずはその要素を設計士に相談してみましょう。和風が希望なら木製の格子、モダンを希望ならガルバなど、さまざまな希望を反映した設計が提案されるでしょう。

 

ポイント③:内装

毎日の生活を心地良く過ごしたいのなら、内装にもこだわりたいもの。平屋の間取りを活かした好みの内装に仕上げましょう。柱や梁の見せ方にこだわると、落ち着いた印象に仕上がります。古風な雰囲気でありながらモダンテイストを取り入れられる方法です。

間取りを考えるときは窓の位置に注目するのも大切です。天井付近に小さな窓を設置してみると、内装に思わぬハイセンスさとおしゃれ感がプラスされますよ。観葉植物やこだわりの家具を置くのもおすすめです。

【関連記事】新築の内装の決め方を8ステップで徹底解説!実例やよくある失敗も紹介

 

ポイント④:屋根

屋根も平屋をおしゃれにするには外せないポイントです。片流れの屋根でスタイリッシュさを演出したり、あえて平行にしてモダンな雰囲気を醸し出すのも素敵ですね。

ほかにも、屋根はバリエーション豊富なスタイルが楽しめます。サンプルや施工例を参考に、「これだ!」という屋根をセレクトしましょう。

 

ポイント⑤:中庭

中庭には好みやライフスタイル、家族の利便性を思う存分反映させられます。例えばお子さんがのびのびと遊べるプレイスペースなどが、ご家庭の方針でフレキシブルにデザインできます。

また、使用する素材は中庭の印象を大きく左右するでしょう。芝生でやわらかなテイストにするもよし、コンクリートでモダンなスタイルを生み出すもよし、ほかにも幅広い選択肢があります。

【関連記事】中庭のある二階建ての家の間取りやメリット・デメリットをご紹介

 

平屋のメリット・デメリット

平屋は2階建てにはないメリットがあります。いっぽうで、平屋ならではのデメリットがあることも確かです。平屋を選択する際にはメリット・デメリットを把握した上で考えましょう。

 

メリット

平屋のメリットは多々ありますが、なかでも以下の要素にメリットを感じるという声が多いようです。

  • スムーズでコンパクトな生活動線を確保しやすい
  • 家族間のコミュニケーションを密にできる
  • メンテナンス費用を抑えやすい

生活動線や家族間のコミュニケーションは、ワンフロアで生活できる平屋ならではのメリットですね。平屋の場合は足場を組む範囲が狭く、メンテナンス費用が抑えやすいのも嬉しいポイントです。

 

デメリット

いっぽう、デメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。

  • 坪単価が比較的高価格になりやすい
  • 空間を広く確保したい場合、広い敷地が必要になる
  • 防犯やプライバシーに配慮が必要

いずれも平屋と切り離すのは難しい問題です。平屋を建てるときにはこのような点に注意が必要だと覚えておきましょう。

 

おしゃれな平屋にする際に起こる4つの失敗

家を建てる際には絶対に失敗したくないものです。もちろん平屋も例外ではありません。おしゃれな平屋にする際、失敗しがちな4つのポイントについて注意しておきましょう。

 

失敗①:プライバシーの確保

平屋は生活空間がすべて1階にあるため、外部から見られやすい傾向にあります。道路からの距離が不十分だったり、庭に目隠しがない場合はプライバシーの確保に大きな問題が生じる可能性があります。

 

失敗②:周囲の建物の高さ

周囲に高い建物が多いと日光が遮られ、薄暗い空間になってしまいます。立地をはじめとした周辺環境のチェックが重要です。

 

失敗③:防犯対策

平屋は不審者が侵入しやすく、また逃げやすいと言われています。窓を開けっぱなしにしないように気を付けたり、庭や塀に目隠しをするなどの対策が必要です。

 

失敗④:風通し

周辺環境によっては風の通りが悪くなり、空気の循環がうまくいかないと感じることも。窓の向きや周囲の建物との位置関係をよく考えましょう。

 

おしゃれな平屋の実例2選

ここからは、おしゃれな平屋の実例をご紹介します。今まで持っていた平屋のイメージが覆されるかもしれない、ハイセンスな平屋ばかりです。

 

実例①:ガレージ・屋根裏付きのモダンな平屋


敷地面積70.34坪、延床面積28.06坪に建てられた、立派なインナーガレージのある平屋です。家の中へ直接入れるインナーガレージは2台の車が悠々と停められる広さがあります。

モダンで美しいたたずまいの外観は、一見すると2階建のようにも見えますが、れっきとした平屋です。

2階部分に見えるのは、なんと屋根裏部屋。まるで秘密基地のような雰囲気です。通りすがる人が思わず何度も見てしまうような、ハイセンスでおしゃれな平屋ですね。

参照:ミニマルに暮らす平屋のガレージハウス

 

実例②:夫婦二人暮らしに丁度いい平屋

敷地面積67.16坪の土地に建てられたこの平屋は、ご夫婦のセカンドライフにちょうどよくシンプルで機能的。コンパクトな作りになっています。

南欧風の外観はあたたかみがあり、薪ストーブの煙突もハイセンス。LDKと寝室から出入りできるウッドデッキにはまるで外国映画の一場面を切り取ったようなおしゃれ感が醸し出されています。

あふれる陽光や自然の香り、通り抜ける風がライフスタイルを彩ってくれるでしょう。

参照:夫婦のセカンドライフを愉しむコンパクトな平屋

 

まとめ

ワンフロアで完結する平屋にはデザインに幅がないと考えがちかもしれません。しかし、実際にはバリエーション豊富な間取りをセレクトできます。

平屋ならではのメリットやデメリットがあり、対策するべき部分があることも確かですが、理想の家を建てることは充分に可能です。おしゃれな平屋を建てたいと考えているのなら、ぜひ前向きに検討してみてはいかがでしょうか。

施工事例から、理想に近いおしゃれな平屋を探してみてください


平屋をおしゃれにするポイント5つ

①:間取り
②:外観
③:内装
④:屋根
⑤:中庭

 

平屋のメリット・デメリットなどを

把握した上で探してみてください。

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この記事の監修

髙田 司

髙田 司

役職取締役設計部長

保有資格一級建築士、耐震診断士、福祉住環境コーディネーター2級

2003年 東海工業専門学校卒業
現場監督、営業、積算、設計などマルチな経歴を持つ。
現在は住宅設計部の部長として、組織づくりなどのマネジメント、クレーム管理、特殊案件の実施設計を担当。また商品開発の一環でモデルハウスの建て替えや、購買部も兼任している。

#平屋 #間取り #先輩たちの声