公開:2025.02.11
介護しやすい平屋の間取りとは?ポイントと注意点を事例つきで解説
平屋はワンフロアで生活を完結させられるだけでなく、バリアフリーな住宅にできるため、将来の老後も安心して暮らせるのが大きな特徴です。
介護もしやすいイメージがある平屋の住まいですが、間取りを検討する際には、押さえておきたいポイントや注意点がいくつかあります。
この記事では、介護しやすい平屋の間取りを考えている方に向けて、具体的な間取り例や介護しやすい平屋の間取りにするポイントをまとめました。
介護を見据えた平屋の間取りにする際の注意点も紹介しています。
将来も安心して過ごせる平屋を建てたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

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目次
介護しやすい平屋の間取り例
ここでは、介護しやすい平屋の間取り例を2件紹介します。
- 夫婦のセカンドライフを愉しむコンパクトな平屋
- 犬と暮らす、高級感溢れるホテルライクな平屋
間取り例①:夫婦のセカンドライフを愉しむコンパクトな平屋
LDKは19.4帖の広さがあり、各部屋とつながる扉は引き戸を採用しています。
機能的かつシンプルな間取りを心がけ、リビングを中心に水回りと寝室を行き来しやすい動線にしました。
キッチンはオープンスタイルにして、家族の気配を感じやすいのはもちろん、料理の時間が楽しくなるように工夫しています。
こちらのお家では、LDKと寝室のいずれからも出入りできるウッドデッキを採用。
深い軒が日差しを遮ってくれるため、夏でも日光浴を楽しめます。
明るい日差しがたっぷりと降り注ぎ、開放感のある間取りになりました。
間取り例②:犬と暮らす、高級感溢れるホテルライクな平屋
こちらのお家では、リビングで過ごす時間を優先し、LDKは22.5帖にして広さを確保しました。
アイランドキッチンを採用して回遊性を高めると、車椅子で生活することになった際も安心です。
水回りとトイレ、パントリーは一直線に並べて家事動線を高めつつ、移動距離がコンパクトになるようにしました。
備え付けの収納をたっぷりと確保したため、部屋全体をすっきりとまとめられています。
動線上に家具やインテリアを置かないようにすることで、室内を移動する際もスムーズです。
将来を見据えた介護しやすい平屋の間取りにするポイント
介護しやすい間取りを実現する際は、以下5つのポイントを押さえましょう。
- 動線をコンパクトにまとめる
- 通路や廊下は広めにする
- 回遊性を高める
- 車椅子からの目線を取り入れる
- ドアは引き戸にする
ポイント①:動線をコンパクトにまとめる
介護のしやすさを考慮するなら、動線はできる限りコンパクトにまとめましょう。
自力で移動するのはもちろん、介助する際も、移動距離は短いほうが便利です。
- LDKと寝室
- 寝室とトイレ
- LDKと水回り
上記を中心に各部屋への動線を短くできると、介護のしやすい間取りになります。
ただし、寝室とトイレの距離を近づけると音が気になることも。
その際は、寝室とトイレの間に収納を設けて一定程度の距離を取ったり、防音壁を採用したりするのもおすすめです。
コンパクトな平屋に関しては、以下の記事でより詳しく解説しています。
【関連記事】コンパクトな平屋のメリット・デメリット3選!おすすめな人と施工事例も解説
ポイント②:通路や廊下は広めにする
車椅子で生活することを想定し、通路や廊下は広めにしておくことも大切です。
動線をコンパクトにまとめることに関連して、通路の距離をできる限り短くして、居室を広めに確保してもよいでしょう。
特に、玄関周りのスペースを広めにとっておくと、ベンチを設置して座れるようにできたり、車椅子のためのスロープを設置したりする際に役立ちます。
移動経路には十分なスペースを確保して、車椅子での生活や、介助が必要な際も動きやすい間取りを心がけましょう。
ポイント③:回遊性を高める
行き止まりのない回遊性の高い間取りは、介護のしやすさという観点でも役立ちます。
回遊性の高い間取りは、家事や育児、仕事で忙しい子育て世帯においても、ながら作業が可能になるため取り入れるケースが多いです。
この点、将来的に介護が必要になった際も、回遊性の高さは室内を行き来する際に重宝するでしょう。
