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公開:2024.11.21

ブルックリンスタイルの作り方!特徴や施工例・インダストリアルとの違いも

LDK

住宅のテイストやインテリアを検討して、「ブルックリンスタイルの作り方を知りたい」と考える方も多いでしょう。

ヴィンテージ感がありながらも、スタイリッシュにまとめられる「ブルックリンスタイル」は、現在幅広い世代から人気を集めています。
しかし、ブルックリンスタイルの特徴を押さえずにインテリアや配色を決めると、統一感のない空間になる可能性もあるので、注意が必要です。

そこでこの記事では、ブルックリンスタイルの特徴やインテリア選びのコツを解説します。
ブルックリンスタイルの実現に必要なものも紹介するので、家づくりの参考にしてください。

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ブルックリンスタイルとは

ダイニングキッチン

ブルックリンスタイルとは、アメリカ・ニューヨーク州にあるブルックリンが発祥のスタイルを指します。
具体的には、インダストリアル(工業的)で無骨な雰囲気に、ヴィンテージ感のある素材やインテリアを加えるスタイルです。

かつて工業地区だったブルックリンに、若者やアーティストが1990年代に移り住み、倉庫・工場・古いアパートをリノベーションするなかで、ブルックリンスタイルが生まれました。
2000年代にクリエイティブでおしゃれなブルックリンが注目を集め、日本でもブルックリンスタイルが定着しています。

アメリカンスタイルが気になる方は、以下の記事を参考にしてください。

【関連記事】アメリカンスタイルとは?部屋の特徴や家の事例を紹介!

 

インダストリアルスタイルとの違い

インダストリアルスタイルとは、工場・倉庫を思わせる無機質な素材やインテリアを多く取り入れるスタイルのことです。

インダストリアルスタイルとブルックリンスタイルは系統的に近いですが、インダストリアルスタイルのほうが無機質な印象が強く、モダンでクールなイメージです。
また、インダストリアルスタイルはモノトーンでまとめる傾向にありますが、ブルックリンスタイルはレンガなどブラウンを取り入れるため、配色にも違いがあります。

インダストリアルな家についてもっと知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

【関連記事】インダストリアルな家を建てるには?特徴とポイント・3つの施工実例を解説

 

ブルックリンスタイルの家の特徴

LDK

ブルックリンスタイルの家の特徴は、以下の3つです。

  1. ダークカラーの面積割合が多い
  2. 内装にタイルを使用
  3. 無機質で無骨ながら抜け感がある


特徴を押さえておけば、スムーズに家づくりを進められるでしょう。

 

特徴①:ダークカラーの面積割合が多い

ブルックリンスタイルのモチーフとなる工場や倉庫の雰囲気を出すには、ダークカラーの面積割合を多くする必要があります。
ブルックリンスタイルにおすすめなダークカラーは、以下の通りです。

  • ブラック
  • ブラウン
  • グレー
  • スモーキーカラー


上記のような落ち着きのある色を取り入れることで、クールな印象に仕上げられます。

また、統一感のあるブルックリンテイストの内装を目指すためには、以下のカラーコーディネートの黄金比を意識することも大切です。

  • ベースカラー(基調色):70%
  • アソートカラー(配合色):25%
  • アクセントカラー(強調色):5%


色の選定に迷ったら、工務店に相談してアドバイスをもらいましょう。

 

特徴②:内装にタイルを使用

ブルックリンの倉庫や古いアパートには、レンガが多く使用されており、ブルックリンスタイルの内装にレンガは欠かせない要素です。
なお、本物のレンガを使用すると費用が高くなるため、レンガ風タイルや、レンガがプリントされたクロスを利用する傾向にあります。

レンガ・タイルのほかには、コンクリート打ちっぱなしの壁や天井を取り入れるのもおすすめです。

色にむらのあるレンガ・タイル・コンクリートを採用すると、ヴィンテージ感が強くなります。

 

特徴③:無機質で無骨ながら抜け感がある

ブルックリンスタイルは、無機質で無骨ながら抜け感があるのも特徴的。
観葉植物や温かみのある電球色の照明を使うなどして、空間に軽さ・抜け感を出しましょう。

また、ブルックリンはアーティストが多く集うエリアであり、アートや写真を飾ることでブルックリンスタイルに近づけられます。
ただし、観葉植物やアートなどを飾りすぎると、ごちゃついた空間になるので、厳選したアイテムを置きましょう。

 

ブルックリンスタイルの実現に必要なもの

LDK

ブルックリンスタイルの実現に必要なものは、以下の通りです。

  • ダークカラーを中心とした床・天井・壁
  • レンガ・タイル・コンクリート
  • 開放感を感じられる広さ
  • ヴィンテージ調のフローリング
  • インダストリアルなインテリア
  • むき出しの配管・配線
  • 観葉植物・アート