できる限り扉は減らし、行き止まりの少ない動線設計を取り入れると、車椅子での生活もしやすくなります。
アイランドキッチンの導入も効果的なので、長期的な目線で間取りを考えるとよいでしょう。
ポイント④:車椅子からの目線を取り入れる
通路や廊下を広めに設計することに関連して、間取りに車椅子からの目線を取り入れてみてください。
車椅子で室内を移動する際、手の届く範囲は通常と異なるため、スイッチやコンセントの位置を配慮したほうがよいでしょう。
ほかにも、収納棚の高さや種類も工夫できます。
収納棚に関しては棚の位置を調節できる可動式が特におすすめで、足元を浮かせることで、車椅子でも利用しやすくなります。
通路を通りにくくしないためにも、まとまった収納スペースをあらかじめ用意しておき、追加で収納ボックスや収納棚を配置しなくて済むようにすることも大切です。
ポイント⑤:ドアは引き戸にする
車椅子からの目線を取り入れることに関連して、室内のドアは横にスライドして開閉する引き戸にしたほうが便利です。
床を凹凸のない完全なバリアフリーにするためにも、引き戸の上側だけにレールがついている「上吊り引き戸」を採用するのもおすすめです。
介護を見据えた平屋の間取りにする際の注意点
介護のしやすい平屋の間取りを検討するにあたって、以下の3点に注意する必要があります。
- 座れる場所や設計への配慮
- 玄関から寝室までの距離
- 駐車場の広さとアプローチ
注意点①:座れる場所や設計への配慮
年齢を重ねるほどに足腰が弱くなっていく場合が多いため、室内の各所に座れる工夫を取り入れるようにしましょう。
玄関や洗面脱衣室にベンチを設置したり、小上がりの畳コーナーを設けたりするなど、ふとした拍子に腰掛けられるスペースがあると安心です。
ほかにも、キッチンや洗面台をはじめとする住宅設備の足元にも注意が必要です。
車椅子での生活を想定し、各設備の足元を空洞にすることで、車椅子に座った状態でも使用しやすくなります。
注意点②:玄関から寝室までの距離
LDKと寝室やトイレまでの距離を優先するあまり、玄関から寝室までの距離が離れてしまうのは注意が必要です。
介護を想定した場合、外に出入りする際の煩わしさを軽減するためにも、玄関と寝室の距離はできる限り近づけたほうが便利です。
災害が発生した際も、寝室と玄関の距離が近いほどスムーズに避難できます。
注意点③:駐車場の広さとアプローチ
広義の間取りとしてエクステリアを検討する際、駐車場は通常よりも広めに確保しつつ、玄関までのアプローチにも配慮しましょう。
デイサービスの送迎も考慮して、自家用車が駐車できるだけでなく、車椅子の乗り降りを含めたスペースを確保しておいたほうが便利です。
一般的に、自動車の駐車スペースは2.3mほどの横幅があれば問題ありませんが、車椅子の乗り降りを考慮すると、幅3.5m程度確保しておくと安心できます。
駐車場の広さに関連して、駐車場から玄関までのアプローチもゆるやかな斜面でつなげておくと、車椅子での移動も楽になるでしょう。
以下の記事では、平屋の価格相場について詳しく解説しているので、あわせて参考にしてみてください。
【関連記事】平屋で30坪の間取りの実例を4つ紹介 | 金額相場はどれぐらい?
東海三県で平屋を建てるならアサヒグローバルホーム
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まとめ:介護しやすい平屋の間取りについて
介護しやすい平屋の間取りを実現するためのポイントをおさらいしましょう。
- 動線をコンパクトにまとめる
- 通路や廊下は広めにする
- 回遊性を高める
- 車椅子からの目線を取り入れる
- ドアは引き戸にする
介護状態になると車椅子での生活も想定されるため、外出のしやすさや帰宅時のスムーズさを含めて、さまざまな視点で家づくりを進める必要があります。
本記事の内容を踏まえて、介護しやすい平屋の間取りを具体的にイメージしてみましょう。
アサヒグローバルホームでは、これまで多数の平屋の家づくりをしてきました。
当社で建築できる平屋の特徴は、「緑とくらす平屋」ページで詳しく紹介しています。
施工事例も多数掲載しているので、気になる方はぜひご確認ください。
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