ブルックリンスタイルは、もともと
工場や倉庫など、広いスペースをリノベーションして生まれたスタイルであり、実現するには開放感のある空間が必要になります。
空間に吹き抜けを設けたり、天井を高くしたりして、開放感を演出できるように工夫しましょう。

また、ブルックリンスタイルでは、観葉植物としてユッカ・エバーフレッシュ・モンステラを取り入れる傾向にあります。

 

ブルックリンスタイルを実現するインテリア選びのコツ

リビング

ブルックリンスタイルを実現するインテリア選びのコツは、以下の3つです。

  1. スチール・アイアン素材を取り入れる
  2. アンティークな印象の家具を取り入れる
  3. 部屋全体の印象を和らげるものも取り入れる


それぞれについて解説します。

 

コツ①:スチール・アイアン素材を取り入れる

ブルックリンスタイルの無骨な雰囲気を出すためにも、スチール・アイアン素材を取り入れましょう。
スチール・アイアン素材は、例えば以下のような場所に取り入れるのがおすすめです。

  • 階段
  • 収納棚
  • 室内窓のサッシ
  • 手すり
  • イス・テーブルの足部分


スチール・アイアン素材は木材との相性がよく、木材と組み合わせることで温かみがありながらもスタイリッシュに仕上げられます。

また、ブラックのスチール・アイアン素材を利用すると、内装の配色にもよりますが、空間にメリハリが生まれておしゃれに演出することが可能です。

 

コツ②:アンティークな印象の家具を取り入れる

アンティークな印象の家具を取り入れると、ブルックリンスタイルに必要なヴィンテージ感が増します。
アンティークな印象の家具の例は、以下の通りです。

  • 古材風のテーブル・ローボード
  • レザーのソファー・ダイニングチェア
  • アルミやスチール製の照明
  • ヴィンテージ調のフローリング


本格的なアンティーク家具を入手したい場合には、お気に入りのアイテムを見つけるのに時間がかかるため、早めに探しておくとスムーズに家づくりを進められます。
デザイン性が高くても、使い勝手が悪い家具を購入すると生活しづらくなるので、機能性も重視して家具を選びましょう。

 

コツ③:部屋全体の印象を和らげるものも取り入れる

部屋全体の印象を和らげるものも取り入れると、居心地のよいブルックリンスタイルを目指せます。
柔らかい印象を与えるアイテムの例は、以下の通りです。

  • 観葉植物
  • フェイクグリーン
  • アートや写真
  • 温かみのある電球色の照明
  • ラグ


植物を育てるのが苦手な方は、観葉植物ではなく、フェイクグリーンを取り入れる方法もあります。
グリーンを飾る方法が気になる方は、以下の記事を参考にしてください。

【関連記事】【育てる楽しみ・眺める楽しみ】小さなグリーンの上手な飾り方

 

ブルックリンスタイルを取り入れた施工事例

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こちらの住宅はブルックリンスタイルを取り入れており、注目ポイントは以下の通りです。

  • 壁にレンガ風の輸入ブリックタイルを取り入れている
  • 観葉植物やアートを配置している


リビングの壁にレンガ風の輸入ブリックタイルを取り入れることで、
工場や倉庫を思わせる雰囲気にまとめています。
また、リビングを2階に設置しており、1日を通して日当たりを確保しやすいのもメリットです。

リビング

リビングには観葉植物やアートを配置しているので、スタイリッシュさのなかに温かさも感じられる雰囲気を実現しています。

家づくりで失敗しないためには、モデルハウスで実際に住宅を見学することも大切です。
アサヒグローバルホームのモデルハウスが気になる方は、展示場ページをご覧ください。

 

まとめ:ブルックリンスタイルで理想の家づくりを実現しよう

LDK

ブルックリンスタイルとは、アメリカのニューヨーク州にあるブルックリンで生まれたスタイルのことです。
スチール・アイアン素材やアンティークな印象の家具などを取り入れて、おしゃれなブルックリンスタイルを目指しましょう。

アサヒグローバルホームでは、ブルックリンスタイルをはじめとして、さまざまなテイストの住宅を手がけています。
当社の商品ラインナップを知りたい方は、ラインナップページをご覧ください。

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この記事の監修

髙田 司

髙田 司

役職取締役設計部長

保有資格一級建築士、耐震診断士、福祉住環境コーディネーター2級

2003年 東海工業専門学校卒業
現場監督、営業、積算、設計などマルチな経歴を持つ。
現在は住宅設計部の部長として、組織づくりなどのマネジメント、クレーム管理、特殊案件の実施設計を担当。また商品開発の一環でモデルハウスの建て替えや、購買部も兼任している。

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